【ライヴレポ】≠MEがさいたまスーパーアリーナに作り上げた、「≠ME WONDER LAND」!──〈≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉
2025年2月1日。埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ、≠ME(通称:ノイミー) の〈6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉が開催された。今回のコンサートでは昼の部・夜の部合わせて2万4千人を動員。OTOTOYでは、その昼の部のレポートをお届けする。
昨年2024年には、目標として掲げてきた横浜アリーナでのワンマンライヴを大成功に収め、さらなる成長を目指すノイミー。この日のライヴはノイミーとしても2025年最初のワンマンライブということで、メンバー全員気合いも十分といった様子だった。また今回は、「≠ME WONDER LAND」というテーマのライヴ。前方のステージには、幅100m、高さ13mの巨大なLEDモニターが設置されていた。(ちなみに女性アイドルでこの巨大LEDを使うのはノイミーがはじめてとのこと)。そこからファッションショーのランウェイのごとく、後方ステージまで花道が伸びており、センターステージにもなにか仕掛けがあるようだった。
定刻を迎えると、メンバーはピエロや狼の仮装や、カウボーイなど様々な格好をしたメンバーが、客席やセンターステージなどから次々に登場。そこから楽曲“≠ME”のテーマパーク風のアレンジに併せて、フラッグによるパフォーマンスを披露。そして船長のような風格を漂わせた冨田菜々風が登場すると、ステージには火花がスパーク。セットリストの1曲目“最強のラブソング”で、予測不能のノイミーワンダーランドが開園した。
1曲目から勢いよく銀テープが舞い、いきなり客席の熱量も大爆発。そこからさらにノイミーは“す、好きじゃない!”、“偶然シンフォーニー”、“ミラクル”とキラー・チューンを次々へと投下。ムーヴィンステージを使ったパフォーマンスをしたり、トロッコでアリーナを周回したりと、ここに集まった全てのファンを楽しませた。
続いて永田詩央里、本田珠由記の“しおみる”コンビがオオカミ耳をつけ、“ヒロインとオオカミ”をキュートに舞い踊ると、オーディエンス全員で「がおー!」のコール&レスポンス。そこからなぜか「こうなったら決闘だー!」とふたりで銃を撃ち合う展開に。しかしスクリーンを飛び回った弾丸は尾木波菜に命中。尾木が「なんでわたしなのー?」とコミカルに困惑するも、最終的には「がおー!しおみるの勝ち!」と決着がついた。
ライヴはここからユニット曲のブロックへ。落合希来里、河口夏音、永田詩央里の3人がお化け屋敷的な映像をバックに、“こちらハッピー探検隊”を披露し、ハッピーな世界を演出すると、今度は谷崎早耶、尾木波菜、鈴木瞳美、菅波美玲が登場。パステルカラーの衣装に身を包み、“#おふしょるにっと”でラブリーなダンスで魅了した。続く、“しおみる”コンビは、軽快なロック・ナンバー“2時半ろけんろー”を、なんとさいたまスーパーアリーナを自転車で爆走しながら熱唱。最後はバズーカ砲を発射し、オーディエンスの心を撃ち抜いた。
ライヴはさらに、蟹沢萌子、川中子奈月心、櫻井もも、冨田菜々風による、“月下美人”へ。ノイミー屈指のバラードで聴く者の心をグッと掴むと、今度は「皆さんの心に届く歌が歌えますように」とメッセージを伝え、冨田菜々風が“空白の花”をソロで歌い上げた。冨田のメンバーカラーである黄色と緑色のペンライトが会場を照らすなか、丁寧な丁寧な歌声がさいたまスーパーアリーナに響いていた。
予測不能な「≠ME WONDER LAND」は、さらに新たな展開をみせる。突然雷鳴が轟き、会場全体がダークな雰囲気になっていくなか、メイド服に身を包んだメンバーが次々にステージへ。ダンスセクションを挟むと、会場後方のステージには椅子と長いテーブルが用意され、妖しい気配を漂わせる。そして歌われたのは、“チョコレートメランコリー”。炎が立ち上るなか、ノイミーのダーク・サイドで魅了した。ライヴは続いて“アンチコンフィチュール”で「甘いだけがノイミーじゃない」という部分を全開すると、このブロックのラストの“天使は何処へ”で、力強いパフォーマンスで「私は私」というメッセージを打ち出した。
ライヴはここからVTRで。リーダーの蟹沢がこれまでのことを振り返りながら、ファンへの思いを綴る。365日24時間ノイミーのことを考え続けているという蟹沢の強い信念、そしてグループへの愛が伝わってくるようだった。蟹沢は最後に「運命の物語がいつまでも続きますように」とファンへの愛の思いを伝えた。
VTRが終わると、この日初披露の新曲“神様の言うとーり!”を全員でパフォーマンス。この曲は、TVアニメ『甘神さんちの縁結び』2ndクールEDテーマ「神様の言うとーり!」に起用されているが、フルで披露するのは、この日がはじめて。ノイミーらしい爽やかなサウンドのラブソングながらも、終盤には冨田の圧巻のロングトーンが響き、新たなノイミーの可能性を感じさせた。ライヴはここからクライマックス“秘密インシデント”、“はにかみショート”、“夏が来たから”と人気曲を連発。後半戦もまだまだオーディエンスを盛り上げ続けていく。ライヴはさらにクライマックスへ。“まほろばアスタリスク”、“君はスパークル” 、“ラストチャンス、ラストダンス”のエモーショナルなナンバーでグッと心をつかみ、さいたまスーパーアリーナをノイミーの色に染め上げた。
6年前から夢に抱き続けていたこの大きなステージ。リーダーの蟹沢は「ファンの存在がなかったら辿り着くことはなかった」と語る。そして「さらに夢のピースを繋げていきましょう」と続き本編ラストは“「君と僕の歌」”へ。ノイミーのグループカラーである、エメラルドグリーンに色が染められ、愛の歌が轟くなかメンバーは「大きいステージに連れていく」という約束を改めて交わしていた。
アンコールは、“好きだ!!!”でスタート。メンバーはトロッコに乗って登場すると、サインボールを客席に投げ込み、特大の「大好き!!!」の声が会場全体に響いた。ライヴは鈴木瞳の「ちゅーする?」の合図で、“想わせぶりっこ”へ。会場がメンバーの投げキッスでメロメロにすると、“ごめん、マジで”を元気よくパフォーマンスし、会場全ての観客と目を合わせた。ラストチューンは、グループを象徴する楽曲“≠ME”。爽やかな青春の煌めきが、アリーナ全体を包み込み、〈6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT〉が幕を閉じた。
こうしてグループの6周年を大盛況でお祝いした≠ME。、≠MEはまだまだこの先も大きなステージでもっともっと夢を見させてくれるだろう。7周年に向けて、まだまだその快進撃は止まらない。
取材&文:ニシダケン
ライヴ情報
≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT
2025年2月1日 @埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
○昼公演セットリスト
Overture
M.01 最強のラブソング
M.02 す、好きじゃない!
M.03 偶然シンフォニー
M.04 ミラクル
M.05 ヒロインとオオカミ
M.06 こちらハッピー探検隊
M.07 おふしょるにっと
M.08 2時半ろけんろー
M.09 月下美人
M.10 空白の花
M.11 チョコレートメランコリー
M.12 アンチコンフィチュール
M.13 天使は何処へ
M.14 神様の言うとーり!
M.15 秘密インシデント
M.16 はにかみショート
M.17 夏が来たから
M.18 まほろぼアスタリスク
M.19 君はスパークル
M.20 ラストチャンス、ラストダンス
M.21 「君と僕の歌」
En.1 好きだ!!!
En.2 想わせぶりっこ
En.3 ごめん、マジで
En.4 ≠ME
ツアー情報
≠ME 全国ツアー2025開催決定!!
①6月7日(土)、8日(日)
神奈川県・ぴあアリーナMM
②6月19日(木)
宮城県・仙台サンプラザホール
③6月29日(日)
愛知県・愛知県芸術劇場 大ホール
④7月6日(日)
北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
⑤7月8日(火)
大阪府・オリックス劇場
⑥7月10日(木)
福岡県・福岡市民ホール 大ホール
⑦7月21日(月・祝)
東京都・国立代々木競技場 第一体育館
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