【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.69「大輪の花を咲かせよ、レイドバック」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.69「大輪の花を咲かせよ、レイドバック」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「大輪の花を咲かせよ、レイドバック」

滋賀県Pop’sロックバンド・レイドバックが2025年8月20日に高校球児の青春を感じるナンバー「SIREN」をリリースしました。9月7日には2nd EP「Human」のリリースも決定し、来年1月9日には京都MUSEにてワンマンライブも開催します。なんとチケット代は1500円。

会場となる京都MUSEは昨年のツアーファイナルの舞台でもあり、当日は最高な時間だったとのこと。そんな昨年を超えるワンマンライブ成功に向けて、着実に活動を進めるレイドバックは”滋賀県から新たな風を吹かせる4ピースバンド”。そのコンセプト通りのハマタアツト(Gt.Vo)のエモーショナルながらもクリアな歌声は、爽やかなサウンドにとても合います。ただ彼らのキラーチューンと言えば「grapefruit」という楽曲で、この曲は息苦しさもしっかり詰まっています。だからこそ地中から咲き出す綺麗な花の様子をより鮮明に味わうことができます。きっと小さな勇気をもらえるでしょう。「on you」もしっかりと歌をあなたの心に安心を重ねていく大切な楽曲と感じます。

昨年12月に一度ライブを見させていただきました。その日は彼らにとっても年内ラストライブで、全部を見せてやろうとしてくれたのか、25分の中に隙間なく曲を詰め込んでいたのが印象に残っています。10代のバンドも何組かいましたが、負けずにフレッシュで熱のあるライブを行なっていました。ライブ数が多いかと言われれば、そこまでではないのですが、曲のように真摯に、その1本1本に向き合うタイプなんだろうなと思います。だからこそ東京や名古屋のイベントにも呼ばれているのでしょう。滋賀のバンドは結構轟音のオルタナロックだったり、個性派が多いのですが、正統派ポップロックのレイドバックが、これからどんな花を咲かすのか期待しましょう。

インフォメーション

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X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

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