ブルース・スプリングスティーン、完全未発表曲「レポ・マン」公開
2025年6月27日にリリースされるブルース・スプリングスティーンの完全未発表フル・アルバム7作をフィーチャーしたボックス・セット『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』からの第4弾シングルとして、アルバム『サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル』より、完全未発表曲「レポ・マン」が初公開された。
未発表アルバム『サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル』は、1995年夏に『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』と同時期にレコーディングされていた作品で、ソロ・アコースティックで録音されたシリアスな『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』に対して、ホンキートンク、ロカビリー、アップテンポのカントリー・サウンドを探求した作品となっている。元々は『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』に収録される予定だった「スタンド・オン・イット」と「ジェイニー、ドント・ユー・ルーズ・ハート」の2曲が全く異なる形で収録されている。
スプリングスティーンは、今作について、「“ストリーツ・オブ・フィラデルフィア”によって、俺は社会派的な、あるいは時事的な曲作りをするようになった。 そこから“ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード”が生まれたんだ。そして、“ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード”の曲を書いたのと同時に、ここに収録されているようなカントリー・ソングも書いた。これらのセッションはお互いに完全に重なっている。午後に“レポ・マン”を歌い、夜は“ザ・ライン”を歌う。だから、この“サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル”は、“ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード”と並行して作られた。“ボーン・イン・ザ・U.S.A.”と“ネブラスカ”の関係と似ている。あのときも1つのレコードを作るひとつのセッションだと思っていた。“サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル”は、“ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード”とで1枚のレコードだと思っていたんだ」と語っている。
『サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル』にはEストリート・バンドのダニー・フェデリーシとゲアリー・タレント、ベテラン・セッション・ドラマーのゲイリー・マラバー、ペダル・スティール・ギター奏者としてマーティ・リフキン(後にセッションズ・バンドのメンバーとなる)、ヴァイオリン奏者のスージー・タイレル(後にEストリート・バンドのツアー・メンバーとなる)などが参加。“カントリー・コンボとペダル・スティール”をフィーチャーしたサウンドを奏でている。アルバムのカバーには子供の頃の幼きスプリングスティーンが乗馬する未発表写真が使用されている。
また、ボックス・セットの詳細がわかる日本語のスペシャル・サイトも公開されている。
◎リリース情報
『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』
2025/6/27 RELEASE
<完全生産限定盤(2000セット限定)>
輸入盤国内仕様(詳細な日本版ブックレット付)
SICP-31767~73 35,750円(tax incl.)
https://brucespringsteen.lnk.to/TheLostAlbumsPR
Photo: Danny Clinch
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