【青森県藤崎町】落ち着いた町並みと、唐糸御前史跡公園へ

青森県藤崎町

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、青森県藤崎町を写真とともに紹介する。

Vol.388/青森県藤崎町

旧常盤村から移動して、藤崎町の市街地へやってきた。藤崎町から弘前市街地までも、10km足らずの距離であり、生活圏としては弘前も十分に近く感じられる。まずは町役場に行ってみると、広々とした駐車スペースに対して、停まっている車がずいぶん少なかった。時期としては夏祭り真っ只中なので、もしかするとお祭りで人がいないのかなと思ったり、思わなかったり。役場からも岩木山を眺めることができ、すでにこの地域に訪れてから、どこに岩木山があるか、岩木山がどのように見えるか、ということを無意識的に意識するようになった。やはり、岩木山の存在感の大きさが、自然と心の中にも取り込まれるのだろう。

藤崎町役場

岩木山も見える

落ち着いた町並み

唐糸御前史跡公園へ

小川の流れもうつくしい

唐糸御前の銅像もあった

そばにはりんごも

その後、「唐糸御前史跡公園」へ。唐糸御前は鎌倉時代の5代執権、北条時頼に愛された女性で、時頼に愛されながらも、周囲による激しい妬みから鎌倉を逃れ、故郷の藤崎に隠れて暮らしたと。また、最期も自死を選んだという伝説であり、悲しい話だ。史跡公園はそうした話にゆかりの残る地であり、今ではとてもゆったりとした雰囲気が広がっていた。岩木山もはっきりと見え、小川が流れ、近くにはりんご畑もある。時間は流れ続けていくものだと、静かに感じたのだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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