【SLSテイクオーバー2025クリーブランド】コルダノ・ラッセルがカナダ人初優勝!女子の優勝はクロエ・コベル

 
 
 
 
 
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8月9日(現地時間)にアメリカ・オハイオ州クリーブランドで、世界最高峰のスケートボードコンテストとなるストリートリーグ(Street League Skateboarding以下SLS)のテイクオーバー大会が開催され、男子はカナダのコルダノ・ラッセル(21歳)がSLS初優勝(カナダ人初)。

2位はブラジルのカルロス・リベイロ(33歳)、3位はコロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス(28歳)となった。

日本勢は根附海龍(21歳)が出場し9位。小野寺吟雲(15歳)がワイルドカードジャムを勝ち上がり、SLS初出場を果たし8位に。
他にも佐々木音憧(18歳)がワイルドカードジャムに出場したが、残念ながら8位で敗退となった。

 
 
 
 
 
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女子の優勝はオーストラリアのクロエ・コベル(15歳)で、SLS通算6度目の優勝トロフィーを手にした。
2位は吉沢恋(15歳)、3位は織田夢海(18歳)、4位に中山楓奈(20歳)と続き、出場予定だった赤間凛音と、シャイロ・カトリは欠場。
女子は少し寂しい4人での決勝戦だった。

SLSは世界中から厳選され、招待を受けたトッププロのみが出場できる世界最高峰の大会。
2025年度はアリーナ大会とテイクオーバーイベントが開催され、各大会のポイントランキング上位者は、最終戦となるスーパークラウンへの出場権を手にすることができる。

【SLSテイクオーバーのルールと今後の予定】

※ instagramよりhttps://www.instagram.com/p/DL7tcbpR_pz/?locale=ja_JP

●SLSテイクオーバーイベントは、コース内の自由な場所で1発技を行うシングルトリック(五輪で言うところのベストトリック)を7本行い、上位3本の合計得点で順位が争われる(1トライにつき10点満点で採点)。

合計得点が同点の場合は、点数が高いシングルトリックを決めた方が上位になる。

●判定は3人の審査員によって行われ、10点満点方式で採点。
※9点台のトリックはナインクラブと呼ばれ、賞賛される。

●男子のテイクオーバーにはワイルドカード枠が2つ用意されており、ワイルドカードジャムで勝ち上がった2人が決勝に出場できる。
ジャムは採点制ではなく、初めに1本ずつトライした後に15分間順番に次々と滑走し、ラスト1分はフリーセッションのカオス状態に突入。終了時点で上位4人が5分間の延長戦へと進む。
最終的に上位2人が、本戦へ勝ち上がるという形式。

●今後は10月11日にパリでアリーナ大会、11月にテイクオーバーイベント(詳細未定)、12月6日から7日にかけてブラジルのサンパウロで、スーパークラウンが予定されている。

●アリーナ大会ポイントの男子上位12人と女子上位6人、テイクオーバー大会ポイントの男子上位8人と女子上位4人には、スーパークラウンへの出場権が与えられる。
両方の大会で出場権を得ているスケーターがいる場合は、次にテイクオーバー大会の順位が高いスケーターに出場権が繰り越される。
※8月10日時点での情報

【誰にも止められないクロエ/女子決勝】

 
 
 
 
 
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女子決勝は、オーストラリアのクロエ・コベルと吉沢恋、中山楓奈、織田夢海の4人で争われた。

織田夢海のノーリーキックフリップ

 
 
 
 
 
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吉沢恋のフロントサイドハリケーングラインド

 
 
 
 
 
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クロエ・コベルのトリック

 
 
 
 
 
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SLS通算14回優勝の女王ライッサ・レアウがいなかった今大会は、クロエ・コベルの優勝で幕を閉じた。
女子は常に上位に日本勢がランクインするが、ライッサ、クロエに毎回優勝の座を明け渡している。
今後、誰がこの2人の勢いを止めることができるのかにも注目だ。

【小野寺が初のSLS出場権を獲得/ワイルドカードジャム】

 
 
 
 
 
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今大会のワイルドカードジャムは日本から、佐々木音憧、小野寺吟雲が出場。

この大会がSLS関連の大会初出場となる小野寺は、1本目からビッグスピンフロントサイドボードスライド フェイキーアウトをメイクすると、2本目にはキックフリップフロントサイドブラントスライド。

3本目にバックサイドキックフリップ、4本目にキックフリップバックサイドテールスライド フェイキーアウトを決め、ここまで全選手の中で唯一のノーミスで試合を進める。

その後は、フロントサイドブラントスライドのビッグスピンアウト。キックフリップバックサイドテールスライド ショービットアウトを決めると、1分間のフリージャムセッションはパス。

首位で臨んだ5分間の最終延長戦では、ビッグスピンフロントサイドボードスライド ショービットアウト。キックフリップバックサイドテールスライド ビッグスピンアウト。
ステアでビッグスピンキックフリップ、スイッチヒールフリップ。
スイッチフロントサイドノーズスライド、そしてスイッチフロントサイドノーズスライド からのビッグスピンアウト。

以上のトリックを次々と決め、ワイルドカードジャムを1位通過。2位はアメリカの15歳、ジュリアン・アリアルディが決勝出場を決めた。

佐々木はギャップ越えのハードフリップ、スイッチヒールフリップ、ノーリーヒールフリップを決めたが、上位4人が進む最終延長戦に残ることができず、8位に終わった。

【カナダ勢初の快挙/男子決勝】

 
 
 
 
 
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男子決勝はワイルドカードで勝ち上がった小野寺吟雲、ジュリアン・アリアルディの2人と、マイルス・シルヴァス(29歳)、ジェイミー・フォイ(29歳)のアメリカ勢。
カナダのコルダノ・ラッセル(21歳)、コロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス(28歳)、ポルトガルのグスタボ・リベイロ(24歳)。
ケルビン・ホフラー(32歳)、カルロス・リベイロ(33歳)のブラジル勢。
そして根附海龍(21歳)の10人で争われた。

ジャンカルロス・ゴンザレスのキャバレリアル フロントサイドノーズスライド

 
 
 
 
 
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カルロス・リベイロのスイッチキックフリップ バックサイドリップスライド

 
 
 
 
 
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コルダノ・ラッセルのトリック

 
 
 
 
 
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今大会は、フロントサイドハーフキャブキックフリップ フロントサイドボードスライド。フェイキーヒールフリップ バックサイドリップスライド。

ノーリービッグスピン バックサイドリップスライドを決めた、フェイキートリックマスターのコルダノ・ラッセルが、カナダ勢初となるSLS王者の座に輝いた。

SLSテイクオーバークリーブランド2025ワイルドカードジャム&男女決勝の映像(ワイルドカードジャムのみ無料視聴可、決勝はプレミアム会員のみ)

動画URL:https://rumble.com/v6wwme2-sls-cleveland-spot-takeover-2025-august-9-2025.html

【SLSテイクオーバー2025クリーブランド女子リザルト】

 
 
 
 
 
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1位 クロエ・コベル(オーストラリア)–21.1

2位 吉沢 恋(日本)–20.9
3位 織田 夢海(日本)–20.5
4位 中山 楓奈(日本)–17.0

【SLSテイクオーバー2025クリーブランド男子リザルト】

 
 
 
 
 
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1位 コルダノ・ラッセル(カナダ)–26.2
2位 カルロス・リベイロ(ブラジル)–25.0
3位 ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)–24.9
4位 マイルス・シルヴァス(アメリカ)–24.6
5位 グスタボ・リベイロ(ポルトガル)–17.7
6位 ジェイミー・フォイ(アメリカ)–15.7
7位 ジュリアン・アリアルディ(アメリカ)–15.5
8位 小野寺 吟雲(日本)–13.4
9位 根附 海龍(日本)–7.6
10位 ケルビン・ホフラー(ブラジル)–7.1

文 小嶋勝美
スケートボード放送作家のスケーター

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