KISSの故エース・フレーリー、死因が明らかに
KISSの共同創設者であり、名高いギタリストであるエース・フレーリーが10月に74歳で突然この世を去ってから数週間が経ったが、新たに入手された検視報告書によりその死因が明らかになった。
TMZや米ピープルなどが報じたところによると、米ニュージャージー州モリス郡検視局が現地時間2025年11月10日に確認した文書では、フレーリーは転倒により頭部に鈍的外傷を負い、それが死因になったとされている。死因の分類は事故死とされた。米ビルボードは現在、同郡に追加の情報を求めている。
今回の検視内容は、10月16日の訃報報道時に伝えられていた“自宅で転倒した”という情報と一致するものだった。またTMZは、フレーリーがその数週間前にも転倒しており、その際の脳出血により生命維持治療を受けていたと伝えている。
訃報を発表した際、家族は、「私たちは、深い悲しみと喪失感に打ちひしがれています。最期の瞬間、彼がこの世を去る際に、愛情と思いやりにあふれた穏やかな言葉や思い、祈りで包んで見送ることができたのは幸いでした。彼の最高の思い出や笑顔を大切にし、彼が他者に与えてきた強さと優しさを称えたいと思います」とコメントしていた。
“スペースマン”として知られるフレーリーは、KISSに欠かせない存在だった。1973年にピーター・クリス、ポール・スタンレー、ジーン・シモンズとともにバンドを結成し、1977年の『ラヴ・ガン』や『アライヴ II』といった米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”のTOP10入り作品を発表した後、1982年に脱退した。その後1996年の大規模な再結成ツアーで復帰し、2002年まで在籍。2014年にはKISSとして【ロックの殿堂】入りを果たした。
2024年にフレーリーは米ビルボードのインタビューで、オリジナル・メンバーでの再集結の可能性について、まだ望みはあると語っていた。「今、現役で活動しているのは俺だけだよ、KISSは“引退した”ってことになってるからね。でもそんなことになるなんて信じてはいない」と彼は話していた。
フレーリーの遺族には、娘のモニークと妻のジネット・トレロトラがいる。
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