六甲バターが大阪・関西万博にオールヴィーガンのチーズ代替食レストラン「QBBこれもいいキッチン」を出店

六甲バターが2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内ミライの食と文化ゾーンに、動物性素材を一切使わず、チーズ代替植物性食品をはじめ、原材料のすべてに植物性素材を使用したメニューを提供する「QBBこれもいいキッチン」を出店する。
メニューの監修には「ミシュランガイド京都・大阪2020」以降5年連続三つ星の評価を受けた「祇園 さゝ木」の佐々木浩シェフを起用し、食の多様性と持続性の大切さを伝えたいとしている。
大阪・関西万博での店舗オープンに先立ち2025年2月3日(月)、都内でメディア向け試食会を開催。本会には、佐々木シェフも登場し、メニューの特長やこだわりを語った。

“チーズ代替植物性食品”を使った新しいチーズのスタイルを提案

六甲バター株式会社 塚本浩輔 代表取締役社長兼CEO

塚本社長は、「大阪ヘルスケアパビリオンは健康に特化したところなので、植物性チーズの提供を通じて、新しい未来のあり方を提案していきたい。チーズ会社として、未来に向けて環境負荷の少ないようなチーズを考えていこうということで、植物から作った“チーズ代替植物性食品”を使った新しいチーズのスタイルを、この万博を通じて訴えていこうと考えております」と説明した。

今回、大阪・関西万博に出店する「QBBこれもいいキッチン」は、植物性素材だけでつくった未来の定番メニューを提供するフードコートレストラン。ALL植物性なのに、食べごたえ満点、チーズメーカーならではのとろけるおいしさを満喫できるというのが特徴だ。

塚本社長によると、メニューに使われている『Pシュレッド』という商品は、同じタイプのシュレッドチーズを作るのに比べてCO2を73パーセントも減らすことができ、環境に配慮して生産することができるという。とはいえ、International Taste Institute(国際味覚審査機構)で優秀賞を獲得していて、味はお墨付きだ。

訪日観光客だけでなく、日本でも、ヴィーガンやベジタリアンは増加し、食の多様性が求められている。店舗名の「これもいいキッチン」は、英語では「ダイバーシティフレンドリーキッチン」としており、多様性に対して友好的です!という意味合いが込められているそうだ。
塚本社長は、「QBBが世界に発信したいことは、これまでのサステナブルから、より次の世代のサステナブルに進化してやっていく。これまでのチーズも大切にしながら、これからのチーズも大切にしていく。どこよりもおいしい植物性チーズを普及していこう。それができると必ず社会の環境負荷は少しずつ減っていくんじゃないか。その可能性を大阪・関西万博で発信していきたい。QBBの挑戦を皆さんに見届けていただきたい」と語りました。

「植物性でここまでくるんや」と感銘!こだわりのメニュー開発!

「祇園 さゝ木」佐々木 浩シェフ

続いて佐々木シェフが登壇。佐々木シェフは「子供さんがちゃんとした世の中、そして食文化をうまく継承していくビジョンにも繋がっていくと思った」と、依頼を受けた時の心境を語り、「今までのチーズから比べるとやっぱりあっさりしている印象があったが、ちゃんと溶けて糸を引いてくれる。植物性でここまで来るのだなとすごく感銘を受けた。最後までおいしく食べてもらえる献立として、(チーズの)酸味も大事ですし、植物性のチーズがちゃんと感じられる満足感のある料理がコンセプト」と話した。

「これもナスボロネーゼ」

ワンハンドで食べられるグルメサンド。一口頬張ると、揚げたナスとトマトがとてもジューシー。特製ボロネーゼにチーズ代替植物性食品のコクが加わり、旨みが溢れてくる。試食は半分にカットされていたが、それでもかなりの食べ応えだ。

「これもオムキーマカレー」

チーズ代替植物性食品がとろりとのったトマトが目を引く。もちろん味も見た目を裏切らない。トマトの酸味とたっぷりのチーズ代替植物性食品が、スパイシーなキーマカレーと相性抜群で、手が止まらない!子どもも大人も大好きな味だ。

「大阪新名物?! これも串カツ」

佐々木シェフが、「串カツ片手にビールを飲むのが大阪のスタイル。これから大阪で新名物になったらと思って作りました」と話す見るからにボリューミーな串カツをガブッと一口!「予想外に軽い食感!」と思った次の瞬間、たっぷりのチーズがとろっと出てきた!実は、この串カツの中身は、とろけるチーズ代替植物性食品と蒟蒻ミート、ザクザク食感のレンコンなのだ。食感は軽いのに、ソースとチーズのコクのある味わいで、ヘルシーなのに食べ応え抜群だ!と思って食べていたら、メニュー紹介をしていた佐々木シェフに、「美味しそうに食べるねえ。味どう?」と突然マイクで声を掛けられ、ビックリして吹き出しそうになってしまった(笑)

メニューは、食事の他にも、ドリンクやデザートも充実している。オーツミルクとクリームタイプのチーズ代替植物性食品ホイップを使ったドリンクや、グルテンフリーでアーモンド粉を使った揚げないドーナツ、そのドーナツが丸ごと1個のったパフェなど、魅力的なメニューが盛りだくさんだ。

チーズだけではなく、どれも全てが植物性の素材で作られているのだが、食感や味わい、食べ応えなど細部にまでこだわっているので、物足りないという感じがしない。植物性というと、ちょっと軽いメニュー、軽い味わいのようなイメージだったのだが、今回それを見事に裏切られた。「食の多様性」と「未来への責任」、QBBの思いが詰まったヴィーガンメニューは、ただただ美味しかった。美味しくてヘルシーなら、ヴィーガンやベジタリアンでなくても、「これもいい!」となるはず。塚本社長は最後に、「大阪万博を1つの契機として、そこから先、ほんとに植物性のチーズもこんなにおいしいんだよというのを、日本それから世界に広めていくきっかけにしていきたい!」と力強く語っていた。

万博での店舗は、植物性ということで緑を基調に、自然からの恵みであるとか、自然で感じる心地よさを感じられるデザインになっているのだとか。4月に開幕する大阪・関西万博では、是非、心地いい空間で、ヘルシーで美味しいヴィーガンメニューで食い倒れて欲しい。

公式HP:https://www.qbb.co.jp/

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