スマホで避難所の入退所完結！「渋谷区防災アプリ」に「ポケットサイン防災」を搭載

ポケットサインは、東京都渋谷区が防災関連情報を発信するスマートフォン用「渋谷区防災アプリ」に、マイナンバーカードによる公的個人認証サービス(JPKI)(※)を活用した同社のミニアプリ「ポケットサイン防災」を搭載し、利用が可能となった。

これにより、渋谷区民は、渋谷区防災アプリからポケットサイン防災を起動させることができ、災害時に2次元コードをスマートフォンで読み取るだけで避難所チェックインが可能となる。同時に渋谷区側は区民一人ひとりがどこに避難しているかをリアルタイムで把握でき、適時適切な行政サービスの提供につながる。

防災関連情報をリアルタイムに受信できる

渋谷区は、2019年から「渋谷区防災アプリ」を公開しており、アプリ利用者は同区が発信する種々の防災関連情報をリアルタイムに受信できるほか、アプリ内でコミュニティを作成し、家族や友人との間で情報を共有することができる。

渋谷区は大災害への備えとして、避難所を開設した場合の情報管理のDXを進めることとなった。そこで今年4月にアプリをリニューアルし、ポケットサインの「ポケットサイン防災」を渋谷区防災アプリ画面上から起動できるようにミニアプリとして機能を搭載。なお、渋谷区防災アプリは同区民に限らず誰でもダウンロードして利用できるが、「ポケットサイン防災」機能は渋谷区民が対象となる。

「ポケットサイン防災」がサードパーティーアプリ(外部事業者が開発したアプリ)にミニアプリとして搭載されるのは、今回が初めて。同社はポケットサイン防災やスマホアプリ「ポケットサイン」のオープンプラットフォーム性を活かし、様々な事業者によるJPKIの活用の機会拡大に貢献していく。

食物アレルギー・要支援の情報を管理

トップ画面で「渋谷区 避難所チェックインアプリ」をタップすると、「ポケットサイン防災」のミニアプリが起動する。区民は避難所の入り口等に設置された2次元コードをスマートフォンで読み取るだけで、避難所のチェックイン(入所手続き)や退所が完了する。

また区民は、自身の食物アレルギーや要支援(要配慮)の情報、家族の情報を登録することができる。

渋谷区は、区民一人ひとりがどの避難所に避難しているかをリアルタイムで把握できるうえ、避難所の状況や食物アレルギー・要支援(要配慮)の情報を管理し、避難者一人ひとりへの適時的確な対応を実現する。

なお、避難所チェックインアプリ「ポケットサイン防災」の利用には、事前にマイナンバーカードをスマホにかざす方法または手動入力による登録が必要となっている。

マイナンバーカードを用いたJPKIによって本人確認を行うため、スマホでの避難所の受付や正確な情報連携が可能となる。また、職員が使用する防災システムと「ポケットサイン防災」が連携することから、職員は防災システム上で避難所に関する情報を一元的に把握することができる。

プライバシーを高水準で保護

スマートフォンアプリ「ポケットサイン」は、誰でも簡単に使える公的個人認証サービス(JPKI)機能を有しているほか、サードパーティ製スマートフォン向けアプリやWebアプリとの連携に対応しているオープンなスーパーアプリ。

マイナンバーカードの情報を用いてユーザー登録することで、デジタル空間での自分の情報を一元的に管理・活用するためのツールとして利用可能。また、プライバシーを高水準で保護するために、「ポケットサイン」では、連携する情報の内容やタイミングなどをアプリ利用者が管理することができる。

地方自治体は、「ポケットサイン」を自治体公式アプリとして採用すると、同社が開発するミニアプリを行政サービスとして活用できる他、連携するサービスにおいて、オンラインでの本人確認や引越し時の住所情報更新など、個々人の情報に応じた毎日の生活を豊かにする行政サービスを提供できるようになる。

また、アプリ開発事業者は自社アプリに同社の「ポケットサイン防災」のほか情報配信プロダクト「ポケットサインおしらせ」といったミニアプリの機能を搭載することも可能だ。

コード読取での避難所チェックインと避難状況の可視化を実現！この機会に、ポケットサインのミニアプリ「ポケットサイン防災」を、チェッしてみては。

「ポケットサイン」サービス紹介サイト：https://pocketsign.co.jp/service

※ マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用し、オンラインで利用者本人の認証や契約書等の文書が改ざんされていないことの確認を公的に認証する仕組みのこと。安全・確実かつ厳格な本人確認が手軽にできる点が特長。

(江崎貴子)

The post スマホで避難所の入退所完結！「渋谷区防災アプリ」に「ポケットサイン防災」を搭載 first appeared on ストレートプレス：STRAIGHT PRESS – 流行情報&トレンドニュースサイト.