ホットライン・ティー・エヌ・ティー、フルバンドで初制作されたニューALより「Julia’s War」のMV公開

 米ニューヨークを拠点に活動するウィル・アンダーソン率いるホットライン・ティー・エヌ・ティーが2025年6月20日に3rdアルバム『ラズベリー・ムーン』をリリースすることを発表し、先行シングル「Julia’s War」のミュージック・ビデオを公開した。

 2023年にアルバム『カートウィール』でブレイクを果たした彼らにとって、今作はこれまでで最もスケールが大きく、初めてフルバンド体制で制作されたアルバムとなった。繊細さとロマンスが詰め込まれ、青春の憂いと大人の成長が共存する、世代を超えた名作と言える。しかも、チャーミングで時にユーモアも感じさせる内容だ。

 先行シングル「Julia’s War」は、芽生えたばかりの愛情を描いたアンセムで、シンプルかつ言葉のないコーラスが、未来への希望を描き出している。ギターは温かさと鋭さを併せ持ち、聴く者の心に切り込みながらも優しく引き寄せる。楽曲のタイトルは、同時代のバンド、ゼイ・アー・ガッティング・ア・ボディ・オブ・ウォーターの活動に敬意を表したものだ。

 アンダーソンは、「半端なフックや埋もれたボーカルばかりのこの時代に、僕たちはシューゲイズ界の誰もができなかったことに挑んだ……スタジアムを見渡しながら、観客にこう伝えたんだ。“僕らの声は、ひとつになって、きっと届く”。ここまでストレートなTNTのコーラスは前代未聞–試作段階で “口ずさまずにいられるかチャレンジ” をしたら、失敗率100%だったよ」と語っている。

 Johnny Frohman監督による「Julia’s War」のミュージック・ビデオについて、アンダーソンは、「映像のアイデアを考える段階で、Johnnyは “フルメタル・ジャケット風シューゲイズ訓練キャンプ” を作ってくれたんだ…。これは海兵隊じゃない、Slow Corps(スロー軍団)なんだよ。Edy Monica、Dan Licata、Peter Mills Weissをはじめ、NYのコメディ・アンダーグラウンド界から集まったキャストが分隊を構成して、ペダルボードの組み立てや水中ボーカル訓練といったハードなプログラムに僕たちを参加させてくれたんだ」と説明している。

◎リリース情報
シングル「Julia’s War」
配信中
https://ffm.to/juliaswar

アルバム『ラズベリー・ムーン』
2025/6/20 RELEASE予定
https://ffm.to/hotlinetntraspberrymoon

Photo: Graham Tolbert

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