写真に込められている想いをさらに深める体験を!「一生モノのフレーム店 in 周南市」2月15日より開催
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と山口県周南市と共に、写真に込められている想いをさらに深める体験ができるイベントとして「写真幸福論 一生モノのフレーム店 in 周南市」を2025年2月15日より開催。
本イベントの開催に先立ち、報道関係者向けのプレス発表会が行われました。
写真一枚の価値を実感できるイベント「一生モノのフレーム店」が山口県周南市で開催
「写真幸福論 一生モノのフレーム店 in 周南市(以下、「一生モノのフレーム店 in 周南市」)」は、写真をプリントアウトする機会が減少していることを受け開催。

フレームコンシェルジュが写真に込められた想いをカウンセリングし、フレームをカスタムメイドすることで「一生モノのフレーム」を仕立て、参加者が日常やゆかりのある地域で撮影した大切な写真をそのフレームに収め、写真の持つ価値を再認識しつつ日々の幸せを見つめ直す機会を提供してくれるイベントとなっています。

開催当日に行われた発表会では、富士フイルムイメージングシステムズ プリント・ソリューション事業部長の岡本純氏が登壇。
「スマホが出てきたことによって、写真をプリントする機会が減っています。昔はプリントしてアルバムに残し、それをもとにコミュニケーションを取っていたが、スマホの中の何千枚という画像に大切な1枚が埋もれてしまう。そこで私たちは、写真の本当の価値を改めて知っていただきたい。」
と、本イベントを開催した経緯などを説明。
今回の周南市とのコラボレーションについては、蔦屋書店をはじめ商店街や市役所などに過去・現在・未来に繋がるような展示を実施することで、1枚の写真の価値をしっかり共感してもらえるよう、この活動を拡げていくと語りました。
藤井市長「写真の持つ力はすごいですね」
続いて登壇した周南市の藤井律子市長は、
「地元の写真家である林忠彦氏の功績を継承するため、平成3年に林忠彦賞を創設し、これまで30年以上にわたり本市の写真文化の振興と次世代の写真家の発掘に取り組んでまいりました。」
とこれまで行ってきた取り組みを説明。

「自分の好きな日常の風景など本市にまつわる様々な写真を、様々な想いとともに『一生モノのフレーム』に収め展示します。このフレームに収められた写真の価値を実感し、市民一人ひとりの幸福度が高まり、街全体に広がっていくことを期待しています。」
と述べました。
その後、藤井市長はフレームフィッティングも実際に体験。
34年前に撮影された「夫におんぶされ甘えている当時小学校1年生の長女を、年中さんだった次女が茶化している家族写真」を持参した藤井市長は、
「一見どこにでもある写真のように見えますが、自分にとってはとても貴重な写真なんです。」
と撮影当時に思いを馳せた様子。
「この写真を撮った12年後に夫は亡くなったのですが、今回のイベントをきっかけにこの写真を使いたいと子どもたちに相談をしたところ、改めて命の大切さについて話し合う機会が持てました。プリントされた写真があることによって振り返りができ、また繋がれると思いました。」
とコメント。

フレームコンシェルジュの林写真館社長 林義明氏のフィッティングにより、世界に1枚だけの見事な作品に仕上がりました。
藤井市長は完成した作品を目にして、
「写真の持つ力はすごいですね。この写真から34年経った今、この写真のように今度は私の子どもたちが次の世代を育ててくれている。時の流れが循環していることを痛感する想いです。」
と写真の持つ力を実感されている様子でした。
本イベントでは、徳山駅を起点とする徒歩約15分圏内に、5か所の展示・体験会場を設置。

また「SuzumeStand」「COFFEEBOY PH通り店」では写真展示やコラボメニューの提供なども実施中です。


筆者が子どもの頃は、家族旅行や学校行事などではフィルムカメラが当たり前に使われており、現像された写真を回し見しながら思い出を語り合ったり、写真をプレゼントしたりといったことが当たり前に行われており、その写真はフォトフレームに入れて飾ることもごく普通のことでした。
しかし、1台のカメラで数十枚程度しか撮影できなかった当時と比べ、今はスマホで何枚も写真を撮影できる時代。
だからこそ一枚の写真の価値に気づきにくくなってしまったり、写真フォルダの中に埋もれていってしまうことも日常的に起こっています。
「思い出」として撮影した写真はそのままにせず、ぜひプリントしてフォトフレームなどに入れ、部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
また、本イベントは3月2日まで開催中となっているので、期間中に訪れる予定がある方はぜひ展示や体験会場を回ってみてください。
関連記事リンク(外部サイト)

国内のファッション&カルチャーなど流行を発信するメディア。流行に敏感なライター陣が、現代人が創り出す「モノ」や「コト」にフォーカスする事を方針として発信しています。
ウェブサイト: https://torso-jack.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。