チャペル・ローン、14歳の頃に“【グラミー賞】を獲りたい”と宣言していた
現地時間2025年2月2日の【第67回グラミー賞】授賞式で<最優秀新人賞>を受賞し、話題となった素晴らしいパフォーマンスを披露したチャペル・ローンは、昔からこうなる未来を見据えていたようだ。
あるXユーザーが、2012年の【スプリングフィールド・ゴット・タレント】コンテストで優勝した当時14歳だったチャペル・ローンことケイリー・ローズ・アムスタッツの古い動画を共有した。この動画で彼女は、大会で獲得した1,012ドル(約15万円)の大きな小切手を手に、将来の大きな夢を口にしている。
@m1dwestprincessというXユーザーが投稿した動画でチャペルは、「【グラミー賞】を獲りたいです。それが私の目標。そしてそれを手に入れるために何だってやるつもりです。ですからそれが私の戦いになるでしょう」と宣言している。
そして先週日曜日へと時は流れ、現在26歳になったチャペルは、ヒット曲「Pink Pony Club」のまるで万華鏡のような、ブロードウェイにふさわしいパフォーマンスで観客を魅了し、初めて【グラミー賞】も受賞した。自身の立場を活かして愛を広め、常に限界に挑むという決意に従い、彼女は受賞スピーチでミュージシャンが適切な医療を受けられるように呼びかけた。
受賞スピーチで彼女はノートを見ながら、「もし私がいつか【グラミー賞】を受賞し、音楽界で最も影響力のある人々の前でスピーチをする機会を得たら、アーティストから何百万ドルも利益を得ているレコード会社や業界に対し、特に新進のアーティストについて、生活できる賃金と医療保険を提供するよう要求すると自分に言い聞かせていました」と語った。
彼女は、キャリアの初期にメジャー・レーベルから契約を解除された際、サポートの欠如が大きな影響を与えたと語った。「私は若くして契約したのですが、契約解除されたときには職務経験がまったくありませんでした。そしてほとんどの人と同じように、パンデミックの中で仕事を見つけるのに苦労し、健康保険にも加入できませんでした。アートに全力を注いでいるのに、システムに裏切られたような気持ちになり、医療保険がないことで人間性を否定されたような気持ちになるのは本当に辛かったです。もし私のレーベルがアーティストの健康を優先していたら、私は全力を注いでいる会社からケアを受けることができたはずです」と彼女は語った。
また、彼女は後にGLAADとのインタビューでも、トランスジェンダーの人権を支持するようカメラに向かって呼びかけた。トランプ政権は過去2週間にわたり、LGBTQの人々について言及したウェブ・ページを削除し、政府のウェブサイトから最後の2文字を削除するという前例のないトランスジェンダーの人々への攻撃を仕掛けている。彼女は、「トランスジェンダーの人は常に存在し、これからも永遠に存在し続けます。どんなことがあっても、トランスジェンダーの喜びを奪うことは決してないでしょう。トランスジェンダーの女の子たちがいなければ、私はここにいません。ポップ・ミュージックがあなたたちのことを考え、気にかけていることを知ってほしい。あなたたちに味方するために、私は全力を尽くしています」と述べた。
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