年間1300名超が妊娠に成功。春木レディースクリニックが語る“最初に選ぶべき不妊治療の現場”

大阪・心斎橋駅から徒歩3分の場所にある「春木レディースクリニック」。2013年の開院以来、子どもを希望する夫婦が日々来院し、評判が評判を呼んでいるクリニックだ。同院で治療を望む多数の声に応えるべく、2026年春には心斎橋駅に直結したより広い場所に移転予定だ。モチベーション高いスタッフたちと日々診療を行う春木篤理事長に話を聞いた。

実績ある不妊専門クリニックを最初から選ぶ

当院は、体外受精、顕微授精等の高度生殖補助医療を中心とした不妊治療専門のクリニックです。妊娠者数は2023年には1200名以上、2024年は1300名を越えました。現在医師は10名以上常勤と非常勤合わせて在籍し、100名のスタッフで日々診療を続けています。

妊娠を望んだとき一番重要となるのは、最初に受診するクリニックを決めることです。近所の病院やクリニックではなかなか妊娠せず当院に転院してくる患者様に、これまでの検査や治療内容を聞いてみるともう少し早く当院を受診していればと痛感することが多々あります。

不妊治療の実績があまりない医院やクリニックでは精液検査や卵管造影検査など必要な検査をせずに漫然と同じ治療が繰り返されているケースが多く、妊娠前から必要な葉酸摂取を推奨されていないこともあります。また、風疹抗体検査がされておらず、当院へ転院後に風疹ワクチン接種を行うケースが少なからずあります。その場合は2ヶ月間の避妊が必要となるため、お二人にとってはさらに時間がロスされる結果になってしまうのです。特に不妊期間が半年以上のご夫婦は、「最初は近所の産婦人科医院で診てもらおうか」よりも最初から実績のある不妊治療専門のクリニックを受診することが大切です。

当院は年間妊娠者数が多い事が特徴で、妊娠率が高い生殖補助医療はもちろん、タイミング療法や人工授精といった一般不妊治療においても、多くの方が妊娠に至っています。不妊治療を始める際には、実績のある医療機関を選ぶことが大切です。できるだけ早い段階で当院をご受診いただき、専門的なサポートを受けていただければと願っております。

会話を重視し、些細な情報から原因を突き止める

私たちは患者様との対話をとても大切にしています。医師が電子カルテの画面ばかりを見て患者様の顔をあまり見ず、治療内容の説明をほとんどしないクリニックも中にはありますが、当院では医師の横に控えている医療クラークが常時いますので、医師は患者様に向き合って検査結果や治療内容について十分な対話が可能です。

私たちは対話の中に不妊原因のヒントがあると考え、患者様から多くの情報を得ながら、診断精度を上げていきます。

例えば体外受精でもなかなか妊娠しないため転院してきた患者様に「普段気になっている症状はありますか」と聞くと、「水のようなおりものが多い」といった話を頂くことがあります。さらに聞いていくと最初から体外受精だったために卵管造影検査をしていないことが分かり、早速当院で検査してみると卵管内に水が溜まる卵管水腫だったことが判明しました。そこで卵管水腫に対する治療を行ったところ一回目の胚移植で妊娠成立ということが本当に数多くあるのです。

私たちは対話の中で得た微かな症状を原因究明のための情報として考え、対話の中でお二人の希望を確認しながら、治療のプランを丁寧に提案した上で進めていきます。

全国各地で質の高い医療を届けていく

当院は「不妊治療の最後の砦」である生殖補助医療での高い妊娠率を誇っています。だからこそ、余裕をもってタイミング指導や人工授精などの一般治療を皆様にご納得いただけるまで継続する事が可能となります。生殖補助医療が保険適用になってからは当院での妊娠者数の約80%は生殖補助医療によるものですが、以前は約半数が一般治療による妊娠でしたし、今後も卵管鏡下卵管形成術などの一般治療に注力していく所存です。

一方で、他院でうけた生殖補助医療で妊娠しなかったために当院へ転院された方々の多くが比較的短い期間で妊娠成立されています。治療がうまくいかない方々に対しては、毎週2回の医師ミーティングをはじめとし、医師、胚培養士、看護師などの専門職を中心とした会議を定期的に開催しています。不妊原因や問題点を洗い出し、どういった治療が最適なのかを全員でディスカッションしながら治療をすすめるという体制が非常に重要だと考えています。

当院には医師をはじめ、胚培養士、看護師、臨床検査技師、受付事務、メディカルアシスタントなどこの仕事にやりがいを感じている多くの職員が在籍し、現在16名が不妊カウンセラーの資格を保有しています。患者様からも、「スタッフさんが本当に優しく接してくれたので通院ができました」とか、「あのとき声かけてくれた方に感謝しています」という感謝の声が非常に多く届き、スタッフのモチベーションに繋がっています。また当院では女性の医師が多数在籍し、女性医師が毎日出勤していますので、女性医師を希望される方もぜひお越しください。

2026年の春に心斎橋駅に直結する高層新築ビルへ移転予定です。今後はさらに多くの方の診療が可能となるため、年間妊娠者数が現在の1300名から数年後に2000名を超えることが最初の目標です。今拠点としている大阪や近畿の方だけではなく、全国の皆様が当院の治療の恩恵を享受できるようにこれからも努めていきます。

 
(写真左より3番目:春木先生)
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取材協力:
医療法人正育会春木レディースクリニック(http://haruki-cl.com/)
理事長 春木篤
■プロフィール
1967年生まれ、大阪府堺市出身。1993年、山梨大学医学部卒業。1995年、横浜市立大学産婦人科に入局し、主に周産期医療に従事。2006年からは大阪で生殖補助医療に従事し、2009年にIVF大阪クリニックの副院長に就任。2013年に大阪心斎橋で医療法人正育会春木レディースクリニックを開業。日本産科婦人科学会専門医、指導医。日本生殖医学会生殖医療専門医、指導医。趣味は筋トレ、ジョギング、スキューバダイビング(PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー)、ワイン(日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート)
 
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