ゲームクリエイターが非常識な絵師にブチギレ「激しく怒りました」

自称・二流マルチゲームクリエイターの “かかづ” 氏（以下、K氏）が「自分をゲームの絵師に起用して欲しい」と提案してきたイラストレーターに対し激怒したことをブログで告白している。激怒の理由は「画力のなさ」というよりも「非常識だったから」という部分が大きかったようだ。このイラストレーターに対し、K氏はブログにこう書いている。

「俺様をメイン絵師に起用してゲームを売りやがれと言ってきた絵師さんがおりまして。まあ絵を見て塗りを見て仕上げを見てとてもメインは無理という実力の人なのですが、どこかでエロゲ業界のスタッフ不足がシビアだという噂を聞きつけたのか、売り手市場でキャリアアップにもなってウハウハだぜみたいなことを考えていたらしです」※ブログ『かかづのばかもやすみやすみ』より引用して要約

事の顛末（てんまつ）はこうである。「自分を起用して欲しい」と連絡してきたイラストレーターに対し、画力不足を告げるもののしつこく連絡を取ってくるので「客観的な画力をみてみよう」と提案。『DLsite.com』というダウンロード販売ができるサイトで売価1280円のCG集を売り、それを1か月間で300ダウンロード販売できれば社長にかけ合うと提案したのだ。しかし30ダウンロードしか達成できず、これであきらめると思いきや「あんたがちゃんと企画してプロデュースしてくれないからこうなったんだ！」と提案したK氏をバッシング。さすがにK氏も激怒。「君の実力判定はすでに出た。下積みして実力を蓄え自分のプロデュースをしなさい」と伝えると、非常に口汚く罵（ののし）って一方的に電話を切られたという。そのときのようすを以下のようにブログに書いている。

「こういう場所で出た数字はシビアです。すると彼は、あんたがちゃんと企画してプロデュースしてくれないからこうなったんだ！　と責任転嫁する始末。彼にとって、自分は企画を提供してもらいプロデュースされる『べき』人間らしいです。私は “そこ” を激しく怒りました。下積みして実力を蓄え自分のプロデュースをしなさい、「自分で」。他力本願ではこの業界生きてゆけるものではないし、それに君の実力判定はすでに出た、と。エベレスト級の高いプライドを具体的な数字で木っ端みじんにされたせいか、非常に口汚く私を罵って一方的に電話を切られましたが、おそらく余所でも同じ事をすると思います」※ブログ『かかづのばかもやすみやすみ』より引用して要約

人には適材適所というものがある。しかし、下積みなくして適所に納まるのは天才でもない限り難しい。このイラストレーターもまだ下積みが足りないだけで、きっとどこかに適所があるはず。人としてのモラルも含め、これからも精進を続けて欲しいものである。ちなみに、「『DLsite.com』で30ダウンロードされるだけすごい！」という声があるのも確か。もしかしたら、このイラストレーターの作品が見られる日が近いかもしれない。

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