教会をそのままパンケーキ屋にした店「パンケーキマナー」に行ってみた / なんと24時間営業
オーストラリアのブリスベンには、観光客に人気のパンケーキ屋があります。それは「パンケーキマナー / The Pancake Manor」(18 Charlotte St, Brisbane City QLD)。ここ、どうして人気なのかというと、1907年に教会として建てられた建物をそのままパンケーキ屋として使用しているからです。
パンケーキマナーはブリスベンの代表的なパンケーキ屋
歴史を調べてみると、この教会は聖ルカ教会として1904年に建てられたとのこと。一時的に大聖堂として使われたこともあるそうです。そんな歴史ある教会がパンケーキ屋になったのは1979年のこと。それ以来、パンケーキマナーはブリスベンの代表的なパンケーキ屋として愛されているようです。
鉄道のローマストリート駅から徒歩圏内
パンケーキマナーの店舗は、ブリスベンの中心部にあります。鉄道のローマストリート駅からも徒歩圏内です。近くにはスターバックスコーヒーやハングリージャックス(バーガーキング)、マクドナルドなどもあり、印象としては、日本でいうところの銀座、上野、横浜のような場所といえます。
レンガ造りの外壁に貫禄があります
お店に行ってみると、確かに、レンガ造りの外壁に貫禄があります。まったく教会に詳しくない筆者ですが、教会だったと言われれば、確かに教会だったのだろうなと、そう感じます。けっこう、入る前から、ワクワクする。神父やシスターのようなスタッフが焼いたり、接客してくれるのだろうか。
1400~1500年代の鎧のレプリカ?
店内に入ると、出迎えてくれたのは鎧を着用した騎士。キングスナイト? 十字軍? 特に歴史的な意味を持つ鎧ではないようですが、チェインメイルではなく鋼板のような材質なので、1400~1500年代の鎧のレプリカと思われます。
動作は鈍くなりそうですが、防御力は高くなりそうです。
どの席に座っても店内全体を眺められるかたち
店員さんに案内されて着席。一人で行きましたが、広々としたテーブル席に座らせてくれました。周囲を見渡してみると、そもそも、そういう席しかないようです。すべてが広いテーブル席。どの席に座っても店内全体を眺められるかたちになっていて絶景です。
天井がとても高く、太めの柱で構成された店内。ここが神聖な場所だったと思うと、それだけで癒やされる気持ちになります。数年、数十年、百年遡れば、ここで祈っていた人がいたのだなぁ。
エネルギー充填で癒やされたいときは最高
名物はバナナパンケーキのようですが、情報によるとブルーベリーパンケーキも良いらしい……。ということで、今回はブルーベリーパンケーキをオーダー。
ドリンクメニューを見てみると、おおっ! ビールやカクテルも飲める。でもまだ昼間なので、レモンティーにしました。ちなみに、シェイクも名物らしいです。甘いパンケーキと、甘いシェイク、エネルギー充填で癒やされたいときは最高かもしれない。
果実だけでなくブルーベリーソースもたっぷり
目の前にやってきたブルーベリーパンケーキは、かなりブルーベリーたっぷり、果実だけでなくブルーベリーソースもたっぷりで、薫りから凄まじく甘いことが伝わってきます。
あまりにも甘すぎて、薫りにも甘味が入ってる感じ?
エナジーパンケーキです
クリームをたっぷりとパンケーキにのせて、ブルーベリーとともに食べます。うっわァ! これは、かなり、凄まじく、甘い。その甘さが、一気に疲れを癒やしてくれます。これはエナジードリンクならぬ、エナジーパンケーキです。ブルーベリーには、最大量の糖分が付加されている気がします。極めて甘い。
歴史とグルメを楽しめる元教会のパンケーキ屋
甘いパンケーキを甘いブルーベリーと甘いクリームで楽しみつつ、甘いレモンティーで喉を潤す。なんとも甘美な時間をすごせます。しかし、かなり甘いので、複数人で行ったときは、甘くないタイプのパンケーキもオーダーしてシェアしたほうが、飽きずに楽しめるかもしれません。歴史とグルメを楽しめる元教会のパンケーキ屋、なかなか良い経験になりました。ごちそうさまでした。
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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