最期の日までペットと過ごせる世の中を目指す「ワンニャンお引き受けサービス」が開始
ゼロジャパンプロジェクトは、ペット業界を始めとする賛同団体、企業・保護や譲渡に関わる全国の保護施設や支援者とチーム体制を取り、連携・協力して活動を日本全国に広める「殺処分ゼロ」への画期的な取り組みを開始。
その一環として、「ワンニャンお引き受けサービス」の運用も始めた。
ペット殺処分に繋がる背景と殺処分ゼロを目指して
さまざまな状況で捨てられ、保健所や管理センターへ持ち込まれる、あるいは捕獲される犬や猫たち。 2023年度 環境省のデータによると、犬は2,118頭、猫は6,899匹もの命が殺処分によって失われている。
ペット殺処分に繋がる背景は、飼い主の死亡や長期入院など不可避な事情、引っ越しや転勤など飼い主の都合など。また、TNR活動のない、あるいは認識のない地域では繁殖を止められず通報で捕獲となることもある。
TNR活動とは、野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術を実施し(Neuter)、その後自然に返す(Retrun)ことを意味する単語、もしくはその活動自体を指す。地域猫活動とも呼ばれる。
また、ブリーダーやショップ等の過剰繁殖、弱い個体や売れ残りの処分などのほか、飽きた・もういらない・飼いたくない・年をとった・病気になったといった理由でペット殺処分に繋がることもある。
ペットを飼育している20代~70代へのアンケート調査(ペットフード協会/令和4年全国犬猫飼育実態調査)によると、ペットの入手先で最も多いのは購入。
シェルターや保護施設などからの譲渡を受けたのは合計で、犬が全体の6.8%、猫が20.9%にとどまっている。
殺処分ゼロへの一歩は「里親になる」「責任を持つ」「犬猫を取り巻く現状や殺処分について知る・伝える」ことだ。
健康上の理由で飼えなくなったペットを引き取り
高齢化が早いスピードで進む「老いる日本」。自分たちが老いて世話ができなくなるのではないか、とペットを飼うことに抵抗のある高齢者もいるという。「ペットの里」をはじめ、提携する保護施設で犬猫を引き受け、終生飼育する。
「ワンニャンお引き受けサービス」は、高齢者が安心してペットとの生活を送ってもらうことを目的としている。
入会した際は、ゼロジャパンサポーターとして月額1,000円(1口)の会費が必要。ただ、会費は何口でも大歓迎だ。クレジットカードもしくは口座振替が利用可能。登録はゼロジャパンプロジェクト公式LINEから。
会費は全て、保護施設の運営活動費やペットの食費・医療費、里親マッチング・適切な譲渡への取り組みなど、「殺処分ゼロ」活動のために活用される。
申し込み条件・利用の条件・特典などについて
申し込み条件は、飼い主・ペット共に健康であること。会員申込後に引き受け施設との個別電子契約を交わす。申込および決済完了日の6か月後から利用できる。
引き受けする「健康上の理由」とは、飼い主が死亡、もしくは余命6か月以内と宣告された場合、高齢などの理由で施設に入ることになった場合など。
また、要介護2以上、認知症段階中度以上と診断された場合、その他引き受け施設が引き受けする必要があると判断した場合も含まれる。
1口につきペット1匹を保護する。複数飼育している人は、複数口の加入を検討しよう。入会特典は、ペットシッター1回無料、ペット共同墓地無料、フードやサプリのお試しサンプルプレゼントなど。
会員特典はフードやサプリ・ペットシッター・ペットホテルなど、各種割引。特典は随時公式WEBにて案内がある。
「ワンニャンお引き受けサービス」説明会開催
また、8月2日(土)にペットの里 チャリティーフェスタを開催し、第一部の10:00~16:00にて「ワンニャンお引き受けサービス」 説明会を開催する。
ペットの里でのセミフリー保護運用開始宣言や、ペットに関わるワークショップや講演、オリジナルテーマ曲「乾杯はピース!」ミュージックビデオラストシーンの撮影(一般の人が参加)など行い、各種グルメ屋台やBBQ大会も行われる。
「殺処分ゼロ」の取り組みが気になる人は、「ワンニャンお引き受けサービス」をチェックしてみては。
■ペットの里
住所:岩手県滝沢市鵜飼臨安102番地
ゼロジャパンプロジェクト公式サイト:https://www.zero-japan.jp
(佐藤 ひより)
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