【大阪府】正覚寺でインド古典音楽や食事などを楽しむ!「堺×アジアCROSS BORDER」開催


浄土真宗本願寺派の寺院・正覚寺の僧侶を中心とするクロスボーダー実行委員会は、わくわくして、ほっとできるイベント「堺×アジアCROSS BORDER」を、3月1日(土)に開催する。

地域の誰もが参加できる公共性を持ちながらも、お寺だからこそできることは何かを考え、堺の小さなお寺が大きな挑戦をすることに。インド古典音楽ライブのほか、日本に千年伝わる「色彩」の展示、食事や買い物を楽しむバザールも実施予定だ。

寺子屋のような存在に


大阪市堺市北区にある正覚寺は、江戸時代には寺子屋をしていたこともある。400年続く歴史をもつが、大阪メトロ御堂筋線「北花田」駅から徒歩10分の場所にあるにも関わらず、その存在は近隣の人にしか知られていないような小さなお寺だ。

同委員会では、現代の社会情勢を考える際に、お寺の役割は特定の信者だけを相手に儀式や法話をすることだけではないと考えている。

江戸時代の寺子屋のように、地域の誰もが立ち寄ることができ、知らないことを知り、知らない人と出会い、何歳でも学びや発見があり、それを楽しいと感じる場所でありたい。

そして、ありのままの「私」が自分からも他人からも認めてもらえ、安心でき、自分の生きる世界、生きる意味につながる体験ができる場所であってほしいと考えているという。

堺市の文化芸術活動に採択



「堺×アジアCROSS BORDER」では、正覚寺の理想とするお寺での過ごし方が、1日で体験ができるような大きなイベントになることを目指している。

同委員会は、堺という地が歴史の中で海外の文化を積極的に取り入れ、自分らしさにつなげたように、自分と違った国や文化、想いに触れるとき、心にできる境(ボーダー)を消し去ってひとつになろうというのではなく、互いに話を聞き合い、知り合い、違いを認め合えるような体験をしてもらいたいと考えているそう。

また、同イベントは、堺市の文化芸術活動応援補助金事業に採択された。特定の人のための宗教行事ではなく、お寺だからこそできる、誰もがわくわくしほっとできるイベントだと認めてもらったからこそだと同委員会は捉えている。

インドの楽器による音楽ライブ


本堂でのライブの出演者は、インドの打楽器・タブラ奏者のU-zhaan氏と、


インドの弦楽器シタール奏者の石濱匡雄氏。

幻想的な空気に包まれ、タブラとシタールの音がうねりのようなメロディとなり、木造の本堂がひとつの楽器になる。地元の小さなお寺で、ホンモノの音楽の体験ができそうだ。

染織家による染布が展示


また、本堂でのライブでは、壁には京都で江戸時代から続く「染司よしおか」の染布を展示予定だ。

染織家・染司よしおか六代目の吉岡更紗氏による染布作品が、壁一面に展示される。


入場自体は無料だが、ライブ、クロストーク、茶話会などは有料となり、開催中に入場制限がある。

有料イベントは当日現地にて現金支払いでの受け付け、限定人数での開催だ。各開催時刻や料金については、特設ページからチェックしよう。

大人から子どもまで楽しめるバザールも



さらに、アクセサリーや服飾雑貨、


弁当やスイーツなどの飲食店のほか、



インド・台湾・日本、アジアの美味しいもの、かわいいもの、かっこいいものまで、約20店舗の店が集まるバザールを開催。



ワークショップ、スタンプラリーもあり、大人も子どもも楽しめるイベントだ。

「堺×アジアCROSS BORDER」に足を運び、正覚寺の今に触れに行ってみては。

■「堺×アジアCROSS BORDER」概要
場所:浄土真宗本願寺派 慧明山 正覚寺
住所:大阪府堺市北区船堂町1-14-23
日時:3月1日(土)
堺×アジアCROSS BORDER:https://sakai-shogakuji.net/cross-border-2025

正覚寺HP:https://sakai-shogakuji.net

(鈴木 京)

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