レディー・ガガ、ニューAL収録曲テーマやボールルーム・カルチャーの“喜び”が新作に与えた影響を説明

 レディー・ガガが、ニュー・アルバム『メイヘム』のリリースを前に、米InStyleでSpotifyのグローバル・エディトリアル部門の責任者であるSulinna Ongとのインタビューに応じた。この会話は、このプラットフォームでの『リトル・モンスター・プレス・カンファレンス』に先駆けて行われたものだ。ガガは、ニュー・アルバムに収録されている「The Beast」と「Perfect Celebrity」という2曲についてそれぞれ少しずつ説明した。

 「The Beast」について彼女は、この楽曲の歌詞では自分自身を表す狼人間に歌っていることを明かした。ガガは、「歌詞はこう。“あなたは自分自身を隠せない。11時59分、心臓がドキドキしている、あなたは唸っている、そしてその理由を私たちは知っている”。そしてそのゴシック調な夢は、今にも変わろうとしているこの人物と私の関係についてだけのものではなくて、もし、それを自分自身に歌っていて、そのビースト(野獣)がガガだったら?」と述べている。

 「Perfect Celebrity」について彼女は、「Disease」と「Abracadabra」のビデオの両方に存在する“二面性”というコンセプトが、この新曲の歌詞にも続いていると語った。「歌詞はこう。“私は悪名高い存在になった。私のクローンを見つけろ。彼女は天井で眠っている”。これは、私たちにはある意味本物の自分と世間に見せているクローン版が存在するという考え方です。“メイヘム”には、複数の自分や複数の自分が常に相反していることについて、多くのことが描かれています」と話している。

 この新しいプロジェクトのインスピレーションについてガガは、アルバムの音楽と歌詞に影響を与えた原動力として、“ボールルーム・カルチャー”(アフリカ系アメリカ人とラティーノのアンダーグラウンドLGBTQ+サブカルチャー)を直接的に指摘した。「私はニューヨークで育ち、とてもとても幼い頃に“パリ、夜は眠らない”(Paris Is Burning)に強い関心がありました。そしてボールルーム・カルチャーの寛大さ、自由、表現、喜びの圧倒的な量に常にインスピレーションを受けていました。私は幸運にも、その生活の一部であったダンサーたちと交流する機会がありました」と彼女は説明している。

 ガガはさらに続け、そのダンス・コミュニティの一員となり、このような永続的な組織を築き上げた人々に受け入れられることは“名誉”だと感じていると付け加えた。「世界には、たとえ人生がそうは扱ってくれなくても、コミュニティが喜びを表現し、経験できる能力がある場所があります」と彼女は説明し、「そして私は今でもそれにとても感銘を受けているので、(“Abracadabra”の)ビデオで取り上げるのにふさわしいと思ったんです。それが立ち直る力についてだからです。ボールルームほど立ち直る力を感じられる場所は他にありません」と続けた。

 ガガは現地時間2025年3月7日にインタースコープより発売される『メイヘム』のトラックリストを、このインタビューの1週間前に発表していた。このアルバムには、先行シングル「Disease」、「Abracadabra」、「Die With A Smile」のほか、ガガが触れた2曲の新曲も収録されている。ガガのファンが“マザー・モンスター”に直接質問できる機会が設けられるSpotifyの『リトル・モンスター・プレス・カンファレンス』は、3月6日午後6時(東部標準時)に開催され、SpotifyのSNSでも同時配信される。

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