カニエ・ウェスト、今月末の韓国公演が“最近の騒動”を理由に中止
イェーことカニエ・ウェストが、現地時間2025年5月31日に予定していた韓国公演が中止になった。
韓国のチケット販売プラットフォーム、インターパーク・グローバルによると、月末に仁川文鶴(インチョン・ムナク)競技場で開催予定だったイェーの公演は、彼を取り巻く“最近の騒動”を理由にキャンセルされた。具体的にどの騒動が原因で中止につながったかは明らかになっていない。
インターパーク・グローバルのウェブサイトには、「2025年5月31日(土)に開催予定だった【YE LIVE IN KOREA】コンサートは、アーティストのカニエ・ウェスト(イェー)に関する最近の騒動のため、中止となりました。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。ご購入いただいたチケットは自動的にキャンセルとなり、順次払い戻し手続きを行います」と記載されている。
ロイター通信も5月19日に、イェーのコンサートが開催されないことを韓国のeコマース企業クーパンに確認している。
イェーはここ数週間、スペインのマヨルカ島で妻のビアンカ・センソリ、ストリーマーのスニーコとデジタル・ナズと一緒に目撃されている。
この数か月、イェーは自身のSNSで反ユダヤ主義や反LGBTQの暴言を吐き続け、さまざまな論争に巻き込まれてきた。その一例として、今月初めにリリースを試みたという、大きな論争につながりそうな「Heil Hitler」という楽曲が、すべてのデジタル配信プラットフォームから禁止されたと主張した。
彼はXに、「イェーの“Heil Hitler”が、すべてのデジタル配信プラットフォームから禁止された」と書き、音楽配信の表現規制に彼が感じる二重基準を指摘した。「ランディ・ニューマンの“Rednecks”は配信が継続されているのに。彼らはマジで黒人を抑圧している」と彼は続けた。
イェーの最新のインタビューでは、5月初旬にピアーズ・モーガンの番組『Uncensored』に出演した際、座談会が始まって数分で怒って退席した。シカゴ出身の彼はインタビューを去る前に、「俺のナニを矮小化しようったってそうはいかないぞ、お前」と吐き捨て、「俺は才能の塊だ。何でお前らメディアの人間は、俺の曲を結婚式や卒業式、葬式、子どもの誕生時に流したことがないかのように振る舞うんだ?」と続けた。
そして、「(ジョン・)レノンやマイケル・ジャクソンのような(レベルの)、生きてる人間に対してさ……そのニュアンス自体が馬鹿げている。それは愛を生み出す人たちにお前がぶつけている憎しみをを表しているだけだ。俺が生み出す芸術には愛が溢れている。今のところはこれだけだ、お前が数えられるようになったらまた話をしよう」と述べた。
米ビルボードはイェーの代理人にコメントを求めている。
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