オジー・オズボーン、『パイレーツ・オブ・カリビアン』出演オファーを妻でマネージャーのシャロンが断っていた

 オジー・オズボーンの長年のマネージャーで妻のシャロン・オズボーンが、かつてオジーが『パイレーツ・オブ・カリビアン』の役のオーディションに誘われたが、それを彼女が断っていたことを初めて明かした。

 最近ビリー・コーガンのポッドキャスト番組『The Magnificent Others』に出演したシャロンは、夫のマネージャーとして自身が犯した“最大の過ち”について話した。スマッシング・パンプキンズのフロントマンに対し彼女は、「“パイレーツ・オブ・カリビアン”のオーディションを受けるようオファーされたんですよ。これ誰にも言ったことはないんですけどね」と彼女は述べ、「そして私がダメって言ったの。彼はピッタリだったと思いません?」と残念がった。コーガンは即座に同意し、「彼なら完璧でしたね!まだ間に合うかもしれませんけれど、それはそれは」と答えた。

 オジーがどのキャラクターの候補として検討されていたのかは不明だが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは、ロック界のレジェンドがキャスティングされるという歴史がある。ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、ジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウの父親であるキャプテン・ティーグ役として、『ワールド・エンド』(2007年)と『生命の泉』(2011年)に出演している。

 ポール・マッカートニーも『最後の海賊』(2017年)にジャック・スパロウの叔父、ジャックおじさん役で出演している。オジーの紛れもない個性と演劇的なステージ上の存在感から、彼がこの大ヒット海賊活劇シリーズの世界にすんなり溶け込んでいたことは容易に想像できる。

 ハリウッドでの活躍は幻となったオジーだが、健康問題を抱えながらも音楽活動に精力的に取り組んでいる。近年では、アルバム『ペイシェント・ナンバー9』(2022年)をリリースし、【グラミー賞】で<最優秀ロック・アルバム>を受賞したが、健康上の懸念からツアーからの引退を発表した。一方、ブラック・サバスの最後の再結成ライブが現地時間2025年7月5日に英バーミンガムで開催予定で、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥール、そして俳優のジェイソン・モモアも出演する。

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