120年前の1905年に創業したトンカツ屋「ぽん多本家」でカツレツを食べる

120年前の1905年に創業したトンカツ屋「ぽん多本家」(東京都台東区上野3-23-3)でカツレツを食べた。ここではトンカツはトンカツではなくカツレツ。一人前3850円で、ごはん・赤だし・おしんこのセットは660円プラス。

店内の雰囲気は照明の明るさひかえめ

店内に入るとカウンター席が目の前に。2階にも席があって、今回はそちらに案内されて着席。店内の雰囲気は照明の明るさひかえめで、スマホで写真を撮るには適さない感じだが、バズるとか、キレイに撮るとか、そういう次元では勝負していない感があって良き。

テーブルにはケチャップ、ソース、塩、カラシが置かれている。醤油は確認できなかった。

ジャガイモを揚げたもの

目の前にやってきたカツレツ。皿にはカツレツとキャベツのみ。……と思っていたら、なんと、カツレツの端に、ポツンと、ジャガイモを揚げたものが添えられていた。

このジャガイモ揚げがホクホクで実にいい感じ。フライドポテトとはまったく違う存在。これを体験するためだけに「ぽん多本家」に行ってもよいかもしれない。

極めて柔らかな豚肉

カツレツは衣がクリーム色で、豚肉は純白。全体的に白より。箸でつまむと衣がはかなく崩れつつも、衣が剥がれたりはしない職人技。豚肉の表面はザラついていて、そして極めて柔らか。

塩やソースをしっかり吸い込む

断面に塩をかければ塩が、ソースをかければソースが、豚肉にシミシミに浸透しておいしさを盛り上げる。ザラついた表面のおかけで、塩やソースをしっかり吸い込むのかもしれない。イイ感じ。

実は、キャベツもステキだった。あまりにも細かくカットされているので、キャベツの粒子を食べているかのよう。新感覚。これスムーズに食べられるし、キャベツの甘味が広がるから良いかも。ごちそうさまでした!

(執筆者: クドウ秘境メシ)

  1. HOME
  2. グルメ
  3. 120年前の1905年に創業したトンカツ屋「ぽん多本家」でカツレツを食べる
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。