31.5インチ6Kモニターに3-in-1ワイヤレス充電器も!JAPANNEXT初のプレスカンファレンスに潜入
“JAPAN”の名を冠した液晶モニターメーカー「JAPANNEXT(ジャパンネクスト)」
量販店やECサイトでその名を目にすることも多くなりましたが、一切の無駄を省いたスペック重視の製品とそのコストパフォーマンスの高さには目を見張るものがあります。
しかし「なんでこんな安いの?」「ジャパンって逆に怪しくない?」という声もチラホラ。
Saiga NAKでも製品情報を取り上げながら、その実態は謎に包まれていました。
そんななか、JAPANNEXTが設立以来初めてのプレスカンファレンスを開催するとのことで我々もお邪魔してきました!
初お披露目の31.5インチ6Kモニターや3-in-1ワイヤレス充電器などの製品を体験してきたのでご紹介します!
JAPANNEXT初のプレスカンファレンスに潜入!

膨大な数のモニターを販売するJAPANNEXTのプレスカンファレンスに潜入!
JAPANNEXTは今年で創業10周年を迎えますが、このようなメディア向けのイベントを実施するのは今回が初めて。
まずは代表取締役であるベッカー・サムエル氏が登壇しました。

南フランスで育ったサムエル氏は幼い頃からゲームやアニメなどの日本文化に魅了され、大学留学中の2005年に日本で起業。
初めはエレクトロニクス製品などの輸入輸出事業を行っていましたが「自分たちで製品を作って、自信を持って良い製品を世の中に出したい」という思いが高まり、2015年に事業を売却。
その資金でJAPANNEXTを創業します。

JAPANNEXTは液晶モニターの企画・製造・販売を行い、現在の全体の製品数は実に600以上。
2024年だけで166製品を発表するという脅威の開発ペースで展開してきました。
98インチの大型モニターから高リフレッシュレートモニター、モバイルモニター、カメラ搭載モニターなど多くの製品を開発。
モニターライトやモニターアームなどのアクセサリーのほか、デュアルモバイルディスプレイなど一風変わった製品も販売しています。

高付加価値な製品、柔軟な開発体制とサポート体制、未知の体験を提案といった3つの取り組みを行った結果、直近5年で売り上げは10倍に。
各量販店やECサイトでも売り上げが伸びており、マーケット全体でも3位(※JAPANNEXT調べ)にまで成長しています。
JAPANNEXTは“すべての人がジャストフィットなデスク環境を手に入れられる世界を目指している”とのこと。

そんなJAPANNEXTの本社は千葉県いすみ市にあり、なんと本社は小学校。
廃校となった小学校をリフォームし、体育館を倉庫に、音楽室をリラックススペースにするなど、小学校の雰囲気を残した装いとなっています。

そして!なんとプロゲーミングチーム「DetonatioN FocusMe」とのスポンサーシップ契約締結がサプライズ発表。
共同製品開発にも意欲的で、詳細は後日明らかになります。
ほかにも日本全国のeスポーツチームやeスポーツ関連施設とも協力。
また、現在開催中の大阪・関西万博のフランスパビリオンにはスポンサーとしてモニターを提供しています。
JAPANNEXTの新製品を先行体験!

ここからは、プレスカンファレンスでお披露目された新製品を紹介していきます!
3-in-1充電器「JN-CG-155Q3N1」
3-in-1充電器「JN-CG-155Q3N1」 – Saiga NAK
まずはモニターではなく、JAPANNEXT初の3-in-1充電器から。
iPhone、Apple Watch、AirPodsを3台同時に充電できます。

Qi2規格対応でiPhoneを最大15Wで充電可能。
Apple Watch、AirPodsを充電していないときは、充電台を本体に格納できます。
近日発売予定。
4K PlusのIPSモニター「JN-282IPS4KP-HSP-C90W」

こちらはアスペクト比3:2の28.2インチ4K Plus解像度のIPSパネルを搭載したモニター。
一般的な16:9の4Kモニターのよりも作業領域が約1,18倍広く、表計算ソフトや複数ウインドウをより快適に使用可能。
縦に長いので動画や画像を4Kネイティブ表示しながら編集できるという強みがアツいです。
最大90Wの出力が可能なUSB-Cポートを搭載し、ノートPCとケーブル1本で接続できます。
KVM機能や100x100mmのVESAマウントにも対応し、3Wx2のスピーカーを内蔵。
こちらは既に販売中で、価格は45,980円(税込)。
ウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター「JN-QOLC49G144DQ-HSC9L」

49インチの量子ドット有機ELパネルを採用し、Dual WQHD解像度に対応したアスペクト比32:9のウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター。
144Hzのリフレッシュレートに対応し、プレイヤーを包み込むかのような映像を表現。
最大90Wの出力が可能なUSB-CポートでノートPCとケーブル1本で接続でき、ゲーミング用途だけでなく、動画編集などの作業にも向いています。
既に販売中で、価格は199,800円(税込)。
6Kモニター(開発中)

JAPANNEXT初の6Kモニター。
31.5インチのIPSパネルを搭載し、画面に近づいてもまったく粗さがなく、解像感が非常に高いのが特徴。
そして何より、他を圧倒する作業スペースの広さが魅力です。
現状、日本市場で同じようなモニターはAppleのPro Display XDRなどごくごく一部に限られていますが、JAPANNEXTはAppleの約70万円に対して、半額以下の価格での販売を目指しているとのこと。
開発には紆余曲折がありながらも、今回なんとか発表にこぎつけた本製品。
2026年早期での発売を目指しています。
出先でも使える2画面モニター「JN-DMD-IPS14WX」
軽い!薄い! – Saiga NAK
14インチのWUXGA解像度のIPSパネルを2枚搭載したデュアルモバイルディスプレイ。
ノートPCとUSB-Cケーブル一本で接続でき、外出先でも3画面のマルチディスプレイ環境を構築できます。

2画面を使わないときは折りたたむことで、ノートPCのようにコンパクトに持ち運ぶことも可能。
重量は約1.4kgと、一般的な14インチのノートPCと同等の重さ。
2025年9月18日(木)から販売を開始しており、価格は39,980円(税込)です。
また、15.6インチ、18.5インチ、23.8インチのデュアルモバイルディスプレイも販売されてます。
Xのタイムラインやコメントビューアにぜひ「JN-MD-IPS7842」

7.8インチのIPSパネルを搭載した小型モニター。
省スペースに設置でき、XなどのSNSのタイムラインを常に表示しておくのに最適。
また、スタンドは取り外すことも可能です。
既に販売中で、価格は14,480円(税込)。
今後の新製品にも注目
裸眼で輝きを感じられる✨👀
日本発の液晶モニターメーカーJAPANNEXT(@japannext1)が「Light Field(LF)」技術を応用したディスプレイを開発‼️
カメラ越しでも伝わる凄さ#JAPANNEXT #モニターpic.twitter.com/OzFEpyiHes— Saiga NAK (@saiganak) September 19, 2025
会場では「Light Field(LF)」技術を応用したモニターも参考出展。
左右に揺れると画像の金属部分がキラキラと光るという、反射を表現できるモニターです。
専用形式の画像を用意する必要があるため一般への普及は遠そうですが、展示会や美術館など法人向けには非常に需要がありそう。
コスパを重視したモニターから最新技術を用いたプロ向けモニターまで、豊富な製品を販売するJAPANNEXTの今後の展開から目が離せません!
おまけ

お土産に竹製タンブラーもいただきました。
自然派なサムエル氏の無茶振り・・・ではなく熱烈リクエストで制作したという非売品。
表面は竹の質感ですが、中はしっかりステンレスで保冷保温に優れている激レアグッズでした。
関連記事リンク(外部サイト)
LGからゲーミングモニター「27GX700A-B」発売!最新有機ELパネル採用
「Pixio」×「初音ミク」コラボモデルのゲーミングモニター発表!寝田ルネ描き下ろしイラストを使用
MSIからウルトラワイドゲーミングモニター「MPG 346CQRF X24」が7月30日より発売!240HzのリフレッシュレートやUSB-Cでの映像出力、給電に対応

eスポーツニュースメディアのサイガナックはeスポーツを中心にゲーム・メタバース・ブロックチェーン・VTuberなどの最新情報を発信しています。eスポーツの最新ニュースや業界動向、esportsイベントレポート、ゲーミングデバイス紹介、各商品のレビューなど。
ウェブサイト: https://saiganak.com/ja/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。