節約に疲れたあなたへ。こんまりメソッドで学んだ”ケチの品格”

節約だいすき!
お得に心が躍る方も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな節約も度が過ぎるとお金を使うことへの罪悪感に苛まれたり、節約疲れにおちいってしまう人も。
”無料オタク”を自称する私も、お得に踊らされ、むしろ浪費して涙を流した経験は星の数・・・。

”節約ノイローゼ”にご用心?

「どれだけ削れるか」に意識が向きがちになってしまうと、”無駄を減らし、必要なものに集中する”という本来の目的を見失ってしまうこともしばしば。

「世界で最も影響力がある100人」にも選ばれ”こんまり”の愛称で知られる、片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん。片づけ術”こんまりメソッド”について書かれた著書「人生がときめく片づけの魔法(河出書房新社)」の中で、こんな言葉が伝えられていました。

そもそも、「捨てるモノをどう選ぶか」が主題になってしまっている時点で、片づけのピントは大幅にズレていると思ってください。そのまま片づけを進めるのはあまりに危険です。(「人生がときめく片づけの魔法」P60)

その理由として、捨てることに夢中になっていた15歳当時の彼女の体験があります。

かつての私はまさに「捨てるマシーン」でした。(中略)家にいる間じゅう、「何か捨てられるモノはないか」「余計なモノはないか」と、「邪魔者」探しに神経をすり減らし、使っていないモノを見つけようものなら「こんなところにいたのか!」と憎らしさいっぱいにつかんでゴミ袋に放り込む。そんな状態でしたから、部屋にいてもピリピリしていて、まったく気が休まることはありませんでした。(「人生がときめく片づけの魔法」P60~61)

そんな学生時代のこんまりさんは、なんと片づけノイローゼで気絶してしまったそう。節約も同様に「節約ノイローゼ」に陥ってしまう可能性がありそうです・・・!恐い!

節約にも「ときめき」を

こんまりメソッドの「ときめくものだけを残す」という考えを節約にもいかして、自分にとって価値のあるものに目を向け、選ぶ。それが「ケチの品格」につながるのではないかとハッと気づきました。

ケチにはネガティブな印象があるかもしれませんが、品格のあるケチは、自分のときめきを理解して、そこに焦点をあててお金を使う。周囲の人にどう思われるかや、誘惑、同調圧力、雨にも風にも流されず己を貫き通す人。鉄人。かっこいい。

「手土産」「義理チョコ」「暑中お見舞い」など、世の中にはいろんな文化慣習がある。それはユニークで素晴らしい!しかし、文化に流され、自発的にではなく「すべきだから」という受け身で選択する行動に品格はあるのでしょうか?ときめきはあるのでしょうか?

こんまりメソッドを学び、迷ったら「ときめいてますか?」と心に問うことで、片づけだけでなく節約もさらに楽しく、豊かなものになるのではないかと思いました。

コンビニスイーツの1個買ったら1個無料キャンペーンの誘惑と戦うダイエット中のアラサーより♪

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ぴかっとさん

北海道生まれ。節約好きで、無料にするための執念がすごいアラサー。恥の多い人生です。

TwitterID: pikatto_san

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