映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』傭兵ダンカンの日本語吹替・楠大典に聞く“シリーズの魅力”

1993年、巨匠スティーヴン・スピルバーグによって誕生した『ジュラシック・パーク』。 それまで誰も見たことがない恐竜たちのリアルでスリリングな映像は、世界中を大興奮させた。 2015年には更にスケールアップした『ジュラシック・ワールド』が登場。再び世界を熱狂させ、 シリーズ全6作の累計世界興行収入が9400億円以上を突破する驚異的な記録を打ち立てている。 そんな不朽の名作「ジュラシック」シリーズの新たな章の幕開けとなる 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』 が大ヒット上映中です。

本作で、主人公の秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットが信頼する、傭兵ダンカン・キンケイドの日本語吹き替えを担当した、楠大典さんに作品の魅力についてお話を伺いました。

――オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

大好きなシリーズだったのですごく嬉しかったです。ただ「死なないでくれよ」と思っていました(笑)。

――シリーズの大ファンということで、「ジュラシック」シリーズへの想い、長年愛されている理由はどこにあると思いましたか?

最初の作品は32年前ですよね。恐竜を動物園で見られないから、子供の頃はみんな図鑑とかで「本当にこんなのいたのかな」と見ながら育ってきました。それがまさか実写になってCGなどでこんなにすごく鮮明に観られるということは相当の衝撃でした。だからこそ、これだけ皆さんが好きでいる作品なんだと思います。恐竜は子供の頃に通る大好きなもののひとつなので、大人になってもずっと好きな人が沢山いるんじゃないかな。もちろん今は絶対会えないわけだし、実際にあんなパークがあったら面白いかなと思うけど事故で色々大変なことになっちゃうんで…(笑)そういうものを映画で見てみたいというのが人気の理由だと思います。

そんな思い出もあり、最初の衝撃が強かったですが、シリーズを通して毎回ハラハラ楽しい作品なので、声優をやるようになっていつかはこういう作品に参加したいと思っていました。そして今回この作品に参加することができてとても嬉しいです。

――ダンカンというキャラクターをどう解釈し、どう演じようと思いましたか?

どのキャラクターも基本は同じです。海外の役者さんが演技している様子を見て同様の表現をしながら吹替をしています。もしその人が日本語を話したらどうなるかという部分を意識して演じています。答えはありませんが、実写やアニメの吹替も実際に演じるのも根本は同じで、違うのは世界観とキャラクターです。声優は自分が動けない分、想像でやるのが難しいんだと思います。

――推しの恐竜とその理由を教えてください!

実際にいたら怖いので、会いたいのは草食恐竜ですね。でも、かっこいいのはやっぱり強い恐竜だと思います。ティラノサウルスがかっこいいですね。実際に自分が恐竜になるなら、喰われちゃうから強いのがいいですね(笑)。

――これから作品を見る方々へのメッセージをお願いします。

本作は新章なのでこれから何部作か続きます。特にこの作品は第1作目なので、家族みんなで絶対観ておきましょう!今家族で映画に行くという機会が中々ないと思いますが、この作品のように全世代が好きな作品ってやっぱり素晴らしいなと思います。家族で楽しんでほしいし、カップルでも楽しんでほしい。人との絆も描かれているので、沢山の人と一緒に新しい新章を観てください。吹替版もぜひ見ていただきたいです。

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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