義父の“味覚警察”発言に耐えきれず…ついに爆発した私の一言
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、“毎回食卓で料理に文句をつけてくる義父”に振り回された投稿者の実体験をもとにしたお話です。
投稿者は、関東在住の30代女性・Kさん。
結婚を機に義実家との付き合いが増え、定期的に集まる夕食会で手料理を振る舞うようになった投稿者。
最初は「こだわりがあるんだな」と受け流していたものの、ついには「この煮物、出汁の取り方から間違ってるよ」と講釈モードに突入──。
家族の空気を壊したくない一心で耐えてきた投稿者でしたが、義父の “ 味覚警察 ” ぶりがエスカレートしていく中、ついに爆発!
★1話完結で描かれる、 “ 料理への執着 ” と “ 家庭の空気 ” のせめぎ合い、そしてスカッと一発逆転の言葉★
「おいしくない」が口ぐせの義父
結婚してからというもの、義実家との食事の場が増え、そのたびにモヤモヤするようになったそうです。
というのも、義父は食卓での “ ひとこと ” が多すぎる人物でした。
「味が薄いな」「昔の味付けの方がよかった」「なんか物足りないね」
こうしたコメントを、まるで料理評論家のように毎回口にするのです。
しかもそれが、私が作った料理に限って、なのです。
最初は「お義父さんの好みに合わなかっただけ」と受け流していましたが、回を重ねるごとに、その発言はエスカレート。
ついには、私の料理にだけ“ダメ出し”がされているのでは?という疑念がわいてきました。
「俺の舌は確かだから」のひとことに絶句

義父の口ぐせは、「俺の舌は確かだから」。
それを盾にして、あらゆる味に講評をつけてくる姿は、もはや “ 味覚警察 ” 。
家族で楽しく食事をしていても、義父が口を開けば空気はピリッと緊張します。
しかも不思議なことに、義母の料理やお惣菜にはほとんど文句を言いません。
「え?それ冷凍食品だよ?」「レトルトカレーのときは何も言わなかったのに…」
そんなことが何度もあり、私の料理だけが標的になっているような感覚が拭えなくなっていきました。
張り切って作った唐揚げに飛んできたひとこと
ある日の義実家での集まりに、私は気合いを入れて唐揚げを作っていきました。
ニンニクと醤油でしっかり下味をつけ、二度揚げでカリカリジューシーに。
家でも夫と子どもが「お店よりおいしい!」と言ってくれる自信作です。
義母や義妹たちは「美味しいね!」と褒めてくれ、心の中でガッツポーズ。
……が、義父は違いました。
一口食べた後の第一声が、
「悪くはないけど、唐揚げっていうより、なんか違うな。俺の知ってる味じゃない」
でした。
その瞬間、胸の奥にずっと溜めてきたものが、一気に噴き出しました。
「じゃあ、自分で作ってください」私の反撃

「……じゃあ、お義父さんの知ってる唐揚げは、ご自身で作ってください」
その場は一瞬、凍りつきました。
私の口調は静かでしたが、明らかに怒りを含んでいたと思います。
義母が「ちょっと、言いすぎよ」と義父をたしなめ、夫は「また始まった…」と苦笑い。
私はそれ以上は何も言わず、その場を立ち去りました。
その後、義父がとった意外な行動

気まずい空気の中、義実家を後にした私。
しかし数日後、義母から驚きのLINEが届きました。
「お父さん、自分で唐揚げ作ってみたの。でも、外は焦げて中は生で、すごく落ち込んでたわ(笑)」
正直、笑ってしまいました。
「料理って、ただ文句を言うだけじゃできないんだ」
義父も少しは気づいたのか、その後は私の料理にも何も言わなくなりました。
まとめ:味覚の正しさより、大切なのは思いやり
★ 「俺の舌は確か」より、「ありがとう」の一言がうれしい
★ 家庭料理は、評価されるためじゃなく、家族のための愛情表現
★ 口にする前に“作ってくれた人の気持ち”を想像することが大切
義父の味覚警察ぶりに悩まされていた日々。
でも、言うべき時に言葉を発したことで、やっと状況が変わりました。
料理をする人の思いを軽く扱わないでほしい──そんな当たり前のことが、ようやく義父にも伝わった気がします。
今日も私は、家族の「おいしいね」の言葉を糧に、キッチンに立っています。

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