応募総数4,915点!全国の小学生を対象とした第8回「クルマのリサイクル」作品コンクールの入賞者が決定

ゴミを減らし、資源を無駄にしない循環型社会を作るため、2005年に施行された通称「自動車リサイクル法」。この法律に基づいて、クルマの所有者となる私たちは車を購入する際、リサイクル料金を支払うことが義務化されている。このリサイクル料金は、公益財団法人自動車リサイクル促進センターにより管理され、自動車メーカー等によりシュレッダーダスト、エアバッグ類のリサイクル、フロン類の破壊のために使われる。この「自動車リサイクル法」による取り組みにより、現在では使用済み自動車のほとんどがリサイクルされており、不法投棄なども大幅に減少した。使われなくなったクルマは貴重な資源であり、正しくリサイクルされることにより環境を守ることに繋がるのだ。この自動車のリサイクルシステムの運用をする上で重要なのが、車を使用する私たちのリサイクルへの意識や理解である。

公益財団法人自動車リサイクル促進センターは、小学生が自動車リサイクルに関する『学んだこと』や『知ってほしいこと』を作品にすることを通じて、循環型社会の実現に向けた自動車リサイクルの取り組みについて、より深く理解してもらうこと、そして小学生自らが日本の産業や環境保全などの現状や将来を考えるきっかけになることを目指し、2017年より「クルマのリサイクル」作品コンクールを開催している。第8回となる今回は、2024年9月1日~2025年1月31日までの応募期間に、全国から4,915点もの「クルマのリサイクル」をテーマとした標語・ポスターが集まり、このほど各部門における入賞作品と、学校・学年・クラス単位など団体で応募した学校の中から団体賞が発表された。

~最優秀賞~

<ポスターの部>

前田 琥太朗さん (神奈川県相模原市立上鶴間小学校5年生)
「車のリサイクルは環境への負荷を減らす為にとても重要な事が分かりました。リサイクルをしない未来は空気が汚れ、植物も育たずゴミだらけ。そんな世界にはしたくない!そういう思いを込めてこの絵を描きました」

<標語の部>

『車がつなぐ! 私がつなぐ! みんなの未来』

岡野 涼香さん(東京都八王子市立いずみの森義務教育学校5年生)
「私たちが車をリサイクルすることで、みんなの未来がつながれるという思いを込めました」

~小学生新聞賞~

<ポスターの部>

縄 乃々香さん(北海道札幌市立資生館小学校5年生)
「車をリサイクルすることは資源循環型社会を目指す地球へのプレゼントです。車に乗ることは思い出を作るだけではなく、資源を未来の社会へ繋ぐことでもあります。明るく楽しい未来になるように願って絵を描きました」

<標語の部>

『ハンドルを どちらに切るの? 資源かゴミか』

内田 ファムホワン 理於さん(茨城県つくば市立学園の森義務教育学校6年生)
「毎年、廃車になってしまう車が多いけど、その廃車になってしまった車もまだリサイクルをして資源にできるということを今よりも多くの人に知ってもらいたい」

~審査員特別賞~

<ポスターの部>

新本 瑛真さん(大阪府大阪市立北恩加島小学校1年生)
「ふるくなった車もリサイクルしたらいろいろなあたらしいものにうまれかわれることをしりました。それでまたあえるとうれしいなあとおもって、みんながにこにこえがおのえをかきました」

脇 玲美奈さん(静岡県静岡市立安東小学校4年生)
「古くなった車の部品を分別すれば、資源はくり返し利用する事ができて、二さん化炭素の排出もへらすことができます。正しくリサイクルをすれば、未来でも車に乗り続けられるよう、ねがいを込めて絵にしました」

戸田 結さん(福岡県福岡市立照葉北小学校5年生)
「車の部品の 96%がリサイクルされることにより、大気中の二酸化炭素が減って空気がきれいになり、地球温暖化の防止につながっています。地球に緑が増え、住みやすい環境が続いていくことを願っています」

<標語の部>

『買うときに やくそくしよう リサイクル』

松本 すいかさん(福岡県飯塚日新館小学校2年生)
「車も大切なしげんなので、買う人も乗る人も売る人も、みんなが車をリサイクルする事が大切だという事をわすれないでほしいと思います。私も大人になってもわすれないで、しっかりリサイクルしようと思います」

『リサイクル 車とつくる 未来地図』

白坂 稟さん(鹿児島県鹿児島大学教育学部附属小学校3年生)
「車のリサイクルをとおして、人と車がきょう力して、いっしょに考えて、明るく、キラキラ広がっていく、未来への地図をつくりたいという思いをこめました」

『リサイクル 部品一つが 宝物』

高巣 真綾さん(広島県東広島市立郷田小学校5年生)
「リサイクルして未来へ、無限ではない資源をとどけられるように考えました」

『リサイクル じゃあねじゃなくて またねだよ』

廣川 哩桜さん(広島県府中町立府中中央小学校6年生)
「車を大切に乗っておわりじゃなくてリサイクルをして次の人にまた大切につかってもらう方が地球にもやさしいとおもうしリサイクルしたら分からないかもしれないけどまたあえるかのうせいがあるからこの標語を作りました」

~低学年賞~

片山 亮太郎さん(大阪府豊中市立上野小学校2年生)
「のらなくなった車の中にはたくさん部ひんがあってリサイクルできるものがつまっているんだなぁとしって、たからばこみたいだと思ってかきました」

『車から 学校・橋にも 変身だ』

鷹取 遵さん(兵庫県加西市立宇仁小学校2年生)
「ぼくは、車のリサイクルについて調べた時に、学校や橋の材料になることに1番びっくりしました。お母さんに教えてあげると、お母さんもびっくりしていたので、知らない人が多いと思って、この標語を作りました」

~団体賞~

・府中町立府中中央小学校(広島県)
・武蔵村山市立小中一貫校大南学園第七小学校(東京都)
・福津市立福間南小学校(福岡県)
・相模原市立大野小学校(神奈川県)
・山梨学院小学校(山梨県)
・藤沢市立大鋸小学校(神奈川県)
・流山市立東小学校(千葉県)
・大阪市立加島小学校(大阪府)
・川崎市立平間小学校(神奈川県)
・杉並区立大宮小学校(東京都)

未来を担う子ども達がクルマのリサイクルについて熟考したことが伝わる作品の数々。リサイクルをした先の未来は彩り豊かに明るく描かれ、分かりやすく心に響く標語は、私たち大人にもリサイクルの大切さがストレートに伝わってくる。今の愛車を大切に乗ることはもちろん、手放すときもその行き先を考えることがクルマのユーザーである私たちの責任であると改めて感じた。

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