「SUUMO住みたい街ランキング2025」柏が初のトップ20進出! 共働き世帯から支持、”東の渋谷”進化

「SUUMO住みたい街ランキング2025」柏が初のトップ20進出! 共働き世帯から支持、東の渋谷進化

リクルートが、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)在住の20歳~49歳の男女1万人を対象に実施した「SUUMO住みたい街ランキング2025」を発表。「住みたい駅」の部で「柏駅」(千葉県)は、20代男女や40代男女による過去最高の評価を獲得し、初のTOP20入りを果たしました。躍進の秘密とは? 街の魅力を徹底解剖します!

市を挙げて「子育てしやすい街 柏」を目指す

住みたい街(駅)ランキング11位~20位

「SUUMO住みたい街ランキング2025首都圏版」より11位から20位の結果。1位~10位についてはこちら

「柏」は、20代男女と40代男女が過去最高位を記録し、若年層、ファミリー層からの支持が集まりました。市を挙げて子育て環境と教育施策に注力している点がこの評価を後押ししています。柏市立小中学校に通う第3子以降の児童・生徒の学校給食費を無償化、高校生までの子ども医療費助成(所得制限なし)も実現。ファミリーが安心して暮らせる街である「柏」は、子どもを持つ共働き世帯の支持層も昨年より大きく伸ばしました。

「柏」性年代別・ライフステージ別得票シェアの推移

・柏市電子親子手帳サービス事業(すくすく柏)
電子親子手帳サービスには、紙の母子手帳では実現できない機能が満載! 妊娠の経過や予防接種の管理などがWEBやスマホで確認できるなど妊娠中・子育て中のご家族にとても便利なアプリです。

・柏市子ども・子育て支援複合施設「TeToTe」
柏市子ども・子育て支援複合施設「TeToTe」では、寝転びながら絵本を楽しんだり、中高生の放課後の居場所として活用できるスペースが用意され、家庭と子どもの成長をサポート。施設内の「はぐはぐポケット中央」(乳幼児一時預かり)では、2025年2月より、LINEでの預かり予約が可能に!

未就学児から中学生を対象とした子どもたちが自由に本を読んだり、遊んだり、おしゃべりできる居場所「本の広場」を、2024年12月にオープン(画像提供/柏市)

未就学児から中学生を対象とした子どもたちが自由に本を読んだり、遊んだり、おしゃべりできる居場所「本の広場」を、2024年12月にオープン(画像提供/柏市)

テントやキャンプチェア、ハンモックもある「ほっこりエリア」(画像提供/柏市)

テントやキャンプチェア、ハンモックもある「ほっこりエリア」(画像提供/柏市)

駅周辺再開発と新たな商業施設が織りなす快適な暮らし

「柏」街の魅力TOP10

「2025年順位」は今回のランキング対象となった全231駅の中での偏差値順位

「柏」の街は、駅周辺に生活に必要な施設が充実している点が高評価を受けています。柏駅東口と西口では、街全体の魅力を引き上げる再開発の検討が進められています。市は、2023年5月に「柏駅東口未来ビジョン」を公表しました。ビジョン公表後、2016年に閉店したそごう柏店の土地を所有者である三井不動産から86億円で市が購入したことが話題となりました。現在、「柏駅東口未来ビジョン」に基づき、再整備が推進されています。

・「柏駅東口未来ビジョン」
2023年5月に策定された柏駅東口駅前のこれからの50年に向けた「未来のすがた」と「未来への取り組み」を示したもの。「人を惹きつける魅力」、「広がりのある高い回遊性」、「みどり豊かなゆとりある空間」を今後のまちづくりに必要な3つの要素として掲げ、その実現に向けて再整備の検討が進められています。

・複合型コミュニティスペース「BeARIKA」
柏高島屋ステーションモール新館の10階・11階にオープンした「BeARIKA」は、地域住民が気軽に集い、交流できる新たなコミュニティ拠点として、期待されています。

「SUUMO住みたい街ランキング2025」柏が初のトップ20進出! 共働き世帯から支持、”東の渋谷”進化 複合型シェアスペース

カフェ、キッチン、スタジオ、ホール、ギャラリー、オープンスペースを完備した複合型シェアスペース。多様な使い方ができるレンタルスペースやシェアラウンジも(画像提供/BeARIKA)

賑わいは、大型商業施設だけによるものではありません。かつて「東の渋谷」と称された「柏」。「渋谷109に行かなくても済む駅前の品揃え」であることが由来ですが、その歴史は、今もなお息づいており、時代とともに進化を遂げています。当時の若者が30代・40代になり、店主となって、個性的な商店会を形成しているのです。その商店会は通称「ウラカシ」! 柏駅周辺の百貨店エリアを「表」として柏市三丁目エリアを「裏」と表現するのが由来で15年前ほどから呼ばれるようになりました。古着やカフェ、居酒屋などの出店ラッシュにより、駅前に新旧の魅力が融合した独自のカルチャーを形成しています。

平均年齢40代の比較的若い店主たちによる「ウラカシ百年会」。フリーペーパーの作成や配布、イベントを行い、柏を盛り上げている(画像提供/ウラカシ百年会)

平均年齢40代の比較的若い店主たちによる「ウラカシ百年会」。フリーペーパーの作成や配布、イベントを行い、柏を盛り上げている(画像提供/ウラカシ百年会)

古着とカフェの「Gleeful」。原宿、下北沢(2店舗)、松戸、名古屋とオンラインショップを展開。この柏店では店内でカフェも(画像提供/Gleeful)

古着とカフェの「Gleeful」。原宿、下北沢(2店舗)、松戸、名古屋とオンラインショップを展開。この柏店では店内でカフェも(画像提供/Gleeful)

祭りと地域活動が育む温かいコミュニティ

住民の声によれば、「柏」の魅力のひとつとして、柏レイソルに代表されるプロスポーツの応援や地域全体の一体感を感じる「柏まつり」が挙がりました。昨年、柏まつりのイベントの一つとして行われたマラソン世界記録の「2時間35秒」を目指して市民ランナー422人リレーで42.195kmを走るイベント「めざせ☆世界記録!みんなでつなぐ42.195キロリレー」では柏レイソル、NECグリーンロケッツ東葛、ENEOSサンフラワーズなど地元のスポーツチームも応援やゲスト参加しました。

「柏まつり2024」では、伝統の「柏おどり」のアレンジ曲を募集。EDM調やR&B調・Rock調・シティポップ調の編曲で現代的にアレンジした「シン☆柏おどり」が披露され、駅の東西に78万人が集い熱狂の渦に! 他地域からの出身者も参加しやすいこうしたイベントにより、温かく活気あるコミュニティ文化が育まれています。

・柏まつり
毎年7月下旬に開催される市民参加型の夏祭り。着物に花笠の伝統的なスタイルだった「柏おどり」を現代風にアレンジし、世代をこえて楽しめる祭りに進化!

公・民・学が三位一体となって柏駅周辺のまちづくりを推進する「柏アーバンデザインセンター(通称:UDC2)」が、ロンドンのストリートプレイを参考に商店街をあそび・憩いの空間として路上を活用するイベント(ストリートパーティ)を開催。UDC2は、交流・定着する人の受け皿となる「空間や機能」の充実を目指している(画像提供/UDC2)

公・民・学が三位一体となって柏駅周辺のまちづくりを推進する「柏アーバンデザインセンター(通称:UDC2)」が、ロンドンのストリートプレイを参考に商店街をあそび・憩いの空間として路上を活用するイベント(ストリートパーティ)を開催。UDC2は、交流・定着する人の受け皿となる「空間や機能」の充実を目指している(画像提供/UDC2)

自然と農が息づく手賀沼エリア

「柏」は、都市の利便性だけでなく、自然環境に恵まれているのも人気のポイント! 手賀沼を中心としたエリアでは、ジョギングやサイクリングに最適な「手賀沼自然ふれあい緑道」、周辺にはキャンプ場も多く、アウトドアライフが充実。また、手賀沼まちづくりセンターによる、3才以上を対象とした野菜の収穫体験イベント「はじめてのはたけ」など、農の魅力を体験できるプログラムも多数開催されています。

・手賀沼スクールヤード
手賀沼スクールヤードは、千葉県柏市の手賀沼周辺地域で自然や歴史文化を巡る情報発信や農業・漁業などを体験できるプログラムを環境学習として柏市をはじめ近隣の学校に提供している。手賀沼は都心に近いことから、最近は都内からの利用も増加しているとのこと。特に、里山の荒廃や耕作放棄地の増加といった地域課題に対し、農業体験や自然観察などのプログラムを通じて、地域資源の保全と活性化に取り組んでいます。(令和4年度ちばコラボ大賞受賞)

「地元農園による収穫体験」「野菜の話と絵本の読み聞かせ」「野菜の食べ比べ」など食育になるイベント「はじめての“はたけ”」

「地元農園による収穫体験」「野菜の話と絵本の読み聞かせ」「野菜の食べ比べ」など食育になるイベント「はじめての“はたけ”」(画像提供/手賀沼スクールヤード)

手賀沼フィッシングセンター周辺を中心に活動している「てがぬまパドルクラブ」では船体が大きくて安定した「メガSUP」を提供しており子どもにも乗りやすいと評判

手賀沼フィッシングセンター周辺を中心に活動している「てがぬまパドルクラブ」では船体が大きくて安定した「メガSUP」を提供しており子どもにも乗りやすいと評判(画像提供/てがぬまパドルクラブ)

多面的な魅力で住みたい街ランキングに急浮上した「柏」。取材により、市だけでなく、さまざまな団体による世代を超えた活動やイベントが街を盛り上げていることがわかりました。進化を続ける「柏」は、『SUUMO住みたい街ランキング』TOP20の常連になれるのか!? 今後のランキングも目が離せません。

●関連サイト
SUUMOリサーチセンター「SUUMO住みたい街ランキング2025 首都圏版」プレスリリース

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