ジャック・ブラック、『マインクラフト/ザ・ムービー』より34秒の楽曲が米ビルボード“Hot 100”入りした最も短い曲に

 ヒット曲は概して短い。Hit Songs Deconstructedによると、2024年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のTOP10入りを果たした楽曲の平均再生時間は3分40秒だった。そんな中、さらに短いジャック・ブラックの「Steve’s Lava Chicken」が今週Hot 100に初登場し、同チャート入りした楽曲として史上最も短い曲となった。

 「Steve’s Lava Chicken」のオリジナル版はわずか34秒(やや長めの1分15秒のエクステンデッド・ミックスもリリースされている)で、1958年8月4日のチャート開始以来、Hot 100にチャートインした最も短い曲として記録を更新した。これまでは、キッド・カディによる37秒の「Beautiful Trip」がその記録を保持していた。

 映画『マインクラフト/ザ・ムービー』のサウンドトラックに収録されているこの曲は、2025年5月3日付チャートで78位に初登場した。データを集計するルミネイトによると、この曲のストリーミング数は増加を続けており、4月18日~24日の全米における公式ストリーミングは前週比62%増の700万回に達した。

 ブラックが主演を務める映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、公開から4週目の週末で全世界興行収入8億1600万ドル(約1140億円)を記録している。「Steve’s Lava Chicken」は、ブラックと同映画の監督であるジャレッド・ヘスが共同で作曲し、ジョン・スパイカーがプロデュースを担当した。

 ブラックがHot 100にチャートインするのは、2023年4月に「Peaches」が56位を獲得して以来2度目となる。この曲は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のサウンドトラックに収録されており、ブラックは同作でクッパの声を担当していた。

 「Steve’s Lava Chicken」は、米ビルボード・ロック・ソング・チャート“Hot Rock Songs”でも順位を4つ上げて10位となり、TOP10入りを果たした。

 この曲は、デイヴ・グロールがドラムで参加した「I Feel Alive」と、それぞれ1分未満の他の2曲とともに、『マインクラフト/ザ・ムービー』のサウンドトラックに収録されたブラックによる4曲のうちの1曲だ。共演するジェイソン・モモアとの「Birthday Rap」と「Ode to Dennis」もその中に含まれている。

 以下、レコード・リサーチのジョエル・ウィットバーンとポール・ヘイニーの協力のもとリスト化された、Hot 100の歴史上最も短い10曲となる。

◎米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りした最も短い曲10曲(最高位、チャート日)
34秒「Steve’s Lava Chicken」ジャック・ブラック
最高位78位、2025年5月3日

37秒「Beautiful Trip」キッド・カディ
100位、2020年12月26日

45秒「PPAP」ピコ太郎
77位、2016年10月29日

1分2秒「Little Boxes」ザ・ウィメンフォーク
83位、1964年4月25日

1分6秒「Deck the Halls」ナット・キング・コール
16位、2022年12月31日

1分13秒「Pete Davidson」アリアナ・グランデ
99位、2018年9月1日

1分16秒「Difference (Interlude)」XXXテンタシオン
84位、2018年12月22日

1分17秒「Some Kind-A Earthquake」デュアン・エディ・ヒズ・トワンギー・ギター・アンド・ザ・レベルズ
37位、1959年10月26日

1分19秒「Forward」ビヨンセ feat. ジェイムス・ブレイク
63位、2016年5月14日

1分20秒「What I’ve Been Looking For (Reprise)」アンドリュー・シーリー&ヴァネッサ・アン・ハジェンズ
67位、2006年2月11日

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