まるで「持ち運べる木陰」。老舗メーカー小川の新作日傘・最強説を検証してみた

※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。
 

今年の夏も、容赦ない暑さが続いています。

熱中症のリスクを考えると、日傘はもはや、紫外線対策のためだけでなく、身を守るために性別や年代を問わず持っておくべきもの、と言ってもいいかもしれません。

様々なメーカーから多彩な日傘がリリースされていますが、なかでも今注目を集めているのが、老舗傘メーカーから2025年4月に発売された高機能な折りたたみ晴雨兼用傘「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」。

宇宙事業にも使われる放射冷却素材「Radi-Cool(ラディクール)」のチカラで、炎天下でも木陰のような快適さを保てるらしいのですが…正直、ちょっと疑わしい。

そこまで言うなら、実力を確かめてみようじゃありませんか。

宇宙事業に使われる「放射冷却素材」の実力とは?

件の折りたたみ傘が、名古屋の老舗傘メーカー・小川が開発した「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」です。

傘の生地に採用されているRadi-Cool(ラディクール)は、太陽光を反射しつつ、熱だけを宇宙空間に逃がす“放射冷却”の原理を応用した素材で、宇宙事業にも活用されている技術なんだとか。

蓄熱を防ぎつつ、裏面の熱を吸収して放射することで、傘の内側を「炎天下でも木陰のような涼しさ」に保ってくれるそうですが、本当に傘の生地だけで体感に違いが出るのでしょうか…?

そこで、直射日光の当たる場所に2つのステンレスマグを5分間設置し、傘の有無で表面温度にどれだけ差が出るか検証してみました。

結果は「傘なし」が22.8℃に対し、「傘あり」は18.6℃。(※撮影したのは6月なので、最高気温が20度台でした)

その差は4.2℃もあり、「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」には確かに傘の内側を涼しく保ってくれました。

体感でも涼しく過ごせている実感あり。

特に蒸し暑い日よりも日差しが強い日の方が、「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」による快適さを感じやすかった印象です。

しっかりと日差しを遮ってくれている証拠ですね。

※株式会社小川の発表によると、第三者機関で実施した遮熱性能試験では、一般的な100%遮光生地使用の晴雨兼用傘とRadi-Cool生地(ホワイト)使用の晴雨兼用傘とを比較すると、内側の本体温度は最大11度マイナスとなり、また、何もない状態とRadi-Cool生地を比較すると30分後の温度差が23.4度と開きがあり Radi-Cool生地が熱を強く遮る、とのこと。

紫外線遮蔽率・遮光率100%!遮熱率も最高ランク

株式会社小川による生地性能を測るテストでは、紫外線遮蔽率、遮光率ともに100%!遮熱率は最高ランク(S65+)の65%以上なんだとか。

※遮熱性能試験 照射10分後における最高温度比較。ホワイトで実施。検査結果は供試試料に対するものでありロット全体の品質を証明するものではありません。

さらには、はっ水加工済みなので雨の日だっておまかせあれ。

スペックは強めですがデザインはシンプルなので、性別や年代、ファッションのテイストを問わず使いやすいのがありがたい。

そして、地味に感動したのが収納ケースの使いやすさ。

サイドが全開する構造なので、濡れた傘でもストレスなく仕舞えます。

折りたたみ傘を収納袋の狭い入り口に押し込むのが面倒だった私にとっては、これだけでも選ぶ価値ある折りたたみ傘だと思えました!

ハイスペ&シンプルデザイン重視派にドンピシャ

「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」のサイズ展開は、50cm、55cm、58cmの3種類。

50cmは折りたたみ傘でありながらワンタッチで開くことができる「二段折りたたみジャンプ傘」、55cmは持ち運びがしやすい「折りたたみ傘」、58cmは耐風骨を使用し日差しもしっかり防ぐことのできる「耐風ワイド折りたたみ傘」、いったようにそれぞれに特徴やディテールのデザインが異なります。

カラーはホワイトとベージュの2種類です。

私は55cmの白を選びました。

ミニバッグに入れて持ち運ぶには少々大きかったものの、重さはスマホよりも軽い約192gなので携行に支障はなし。

付属のカラビナなどを使えば、シーンに応じて持ち運び方を工夫できそうです。

バラエティストアで手に入る折りたたみ傘と比べると少し高価な印象はあるものの、遮光・遮熱・晴雨兼用という、欲しい機能全部盛りの仕様を考えると、納得です。

雨はもちろん、夏の日差しに立ち向かうための心強いパートナーとして、「Radi-Cool/zeroand(ゼロアンド)」を選んでみては。

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梅雨も猛暑も、この1本で決まり影もバッグも守ってくれる優秀傘

Photo: にしやまあやか

Image: Amazon.co.jp

商品のデザインや仕様、価格、パッケージなどは執筆当時のものです。変更されている場合がございます。

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