【高知県土佐清水市ヤバい】日本一の鮮魚ボックスを見つけてしまったかもしれない

みなさま、鮮魚ボックスは好きですか? 私は大好きです!!
開けてみるまでどんな魚が入っているか分からないドキドキガチャ感と、スーパーではお目にかかれない知る人ぞ知る美味しい魚が入っていたりして、とっっっっても楽しいですよね!!!!!!!!
そしてなによりも獲れたての鮮魚はほんっっっとに美味しい!!
そんなわけで私はふるさと納税では鮮魚ボックスをよく頼んでいます。
申し込んでからワクワクしながら待つこと1か月弱、1月下旬に高知県土佐清水市のふるさと納税返礼品「朝獲れ鮮魚ボックス」が届きましたー!!

ちなみに今回返礼品を送ってくださった以布利共同大敷組合(いぶりきょうどうおおしきくみあい)さんは、事前に「いつのお届けが良いか?」とお電話をくれます。
こちらの都合に合わせて発送してもらえるので、鮮度バッチリな状態でお魚を受け取れます! まずこの時点で親切すぎて驚きました!
ボックスの中には氷がビッシリ入っているのが嬉しいですね♪
想像以上に大量の鮮魚を送っていただき、冷蔵庫にとても入りきらないのでどうしようかと思いましたが、氷がガン詰めされてるおかげで丸一日箱に入れたまま放置してもキンキンに冷えっぱなしで、全く傷まず全然平気でした(届いたのが真冬だったのもありますが)!
では何が届いたかさっそくチェックしていきます!
高知県土佐清水市のふるさと納税鮮魚ボックス開封
箱を開けるとまずはパンフレット類が出てきます。

届いた魚の種類とおススメの調理法が書かれた紙が嬉しいです!
そしてパンフレットは土佐清水市の観光スポットやレジャー施設、グルメが細かく紹介されていて、読むのが楽しいです♪

そしてお魚は

アカヤガラ、クロヒラアジ、チダイ、キントキダイ、イブリカマス、メアジ、スマガツオの7種類が入っていました! 種類が書かれたシールが貼ってあるので、魚に詳しくない人でも簡単に判別できます!
アカヤガラは高級魚だし、漁獲量が少なくあまり市場には出回らないために「全身トロの幻のカツオ」と呼ばれるスマガツオが入っているのも嬉しい!!!!!!
クロヒラアジは無名だけど知る人ぞ知る超激ウマ魚だし、脂がのったキントキダイも最高!!
メアジも旬の時期はマアジと同じくらい美味しいし、チダイも昆布締めが絶品!
そして初めてみた「イブリカマス」も気になる!! 同封されていた説明書きを見ると、以布利(いぶり)地域で発見された新種とのこと。
ではさっそく捌いて食べていきます(`・ω・´)
全部の魚に共通して言えること
まず全部の魚に共通して言えることは、「活締め&神経締めした?」っていうぐらい新鮮!!
内臓処理などは一切されていない魚だし、水揚げから調理まで2日は経っているので、さすがにちょっとは傷んでいるかな? と懸念しましたが、そんな心配は不要でした!
熟成されてうま味は濃くなっているのに、身はプリプリと新鮮そのもので、どの魚も非常に美味しいのです! これは高知県土佐清水市のお魚自体がとても美味しいということなのかしら?
とにかく魚好きには一度は食べてもらいたい超おススメ返礼品です!
アカヤガラ
まずは龍のように長いお口がとってもラブリーなアカヤガラたんを頂きます。
頭が大きく可食部が少ないので、結果超高級魚の部類に入る魚ですね。
でも身は少ししか取れないけど、骨から超絶品の出汁がとれるので、全身余さず味わえるお魚です。

頭付近の骨が硬いけど、普通に3枚おろしにできるので、捌くのは簡単です。

では食べてみましょう(。・н・。)パクッ
味がない!!!!!! なのにめちゃくちゃ美味しい!!!!!! なんだこの魚は!!!!!!
味がないのになんでこんなに美味しいの!?!?!?! 不思議!!!!!!
よく味わうと、淡白でほのかに甘みがあって、コリコリサクッフワッとした食感で、ホタテに似てるかも?
なんか白身魚の淡く繊細なうま味を純度極限まで高めた味わい。そんな感じ。
美味しすぎて箸が止まらなくなります。
ちなみに翌日も全く傷むことはなく美味しく食べられました。
昆布締めにもしてみたところ、ネットリ食感に変わり、昆布のうま味とアカヤガラのうま味が合わさってこれはこれで美味しかったです。
昆布の味が若干邪魔になっている気がしないでもないけど、酢飯に合うので、お寿司にして食べるならお刺身よりも昆布締めのほうがおススメかも!
頭やアラは出汁に使いましょう! アカヤガラ出汁で鍋や椀物を作れば、食卓が一気に料亭に変わります!
スマガツオ
続いてはスマガツオです。
お腹にある点々と、背中のシマシマ模様が特徴で、カツオ類の中で最も美味しいと言われているお魚です。

「全身トロ」と称されるのこの脂のノリ! カツオとは思えませんね!


まずカツオ臭さは皆無です! カツオというよりもマグロに近い味わいですね。中トロにカツオのうま味を詰め込んだ感じです。
そしてほのかにカツオらしい爽やかな酸味があるので、脂っぽくならずにさっぱりと頂けます。
食感は魚とは思えないようなモチモチトロっとした弾力が特徴的で、歯ごたえがしっかりしているので、やや薄めに切ったほうが食べやすいかもです。
ちなみに私の一番好きなスマガツオの食べ方はこれです!

醤油、ゴマ油、砂糖、おろしニンニク、白ごま、あれば千切り大葉を合わせたタレにスマガツオを漬け、スライス玉ねぎの上に乗せた一品です。
スマガツオ独特のモチモチ食感と玉ねぎのシャキシャキ食感の対比が楽しく、ニンニクや香味野菜のパンチとスマガツオのうま味が合わさってとても美味しいのです。
クロヒラアジ
続いてはクロヒラアジです。
まとまって漁獲される魚ではないので市場に出回らず、ほとんど知られていないアジ科の魚です。

無名ではありますが、味は「最上級の味。究極の美味」と評される子です。

ふむ。非常に上品でクセのない透明感のある美しい味わいです。でも好みは分かれそうだな。
アジ科なのでうま味はしっかりあるものの、繊細は味わいなので、ラーメン二郎的なヒステリックな刺激を求める私の舌では、最初は正直物足りない印象でした。
しかし冷静に味わうと、ネットリした舌ざわりとともに静かに繊細なうま味と脂の甘みがジワッと広がっていく感じで美味しいです!
アジよりも鯛っぽいかも? アジのうま味を持つクセのない鯛のような感じ。
分かりやすい濃厚な脂とうま味を求めるとあまり美味しく感じない魚かもしれません。でもうま味そのものを純粋に味わいたい人にはピッタリの魚だと思います!
現にお裾分けした近所の方からは「こんな美味しい魚があるなんてビックリした!」と感想を頂きましたので、ハマる人にはドンピシャでハマる味です。
なお、クロヒラアジは次の日のほうが味に深みと広がりが出て美味しかったです!
キントキダイ
主に西日本で水揚げされ、まとまった量は獲れないので、全国流通はしない子です。
でも味は絶品なので産地では人気の魚なようです。

ウロコは硬くて細かくビッシリ生えており、とても取り切れないので、ウロコは落とさずに捌きます。ウロコがついたまま3枚におろして皮を引いて刺身にします。


脂がたっぷりのっていて、キラキラ輝いて美味しそうですね。では頂きます(。・н・。)パクッ
んー!!!! 濃厚な甘みとうま味が舌に広がって美味しい!!!!
甘えびのような重厚感ある甘みと、カンパチのように複雑で奥深いうま味を持つ絶品魚です!!!!!!
コリコリサクサクトロっとした食感もまたいい!! これは星5の味!!!!
すぐに傷む魚ではないみたいで、翌日も全く問題なくお刺身で頂けました。
ちなみに煮つけも絶品です!!!!
もちろんウロコは落とさずに煮てOK。皮がスルンとはがれて気持ちいい。


臭みは全くなく、脂がのっていてうま味たっぷりなので煮つけが最高に美味しいです。
加熱しても身は硬くならず、歯ごたえはあるけどホロリと柔らかい食感で、噛むほどに旨みと甘みが溢れて、口の中が幸せでいっぱいになります。
脂とうま味が溶け込んだ煮汁がまた絶品で、白米との相性もバッチリ!!
チダイ
チダイはスズキ目タイ科チダイ属の魚で、マダイと似ています。もちろん味も良く人気の魚ですね。

チダイは皮目にうま味と独特の風味があって美味しいらしいのですが、ついつい皮を引いて刺身にしてしまいました……。

クセがなく、白身魚らしい上品なうま味たっぷりで美味しいです。臭みも全くありません!
ただ身が少しだけ水っぽく、そしてあっさりしすぎていて特徴がなく、タイ科なのでやっぱり寝かせないとうま味も少々物足りない印象です。
なので昆布締めにして一晩寝かせてみました。

適度に水分がぬけてチダイそのもののうま味が濃くなり、そこに昆布のうま味が加わってウマさが爆発しました。
ネットリした食感は酢飯との相性がバツグンで、これこそお寿司にすると激ウマです!!
酢飯と合わさるとチダイの良い香りと濃厚な甘みが引き出されて、芸術的な美味しさになります!!!! 昆布締めおススメ!
メアジ
二次元の住人もビックリの特大おめめが可愛いメアジさん。一般的に味の評価は高くはないため、あまり知名度のない魚です。

しかし秋~冬の旬のメアジは絶品で、マアジに劣らぬ旨さを誇ります! 何よりもアジフライが絶品!!
なので私は鮮魚ボックスにメアジが入っていると嬉しくなります。

メアジの刺身はサクサクコリコリした食感で、旬だからか脂もうま味もたっぷりで美味しいです。臭みもありません。
皮目に青魚らしいワイルドなうま味があって、なめろうにしてももちろん美味しいです。

アジフライにしたら肉厚ジューシーでもうたまんないです。
アジ科の魚なのでただでさえうま味は濃いのに、白身魚系の上品な美味しさもたっぷりあって、さらに骨からも良い出汁が出るので、フライにするともう旨さの爆弾です。
皮目に青魚特有の脂の美味しさがあって、衣の香ばしさと合わさると脳汁大放出の美味しさです。
特に脳天のお肉はうま味が濃くて、頭まで美味しく食べられます。
ただ骨は硬くて口にぶっ刺さるので、骨は食べずに、身だけを食べましょう。
イブリカマス
2005年に発表された新種ですが、高知県土佐清水市ではスーパーにも売ってるような身近なカマスみたいです。
2本の明瞭な赤褐色のラインがあり、ウロコが剥がれにくく、ざらざらした手触りをしているなどがイブリカマスの特徴になっています。

イブリカマスは半身は皮を引いて刺身に、もう半身は皮目を炙ってみました。

柔らかい身質で、淡白で上品ながらも白身魚のうま味をしっかり感じます。
ただの刺身だと血合い部分の鉄の匂いが目立つので、この匂いが苦手な人はいるかも。
でも炙りにすると血合いの匂いは全く気になりません!!
カマスはやっぱり皮に脂とうま味があるので、断然炙りのほうが美味しいです!!
イブリカマスはあまり知られていませんが、炙りはカマス最上類のアカカマスと遜色ない美味しさです!
以布利共同大敷組合の鮮魚ボックス
「日本一!!!!」とのレビューがたくさんある以布利共同大敷組合の鮮魚ボックスですが、どの魚も新鮮でビックリするほど美味しかったです!
そして色んな種類の魚がたくさんが入っているので、食べ比べするのがとっても楽しい!!
量もたっぷりなので1週間ぐらい魚料理を堪能できます♪
配送前に電話連絡をくれるなど神対応で何もかもが大満足です!
内臓処理などのサービスはないので、自分で捌く必要があるけど、捌ける人にとっては最高の鮮魚ボックスです ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
季節ごとに旬の魚は変わるので、これは毎シーズン頼みたいですね!
以布利共同大敷組合の鮮魚ボックスはふるさと納税以外では手に入らないみたいですので、返礼品に迷われている人はぜひ申し込んでみてください!!
※画像は全て筆者撮影
(執筆者: ゆずくん)

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