【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.43「あなたの心にもきっと必要な、揺らいで凪というバンド」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.43「あなたの心にもきっと必要な、揺らいで凪というバンド」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「あなたの心にもきっと必要な、揺らいで凪というバンド」

突然ですが、私は音楽ライターの活動をしながら、恐らく日本の音楽ライターの中で1番現在進行系でライヴハウスでの主催企画イベントを制作している自信があります。ここ5ヶ月で4回イベントをしています。どうしてこうなった…。特にこの1月〜3月は3ヶ月連続で行い、無事1月大阪、2月東京も終了しました。そして残すは3月6日に神戸で行います。4組に出演していただきますが、その中の1組、揺らいで凪を紹介します。

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.43「あなたの心にもきっと必要な、揺らいで凪というバンド」

揺らいで凪は2021年1月1日に結成した4ピースロックバンド。七華貴笑(Gt/Vo)の生み出す言葉と儚げながらも力強いボーカルを、金岡竜丸(Gt/Cho)の作曲とバンドの高い演奏力によって、非常に洗練された説得力のある音楽を届けます。深みがあるのに何度も聴きたくなる…リスナーの心理状態によって、毎回このバンドの出す風の心地良さや意味は変わるでしょう。個人的に「怪獣が来る前に」のような間をゆったり使うバンドの印象もあったのですが、「カフネ」のような軽快で思わず拳を上げたくなるような曲も多く、このバンドの広い守備範囲を感じます。その中で「春に会う」は特にどんなリスナーにもオススメできる楽曲です。

先日、波丈幾水(Ba)が正規メンバーを脱退し、今後はサポートメンバーとして関わることを発表しました。それに伴い、正規メンバーの募集を告知しましたが、同年代だけでなく幅広い世代のバンドマンや関係者、ジャンプ+にて更新されている漫画「ふつうの軽音部」の原作者と幅広い方が情報を拡散しており、非常に愛されていることを感じました。3月企画に出演する他の3組は高校生バンド2組を含む、とてもフレッシュなメンツです。その中でしっかりとした実力と関西のライヴシーンを中心に全国で経験を積んで信頼を得ているバンドを入れることで、僭越ながら間違いなく彼らも何かを学べるのではと思い、私にとっては今回の企画をただで終わらせないために必要なピースでした。

ただもちろん手加減なしでこの日のトップを取ってほしいですし、彼らも全然若手なので、今以上の飛躍を期待しています。音楽好きにだけとかではなく、多くの人にとって大切な音楽となる可能性を大いに秘めているから。皆様もこの日にしかない化学反応を味わいに来てください。

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OTOTOY

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