【大阪府大阪市】不登校の子どもや地域の人たちに向けて、フリースクールに通う小中学生がカフェをOPEN
不登校の子どもたちのためのフリースクールを運営する「ここ」は、フリースクールの生徒たち自らがメニューを開発し運営する「かろーぐカフェ」を、4月28日(月)の12:30~14:30に、フリースクールここ淡路校「ういるも」の1階カフェスペースにてオープンする。
「かろーぐカフェ」オープンの背景
「かろーぐカフェ」は、いじめ・虐待・貧困・発達障がい・家庭内暴力など様々な背景から不登校となり、フリースクールここ淡路校「ういるも」に通う子どもたち20名の中から有志のメンバーが集まり、2021年6月にオープン。以来、60回以上カフェをオープンしている。
文部科学省によると、2023年度、増え続ける不登校の子どもたちは過去最多の34万6482人になった。学校に行けなくなった子どもは、「なんで皆ができることがあなたにはできないの?」「そんなんじゃ大人になれないぞ」と言われ続けるため、自己を否定し自己肯定感を失うという。
「かろーぐカフェ」では、そんな子どもたちが、他者から必要とされる経験をしたり人に貢献する体験を積むことで自信を取り戻せるよう、子どもたちが自らメニューを開発し試作を重ね、仕入れをして価格を決め、接客をして売り上げを計算している。
新年度の登校への不安を軽くするために
「かろーぐカフェ」は、新年度が始まり、新しく小中高生になった子どもたち・新学年になった子どもたちの中で、学校に通うことに不安を感じる子どもたちや地域の人々に向けてオープンする。
学校に行きづらくなった多くの親子にとって、その将来は不安なもの。学校外の学びの場で伸び伸びと育ち成長するフリースクールの生徒たちと直接関わることで、その不安を少しでも軽くし、「学校に行ける行けないが子どもの生き死にの問題に繋がる」ことなく、「誰もが受け入れられ自立できる」社会を創るために、「ここ」は「かろーぐカフェ」の活動を広く社会に発信し続けるとしている。
ここの取り組みについて
不登校児童生徒の学習支援・居場所支援・就労支援などを行う「ここ」は、不登校を経験した子どもたちが、適応指導教室や教育支援センターなどの行政の不登校支援機関を卒業した後、高校を中退したりひきこもる現状を受け、卒業生の居場所と不登校の子どもたちの学校外の学びの場を提供するために、2008年に設立された。
吹田校「あまかり」、南吹田校「いどばた」、淡路校「ういるも」、阪急吹田校「おりまる」の4か所のフリースクールを運営しており、現在は、小学1年生から高校3年生までの約80名が在籍している。
登校不安を抱える子どもや地域の人に向けてオープンする「かろーぐカフェ」をチェックしてみては。
■フリースクールここ淡路校 ういるも
住所:大阪府大阪市東淀川区菅原5-9-8
詳細:https://npokoko.org/uirumo
(yukari)
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