社会人デビューに不安?新宿駅の巨大広告が届ける「心の処方箋」
春は出会いと別れの季節。学生生活を終え、新社会人としての第一歩を踏み出す人にとっては、新たな環境への期待とともに、不安やプレッシャーを感じる時期でもある。「本当にやっていけるのか?」「社会のルールに馴染めるのか?」そんな漠然とした不安を抱える人も少なくない。
こうした「新社会人ブルー」ともいえる気持ちに寄り添うユニークな試みが、日本生命の「新社会人ブルー処方箋」プロジェクトだ。3月17日から1週間、新宿駅に登場する巨大広告には、薬袋を模した「処方箋」が貼り付けられ、その中にはポジティブなメッセージが書かれた「新社会人応援ステッカー」が封入されている。通りがかった人は自由に持ち帰ることができ、不安を少しでも軽くするヒントを得られる仕掛けだ。
さらに、このプロジェクトには「令和のギャル」として若者から支持を集めるゆうちゃみさんも参加。彼女ならではの前向きな言葉も、応援ステッカーの一つとして収録されている。社会に出ることに緊張している人も、「ギャルマインド」を通じて、肩の力を抜くきっかけを見つけられるかもしれない。
「新社会人ブルー」に寄り添う、心の処方箋プロジェクト
日本生命は、社会人としての新たなスタートを迎える若者を応援するため、「新社会人ブルー処方箋」プロジェクトを企画した。多くの学生が就職に対して「本当にやっていけるのか」「社会のルールに馴染めるのか」といった漠然とした不安を抱えている。そうした気持ちを少しでも軽くし、前向きな一歩を踏み出せるようにとの想いから、このプロジェクトが誕生した。

この取り組みの中心となるのが、3月17日から1週間にわたり東京メトロ新宿駅に掲出される「処方箋」型の巨大広告だ。新宿駅メトロプロムナードに設置される広告には、薬袋を模した「処方箋」が貼り付けられており、来場者はそれを自由に持ち帰ることができる。処方箋の中には、「新社会人応援ステッカー」と呼ばれるメッセージ付きのシールが封入されている。このステッカーには、「希望も不安も味方にできたら無敵かも。」といったポジティブな言葉が記されており、不安を抱えた新社会人に対して温かいエールを送る内容となっている。
ステッカーの種類は全12種類で、不安を感じるシチュエーションに応じた異なるメッセージが用意されている。また、薬袋型の処方箋も全4種類あり、それぞれ異なるテーマの励ましの言葉が書かれているのが特徴だ。デザイン面でも、親しみやすいビジュアルと手に取りやすいサイズ感に工夫が施されており、通行人が気軽に「処方箋」を受け取れるようになっている。
このプロジェクトは、単なる広告の枠を超え、社会人生活のスタートに不安を抱える若者へ、少しでも安心感を届けることを目的としている。「新社会人ブルー」に共感し、少しでも気持ちを軽くするためのきっかけになれば、という思いが込められた取り組みだ。
Z世代のリアルな悩みに、ギャルマインドで答える

「新社会人ブルー処方箋」プロジェクトの一環として、日本生命はタレントのゆうちゃみさん、社会人インフルエンサーのとみいさん、そして4月から社会人になる学生たちを招いた特別対談『ゆうちゃみ×日本生命“新社会人ブルー”応援会議』を開催した。ここでは、「新社会人に向けての相談」をテーマに、社会人としての心構えや前向きな考え方についてのアドバイスが交わされた。

対談の中では、「上司にどうやったら自分の意見を伝えられるか?」という質問が学生から投げかけられた。これに対し、ゆうちゃみさんは「上の世代の方たちもZ世代のことを考えてくれてると思うし、思ったことはすぐ言うかも。合ってると思うんやったら合ってると伝えるし、違うと思うんやったら『そこは合ってると思うんですけど、若干、Z世代的にXXXなんですよね』みたいに、相手を褒めつつ意見を伝えるかも。」と、自身の経験を交えたアドバイスを送った。単に自分の意見を主張するのではなく、相手を尊重しながら伝えることで、円滑なコミュニケーションが取れることを示唆している。

また、社会人生活への漠然とした不安についても議論が交わされた。ゆうちゃみさんは「未来なんか分からへんから、楽しいことばっかりやってていいんじゃないかな。仕事も、大変な部分ももちろんあると思うけど、せやからやりがいがあるって思う。自分で自分のことを信じてるんやったら、そのままでいいと思う。」と、ポジティブなメッセージを発信。とみいさんも「私は人を否定しないっていうのをとても大事にしていて。自分の絶対って相手にとって全然絶対ではないと思うので、そういう考えもあるのかなって。ちょっと俯瞰してみると、意外と視野を広くして見れたりすると思うので。人を否定しないのと、いろんな角度から見てみるのはとても大事だと思います。」と、広い視野を持つことの大切さを語った。

この対談の中で、ゆうちゃみさんが会話の総括として「うちらさいのう(才能)のかたまり」という“ギャルマインド”ワードをフリップに記載。この「ギャルマインド」あふれる言葉は、全12種類ある「新社会人応援ステッカー」のうちの1枚として採用され、新宿駅の広告にも掲出されることが決定した。
「新社会人ブルー」に悩む人にとって、このステッカーがひとつの励ましとなり、ポケットの中からそっと背中を押してくれる存在になれば――そんな願いが、このプロジェクトには込められている。
巨大広告から処方箋を持ち帰る、新しい広告体験
「新社会人ブルー処方箋」プロジェクトの中心となる巨大広告は、2025年3月17日(月)から3月23日(日)までの1週間限定で、東京メトロ新宿駅のメトロプロムナードに掲出。メトロプロムナードは、新宿駅と新宿三丁目駅を結ぶ長い地下通路で、多くの通勤・通学客が行き交う場所。ここに、縦206cm × 横1456cmという圧倒的なスケールの広告が展開された。
この広告の最大の特徴は、単なるビジュアル広告ではなく、実際に「持ち帰れる」仕掛けが施されていること。広告には、薬袋を模した「処方箋」が貼り付けられており、通行人は自由に手に取ることができる。この処方箋の中には、新社会人に向けた前向きな言葉が書かれた「新社会人応援ステッカー」が1枚封入されており、日常の中で持ち歩くことができるアイテムとなっている。
持ち帰り可能なグッズの種類は以下の通り。
薬袋を模した「処方箋」(全4種類)

新社会人が感じやすい不安ごとに分類され、それぞれ異なるデザインとメッセージが用意されている。
「新社会人応援ステッカー」(全12種類)

「希望も不安も味方にできたら無敵かも。」といった前向きな言葉が記されたシール。
ゆうちゃみさんの「うちらさいのう(才能)のかたまり」といった「ギャルマインド」ワードも収録。1つの処方箋に1種類のステッカーが封入されている。
なお、持ち帰りは1人1セットまでとされており、広告の前での滞留や混雑を避けるための配慮もなされている。駅構内の掲出という特性上、通行の妨げにならないよう、適切なマナーでの参加が呼びかけられている。
この広告は単なるプロモーションを超え、実際に手に取って「新社会人ブルー」に立ち向かう勇気をもらえる体験型の企画となっている。通勤・通学の途中で足を止め、この「心の処方箋」を受け取ることで、新しい一歩を踏み出すきっかけになるかもしれない。
新社会人のスタートライン、肩の力を抜いていこう
新社会人としてのスタートは、期待と不安が入り混じるものだ。仕事に慣れないうちは、失敗を恐れたり、周囲との関係に悩んだりすることもあるだろう。しかし、そんな時こそ、自分を追い詰めすぎずに「まだ始まったばかり」と考えてみてほしい。不安を感じること自体が、真剣に未来と向き合っている証拠なのだから。
今回の「新社会人ブルー処方箋」プロジェクトは、そんな新社会人たちの気持ちに寄り添い、前向きなメッセージを届ける試みだ。薬袋を模した処方箋を手に取り、そこに書かれた言葉にふと勇気づけられることもあるかもしれない。ゆうちゃみさんの「うちらさいのう(才能)のかたまり」といった言葉のように、「自分には可能性がある」と信じることも、社会人生活を乗り越える力になるはずだ。
新社会人の不安は、時間と経験とともに少しずつ和らいでいくもの。最初から完璧を求めず、時には誰かの力を借りながら、一歩ずつ前に進んでいけばいい。新宿駅の広告が、多くの新社会人にとって「大丈夫、なんとかなる」と思えるきっかけになれば――そう願わずにはいられない。

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