ビリー・アイリッシュ、レディオヘッド「Creep」をオランダ公演でカバー

 現地時間2025年5月4日の夜、ビリー・アイリッシュがオランダ・アムステルダムのジッゴ・ドームで行った公演で、レディオヘッドの「Creep」をカバーした。

 あるファンが投稿した動画では、ビリーが通常のセットリストから外れ、2人のバック・ボーカルとエレキ・ギター奏者とともに、レディオヘッドの代表曲を見事に披露する姿が映っている。ビリーの突き抜けるような歌声が、他のシンガーたちによる瑞々しいハーモニーにのって響き渡り、彼女はさらにセンスの良いアドリブを随所に加えた。

 だが、演奏が終わりに近づいた頃、ビリーは遠くのほうに何かを見つけ、笑いが止まらなくなり、再び歌い始めようとマイクを掲げても、またふき出してしまっている。やがて笑いがおさまると、印象的なラスト・パートを歌い上げた。

 1992年にレディオヘッドのデビュー・シングルとしてリリースされた「Creep」は、1993年6月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に初登場し、翌年9月には34位を記録した。この曲はバンドの1stアルバム『パブロ・ハニー』に収録されており、同アルバムは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で32位を記録した。

 ビリーによるこの曲のカバーは、2024年のアルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』を引っさげて昨年9月にスタートしたツアーの中盤で披露された。12月下旬まで北米をツアーした後、彼女はこの数か月間、オーストラリアとヨーロッパを回っており、7月下旬にはアイルランドでツアーを終える予定だ。

 今後、彼女が6公演を行う会場のひとつが、2019年に公演を行った英ロンドンのO2アリーナだ。当時、同会場で彼女のパフォーマンスを鑑賞したレディオヘッドのトム・ヨークは、その後、英タイムズ紙に「ビリー・アイリッシュは好きだ」と語り、「彼女は自分のやり方を貫いている。誰にも指図されることなく」と話していた。

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