【北海道札幌市】つくる人とつかう人をつなぐ「暮らしの朝市」が札幌・東本願寺で初開催

暮らしの朝市実行委員会は、6月8日(日)、北海道札幌市の東本願寺札幌別院にて「ひがほん暮らしの朝市」を初開催する。

「暮らしの朝市」が札幌でスタート

愛知県内だけで月8回以上開催され、年間出店数515店舗・年間売上2.3億円(2024年度)を誇る「暮らしの朝市」。

そのノウハウと理念を継承しながら、札幌という都市の中に、持続可能な小さな経済圏とあたたかいコミュニティを育んでいくことを目的に、東海地方最大級の朝市が北海道札幌市に進出することとなった。

同取り組みは、東海地方で最大規模の朝市である「暮らしの朝市」が、北海道を新たな拠点に迎え、ただのマルシェ・マーケットではない、自分らしい暮らしを実感できる空間を広げていく。

つくる人と、つかう人が、ともに育てる朝市

「暮らしの朝市」とは、毎月決まった日に開かれる、子どもからお年寄りまでが楽しめる定期市。畑で育てた野菜や、手づくりのアクセサリーや洋服、暮らしの雑貨、お菓子やお弁当など…ありとあらゆる手作り品が並ぶ。

モノの売り買いだけでなく、誰かとつながりながら生きることを大切にして開催。つくること、働くこと、生きることが重なり合う、そんな暮らしの延長線上にある場づくり、コミュニティづくりにも力を入れている。

単なるモノの売り買いを超えた、地域に根ざす「小さな経済圏」として成長してきたこの朝市は、“自分らしい働き方・生き方”を支える持続可能な仕組みとして、多くのつくり手の挑戦や暮らしを支えている。

その本質的な価値をより多くの人と共有していくために、2025年にはウェブサイトを全面リニューアルし、朝市の背景や想いを丁寧に伝える発信を強化。

また、東別院での運営のサポートをするレジスタと共に、出店者目線で見た「暮らしの朝市の価値」を可視化するレポートも制作した。

今後は出店者だけでなく、来場者や地域住民へのアンケート・インタビュー、社会的指標との照合を通じて、朝市が生み出す多面的なインパクトを定量・定性的に捉え、「インパクトレポート」として発信していく。

「ひがほん暮らしの朝市」開催概要

「ひがほん暮らしの朝市」は、6〜11月の10:00〜14:00に、毎月2回開催(8日及び第4日曜日)。入場料は無料で雨天でも決行する(荒天中止)。

今回の「ひがほん暮らしの朝市」では、広い境内に、農産物だけでなくキッチンカー、お弁当、焼き菓子、アクセサリーや洋服など、心を込めて作った手づくりの品が並ぶ予定だ。

開催地 東本願寺札幌別院について

繁華街すすきのの南西、市電の「東本願寺前」駅を降りてすぐの場所にある東本願寺札幌別院。

広い境内には、春には桜、夏には蓮の花、秋には紅葉と、四季を感じられる緑豊かな場所で、まさに都会の中のオアシスだ。

現在の札幌別院は、明治政府から下賜された地に、東本願寺の管刹(寺)を建立したのが始まり。長い歳月を経た今日、札幌市は高層ビルが建ち並び、190万の人口を擁する日本でも代表的な大都市に発展してきた。

そのような時代の変遷、街並みの変貌を一世紀以上にわたり、静かに見つめてきた札幌別院は、唯一の街の証人ともいえるだろう。

人と人の新たなつながりが生まれる場として

今回の「ひがほん暮らしの朝市」立ち上げについて、東本願寺札幌別院は「寺院の広い境内を有効活用して、より多くの方にお寺の存在を知ってもらい、足を運んでいただく一つの機縁となる事を旨として立ち上げました。北海道の豊かな土壌を活かした農作物やつくり手の思いのこもった品を手に取っていただき、人と人との新たなつながりが生まれる場、近隣の方々のコミュニティの場、新しい文化、産業の場となっていく事を願いとしています」とコメントしている。

子どもから大人までみんなが楽しめる「ひがほん暮らしの朝市」へ、足を運んでみては。

■ひがほん暮らしの朝市 開催概要
開催日時：6月8日(日) 10:00〜14:00
会場：東本願寺札幌別院
住所：北海道札幌市中央区南7条西8丁目290番地
入場料：無料

暮らしの朝市 公式サイト：https://kurashi-asaichi.jp/

※イメージと記載のある写真は東本願寺札幌別院と同じ真宗大谷派の名古屋別院で開催している暮らしの朝市の風景

(丸本チャ子)

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