愛知県安城市の名物「北京飯」を食べに行ったら休業……代打の「味覚飯」がウマすぎて土下座で大感謝!

旅行や出張で地方に行ったときは、やっぱりその土地の名物グルメを食べたいもの。地元で収穫した新鮮な食材を使ったグルメは文句なしに美味しいし、何らかの理由で地元に根づいたグルメも文化や歴史を知れて楽しいのです。

愛知県安城市のソウルフード「北京飯」

先日、ある取材で愛知県安城市に行く機会がありました。そうするとやっぱり食べたいのは、安城市のソウルフードとして知られている「北京飯(ぺきんはん)」。北京本店という地元の中華料理店が考案した料理で、半世紀以上安城市で親しまれ続けているのだとか。これはぜひ食べてみたい。

ということでGoogleマップで調べてみると、取材先の近くに系列店を発見。少し早めに安城市に乗り込み、昼食に北京飯を食べてから取材に向かおうと計画しました。ところが……

まさかの休業日……

店に着いてみるとシャッターが開いてない……。まさかの休業日じゃないか。Googleマップでは確かに営業日って書いてあったけど、これは地方あるある。事前に電話で確認しなかった自分がすべて悪いんだけど、計画が完全に崩れてしまった。そしてこのままだと昼メシも抜きになってしまう……!

代わりに「味覚飯」という料理を出す店を発見

ここは一旦冷静になり、Googleマップでほかの店を探してみることに。「北京飯」が地元のソウルフードとして半世紀に渡って親しまれているんだったら、きっと近くに同じような料理を出している店があるはずだ……!

すると10分ほど離れた場所に「味覚亭」という町中華があることに気づきました。調べてみると「北京飯」の取り扱いはないものの、なにやら「味覚飯」という似た料理を提供している模様……! これは行くしかない!

割と営業時間ギリギリで「味覚亭」に到着し、迷わず名物の「味覚飯」を単品で注文!

豚唐揚げ+とろとろ卵+甘辛のタレが激ウマ!

そして程なくして「味覚飯」がお出まし。うおおお、めちゃくちゃウマそうじゃん!!

ご飯の上には豚肉の唐揚げの卵とじが盛られ、その上からタレがたっぷり。卵は見るからにトロトロだし、豚肉の唐揚げは肉厚だし、量もかなり多め。そしてこの構成、まさに噂に聞いていた「北京飯」と同じ!

厳密にはお目当てだった「北京飯」ではないけど、似たようなものにありつけて良かった〜なんて思いながら、まずは豚肉の唐揚げからパクリ。うはあっ、これウマすぎ!

まず肉質が最高。豚バラ肉だから厚切りなのに柔らかジューシーで、衣は薄め。あくまでもサクッとした軽めの食感を表現するのとタレの味を伝えるための手段であり、主役は完全に豚肉ですね。

そこに超トロトロの卵とほんのりと甘い醤油ベースのタレがよく絡んでくるわけです。だけど噛みしめるたびに広がってくるのは豚肉の旨味。何このパワーバランス。いくらなんでもウマすぎる……!

しかもだ。こんな肉と卵とタレがあったらご飯がジャンジャン進んじゃうわけですが、卵がトロトロだから肉がない部分ももはや卵かけご飯状態になっているわけですよ。なおさらご飯が進む。ウマイウマイウマイ。ご飯が進む進む。ウマイウマイウマイウマイウマイ……!

そして瞬く間に完食。これは後悔があるとすればご飯を大盛りにしなかったことだけだなあ……! 「味覚亭」に来れてよかった。なんなら北京飯が食べられなくてよかったまであるかもしれない。

これはまた安城市に行く機会があったら「北京飯」のリベンジもしたいけど、また「味覚飯」も食べたくなっちゃいそうだな〜。ごちそうさまでした!

店舗情報

味覚亭
住所:愛知県安城市市東新町8-2

(執筆者: ノジーマ)

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