クルマがリビングルームに、シャープがEVコンセプト「LDK+」第二弾を公開【ジャパンモビリティショー2025】
10月30日(木)~11月9日(日)にかけて東京ビッグサイトで開催中のジャパンモビリティショー2025。
家電メーカーのシャープのブースでは、EV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+(エルディーケープラス)」第二弾が初公開されています。
クルマがリビングルームに
クルマを所有していても、1日のうち駐車している時間が圧倒的に長いのが一般的と言えます。それならば、クルマが使われていない時間を、リビングルームの拡張空間として活用してしまおう、というのがシャープの提案です。
車体は親会社である鴻海(ホンハイ)が開発するEVプラットフォーム「Model A」をベースに開発。全長4.3mクラスのコンパクトミニバンサイズで、実際に乗り込んでみると、広々とした車内レイアウトに家電メーカーならではのこだわりが随所に見られます。
運転席を後ろ向きに180度回転させると、後部座席と対面し、まるで家のリビングのような空間が生まれるのが特徴。リラックスするには十分な広々とした車内空間で、フロアがフローリング調にデザインされているのもポイントです。
シアタールームやリモートワークに最適な空間
テーブルとしても活用できるコンソールボックスには、電源やプラズマクラスター空調のほか、プロジェクター機能も搭載。後部座席上部にはスクリーンを装備し、大画面でのシアタールーム体験が可能です。
リアガラスと後部座席の左右ガラスは液晶シャッターにより外部を遮断できるため、プライベートなリモートワーク空間としても活用できそうです。
2027年度に市場投入へ
クルマがリビングルームに、シャープがEVコンセプト「LDK+」第二弾を公開しています。 #ジャパンモビリティショー2025 pic.twitter.com/l6hG0Wyc0k
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) October 29, 2025
「LDK+」が示すのは、自動車メーカーとは異なる視点から生まれた、まったく新しいモビリティのカタチです。「走行性能」や「燃費」ではなく、「生活の質」に価値の軸を置く、家電メーカーならではの発想は、EV時代だからこそ実現できるのかもしれません。
シャープは2027年度に「LDK+」の国内での事業化を目指すとしています。
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