【フォトライヴレポート】downt、初ワンマンライヴ〈LIVE〉 at 渋谷 WWW
レポートを書く予定がなかったライヴ。事前にその心構えもなければ、ライヴ中はただただ圧倒されていたためそれを伝える言葉も頭に残っていない。
幸いにしてセットリストと写真を入手できたので、それらと、心に残っている情景、ステージ上の言葉を伝えようと思う。
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入場するとステージ上には、左右に余白を持たせ中央に寄せられたスリーピースのセットが置かれている。ステージ上手には富樫ユイのギターが3本。はじめて見る光景だ。テレキャスター、SG (Orville by Gibson)、ストラトキャスターの3本。セットリストが3つのブロックに分けられ、3本をブロックごとに順に使っていった。最初のブロックで弾いたテレキャスターのみ変則チューニングで、あとの2本はレギュラー・チューニングとのこと。
MCから大切な言葉を2つ紹介したい。
「ただただ音楽を追求していきたい」(河合)
「今日は挑戦しに来ました」(富樫)
本編ですべて演りきってアンコールはないはずだった。それでも……と鳴り止まないアンコールを求める拍手のなか、「1曲やるの忘れた」とステージに戻ってきた3人。最後に “AM4:50” を演奏し、圧巻のライヴを終えた。
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あまりにソリッドでシャープ。研ぎ澄まされ狙いが定まった末の、自由の強さ。
この日と同じライヴをdowntがすることは二度とないだろう。だがこの日と同じくらい、そしてこの日を超える圧倒的なライヴをdowntはこれからもみせてくれるに違いない。ぜひ見逃さないでほしい。
最後に富樫ユイの本編最後のMCから。
「また普通のライヴハウスで会いましょう」(富樫)
セットリスト
01. I couldn’t have done this without you.
02. Fis tel
03. Channnel 2
04. (タイトル未定) [新曲]
05. minamisenju
06. 8/31(Yda011)
07. 紆余
08. Yda027
09. 煉獄ex
10. balance [未リリース]
11. not [未リリース]
12. Whale
13. mizu ni naru
14. AWAKE
15. underdrive
16. 111511
17. 13月
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En. AM4:50
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アーティスト情報
downt
2021年結成。富樫ユイ (Gt&Vo)、河合崇晶 (Ba)、Tener Ken Robert (Dr) の3人編成。
X : @downtband
Instagram : @downt_japan
YouTube : @downt
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