折坂悠太、かつての勤務先 キネマ旬報シアターの応援公演を開催

折坂悠太、かつての勤務先 キネマ旬報シアターの応援公演を開催

折坂悠太が、かつての勤務先であるキネマ旬報シアターのクラウドファンディングに賛同し、応援公演「折坂悠太 キネマ旬報シアター応援独奏会」を開催することが決定した。

昨年、最新アルバム『呪文』をリリースし、今年に入ってからも、2023年にドイツ・ベルリンで制作されたEP『Straße』の発表や、NHK「みんなのうた」で放送された「やまんばマンボ」のリリースなど精力的に活動を続け、そして現在は弾き語りツアー “折坂悠太 独奏遊行 らいど 2025”を開催中の折坂悠太。

折坂悠太は、映画好きとして知られ、音楽活動を本格化させる前にはキネマ旬報シアターでアルバイト勤務していた経歴を持つ。このたび、同シアターが空調設備や配管など建物の基幹部分の老朽化による基幹設備リニューアル工事のためにクラウドファンディングがスタートしたことを受け、その取り組みを広めるべく、今回の応援公演を企画した。また、経費を除いたチケット売上を支援金として届けるため、10月17日(金)にシアターでの弾き語り公演を急遽開催する。チケットは本日よりオンラインにて受付開始、先行・抽選制となっている。

コメント

◾️折坂悠太 キネマ旬報シアターのクラウドファンディングに宛てたコメント

幼い頃、まだ柏ステーションシアターだったここで初めて映画を観た。
ミニシアターとして新規開館した2013年から、4年間働いた。
快活でも機敏でもない私に、同僚の皆はよくしてくれた。
年季の入った空調設備の電源を入れるのも、仕事のひとつだった。
試写でみた古いフイルムの質感から音楽を思いついて、今はその歌を生業にしている。

馴染みの商店は引退し、林は削られ、本屋も次々閉まった。
景色が均一に、どこか空々しくなっていく。
人間の中にある、何者でもない部分が拠り所をなくし、太文字の宣伝句や、目をひく強い言葉に吸い込まれていく。こういう流れに抗って、シアターは立っている。

あなたにしか、私にしか聞きとれない小さな声。
あるいは、その人がその人でいるための孤独な叫び。
途中で遮られる事はない。およそ2時間、腰を落ち着けて目を澄まし、耳を傾ける。
「あなたが、私が重要だ」と肯定する場所。そういう場所が街から失われるのは、いやだ。
元スタッフとして、表現者として、近隣の者として、今だけは声を大に。協力お願いします!

キネマ旬報シアター クラウドファンディング (シネファ):
https://cinefa.terraceside.jp/projects/3

ライブ情報

 
〈折坂悠太 キネマ旬報シアター応援独奏会〉
キネマ旬報シアター シアター1
千葉県柏市末広町1-1柏高島屋ステーションモール S館1F
10月17日(金) open 19:00 | start 19:30

◾️チケット詳細
・全席自由席 / 6,800円 ※整理番号順でのご案内となります
・枚数制限:お一人様2枚まで
・入場制限:小学生以上チケット必要、未就学児は席が必要な場合は要チケット
※本公演のチケットをご購入には、販売サービス「TicketMe」での購入者情報の入力が必要です。また、チケット代の 5% がサービス利用料としてかかります。あらかじめご了承ください。
先行受付:9月30日(火) 18:00〜10月2日(木) 23:59迄
https://ticketme.io/event/group/9ecfec62-94cb-4c3f-b1a4-3c648b1f0eac/93736760-940d-4607-a402-79e78772eb9d
当選発表予定:10月3日(金)19:00

キネマ旬報シアター 公式サイト:
https://kinejun-theater.com/

アーティスト情報

・Instagram
http://instagram.com/orisakayuta
・X
https://x.com/madon36

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