尾崎紀世彦、入手困難の初期5作が最新リマスタリングで配信解禁
今回配信されたのは、1971年にリリースした『尾崎紀世彦 ファースト・アルバム』から1972年の『KIEYO’72/尾崎紀世彦アルバムNo.5』までの5作品。
尾崎紀世彦は今年ソロデビュー55周年。中学の同級生らが組んだハワイアンバンドからその音楽生活をスタートし、カントリーバンド〈ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズ〉、コーラス・グループ〈ザ・ワンダース〉で活動。1970年8月25日発売のシングル「別れの夜明け」でソロデビューした。
『尾崎紀世彦 ファースト・アルバム』は「この胸のときめきを」「男の世界」「スピニング・ホイール」「ラブ・ミー・トゥナイト」「明日に架ける橋」「アンチェインド・メロディー」など洋楽のカバーを12曲収録。『尾崎紀世彦セカンド・アルバム』は1stシングル「別れの夜明け」、2ndシングル「また逢う日まで」、3rdシングル「さよならをもう一度」を含むオリジナル6曲+カバー6曲という構成。
『尾崎紀世彦アルバムNo.3〜マイ・フェイバリット・ソングス』は再び「シーズ・ア・レディー」「太陽のあたる場所」「酒とバラの日々」「イエスタデイ」「ある愛の詩」など洋楽カバーを12曲収録。『尾崎紀世彦アルバムNo.4』は5枚目のシングル「愛する人はひとり」を含むオリジナル3曲と「どうにかなるさ」「雨のバラード」「おまえと夕陽」などの日本のポップスのカバー9曲で構成。そして5作目となる『KIEYO’72/尾崎紀世彦アルバムNo.5』は、再びファースト・アルバムと同様に「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」「マイ・ウェイ」「君の友だち」「スーパースター」「ラヴ」など洋楽カバーを全12曲収録している。
1971年、ソロ2枚目のシングル「また逢う日まで」は、筒美京平の作曲・編曲による印象的なイントロと、16ビートというそれまでの歌謡曲には稀だったサウンド。男女の対等な別れを描いた阿久悠の詞。そしてカラッとしてパワフルな尾崎の歌唱により、日本歌謡界の新しい幕開けを感じさせ衝撃を与えた。尾崎はこの曲で日本レコード大賞と日本歌謡大賞の初のダブル受賞という快挙を成し遂げており、「また逢う日まで」は現在でも昭和を代表する楽曲。翌年には「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」もヒット。その後もCM曲、アニメ主題歌なども含め印象に残る曲を発表しつつ、積極的にジャズやポピュラー、ハワイアン、カントリー、J-POPなどジャンルを問わず名曲をカバーし、尾崎の歌唱により楽曲に新たな魅力が見出された。2012年5月30日、惜しまれつつ69歳で逝去した。
今回配信される初期5作のアルバムにちなんだ初の尾崎紀世彦グッズが年内に発売予定・来年3月には評伝『尾崎紀世彦伝(仮)』の出版も控えている。
フォトギャラリー
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リリース情報
『尾崎紀世彦 ファースト・アルバム』(オリジナル発売 1971年5月25日)
https://ototoy.jp/_/default/p/3084619
『尾崎紀世彦セカンド・アルバム』(オリジナル発売 1971年7月5日)
https://ototoy.jp/_/default/p/3084623
『尾崎紀世彦アルバムNo.3〜マイ・フェイバリット・ソングス』(オリジナル発売 1971年11月5日)
https://ototoy.jp/_/default/p/3084624
『尾崎紀世彦アルバムNo.4』(オリジナル発売 1971年12月20日)
https://ototoy.jp/_/default/p/3084629
『KIEYO’72/尾崎紀世彦アルバムNo.5』(オリジナル発売 1972年8月25日)
https://ototoy.jp/_/default/p/3084630
アーティスト情報
尾崎紀世彦メモリアルイヤーズ実行委員会
https://www.srcagain.com/ozaki-memorial-years
ユニバーサル ミュージック
https://www.universal-music.co.jp/ozaki-kiyohiko/

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