大阪万博のアフリカ料理レストランで感動したクスクスを自宅でアレンジしてみた。“ズボラごはん”なのに超健康食なんだ

先日、大阪・関西万博に足を運びました。会場では世界各国の珍しい料理が食べられますが、どこもかしこも行列がすごい!ゆっくり食事を堪能する間もないまま、帰宅してしまいました。
そこで今、余韻に浸りつつ、万博会場で出されていたさまざまな料理を、見よう見まねでアレンジすることにハマっています。
北アフリカの先住民から伝わった「クスクス」
目下、注目している食材は「クスクス」。大阪・関西万博のアフリカ料理レストラン「PANAF(パナフ)」やチュニジア館などで食べられます。

大阪・関西万博に行ったあと筆者はアフリカに移住。現地で購入したクスクスがこちら(日本ではおそらく取り扱いナシ)。ほかのメーカーのものなら日本でもネットで気軽に購入できますよ
「世界最小のパスタ」と呼ばれるクスクスは、北アフリカの先住民から伝わったとされ、アラブ圏やヨーロッパでも日常的に食されています。今や日本でも気軽に購入できますが、白米よりも食物繊維が多く、ビタミンB群やカルシウム、マグネシウム、ミネラルも豊富。健康や美容にもなかなかよさそうです。
熱湯を注いで待つだけ!
クスクスの原料は、パスタでおなじみの「デュラム小麦セモリナ粉」。直径1mmほどの小さな粒と、プチプチした独特の食感が特徴です。

調理法はとってもカンタン! なんと熱湯を注いで待つだけ。
「クスクスをつくる際のポイントは水とクスクスの比率。水位はクスクスの粒より0.5cmほど上にしましょう」。そう教えてくれたのは、PANAFのエグゼクティブシェフ、マイケルさん。万博に行ったあとアフリカの某国に移住した筆者は、マイケルさんとひょんなことから連絡をとる機会があり、せっかくのチャンスなので聞いてみたのです。

オリーブオイルを入れて軽くかき混ぜるとダマになりにくいのですが、マイケルさん曰く「熱湯がすべて吸収されるとクスクスは蒸気を出す」ため、蒸らす前にすばやくオイルを入れてかき混ぜるのが良いそうです。
ラップをかけて待つこと5〜10分。蒸らす時間はお好みで調整しましょう。
ラップを開けてみると、ふんわり柔らかくなっています。火を使わないため、お米を炊いたりパスタを茹でたりする時間がないときでも、サッと調理できるのがうれしいですね。
小さな粒が旨味を吸収!煮込み料理にピッタリ
味はパスタに似ていて、さまざまな食材と相性が良さそう。クスクスの小さな粒は、スープや煮込み料理の旨味をしっかり吸収してくれます。
今回は、万博のアフリカ料理レストラン「PANAF(パナフ)」にて期間限定で出されていた「クスクス・セット」を参考に、クスクスの上にかける野菜スープをつくってみました。

鶏肉とひよこ豆、そして玉ねぎや人参、じゃがいも、オクラ、ズッキーニ、パプリカ、セロリなどの野菜をトマトとともに煮込みます。PANAFで出されていた料理は野菜のサイズが大きめなので、今回は小さくカットしてみました。

PANAFのマイケルシェフ曰く、「メインのベースはトマト濃縮液。玉ねぎ、セロリ、パセリを炒め、次にトマト濃縮液とスパイスを加えてさらに5分間炒め、最後に刻んだトマトと水を加えます」とのこと。味付けは塩コショウや市販のコンソメで美味しくつくれますが、PANAFでは北アフリカのミックススパイス「ラスエルハヌート」を使っているそうです。
コリアンダーやキャラウェイ、唐辛子、ガーリック、シナモン、クローブなどのスパイスが入ったラスエルハヌートは、アラビア語で「店一番」の意味で、店主が最高のスパイスを選んでブレンドしたことに由来するそうです。

サラダに入れてオリエンタルな一品に

クスクスは冷めても美味しく食べられるため、サラダの具材としても活用されています。いつものサラダにハーブと一緒に加えれば、たちまちオリエンタルでヘルシーな一品に!
温かい料理にも冷たい料理にも使えて、何よりカンタン!大量の水や火を使わなくてもつくれるクスクスは、お米やパン、麺などに並ぶ日々の主食として重宝しそうです。
毎日の食卓に世界の息吹を取り入れる
万博、なんだか大変だったけど、行ってよかったな〜。
「当店の一番人気はマフェ。スーパーフルーツと言われるバオバブをドリンクやアイスクリームにして本格的に日本で販売し始めたのも当店が初めてではないかと思います。食用ハイビスカスのローゼルという品種の花のガクを使ったビサップも人気で、いずれも美容に良いドリンクです」(PANAFのシェフ・マイケルさん)。
「PANAF(パナフ)」ではクスクスを使った料理のほか、牛肉とピーナツペーストを合わせた西アフリカのシチュー「マフェ」、バオバブの木の果実を使ったドリンクなど珍しい食体験も堪能できます。
アフリカといえば貧困や紛争のイメージを持つ人も多いかもしれませんが、急成長を遂げている都市も多く、実はとっても多彩な食文化に溢れています。これからも食を通じて、日々の暮らしに世界の息吹を取り入れたいものです。

通称・世界最小のパスタ「クスクス」が適当ごはんの救世主だった! プチプチ食感が癖になる〜

お米やパンの代わりに食べられる健康食。3ヶ月毎日続けられている理由はね…
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