オートモーティブワールド2025に「DeepRoute.ai」が出展!最先端のVLAモデルでスマートドライビング技術を加速
2025年1月22日(水)~24日(金)まで東京ビッグサイトにて開催された、クルマの先端技術展「オートモーティブ ワールド」
電気自動車や自動運転、カーボンニュートラルなどクルマの先端をテーマとしたイベントに世界中から多くの企業が出展しました。
「オートモーティブ ワールド 2025」では、カーエレクトロニクス技術展やサステナブル技術展などいくつかの構成で展示が行われますが、自動運転に特化した専門展「第8回 自動運転 EXPO」に中国・深センに本社を置く、スマートドライビングソリューションの研究開発と応用に特化したテクノロジー企業「DeepRoute.ai」が初出展!
「Xuan Liu」氏によるセミナーが行われたのでレポートしました!
「Xuan Liu」氏によるテクノロジーセッション実施!
テクノロジーセッション – Saiga NAK会場では「DeepRoute.ai」の「Xuan Liu」氏によるテクノロジーセッションが実施されました。
「DeepRoute.ai」は、中国で初となる量産可能なスマートドライビングソリューションの開発やメルセデス・ベンツからも出資を受けているユニコーン企業です。
「DeepRoute.ai」は、2024年からE2Eモデルの道路テストを開始し、このモデルを搭載した機種も市場にリリースしています。
従来のエンドシステムとは異なり、E2Eというアーキテクチャで複数のモジュールを1つのネットワークで繋げて集約。
集約することで、モジュール同士の情報のロスが回避でき、学習したルールへのクオリティーを上げることに繋がるとのことです。
初めは中国で4都市しか使えなかった機能ですが、その後3ヵ月で利用範囲を中国全土に拡大。
中国の31の省で実証して、23,000キロの走行データを蓄積しました。
集めたデータは、モデルとシステムの最適化に活用することができ、これから様々な複雑なシーンへの対応力が更に向上することが予想されています。
現時点では、「DeepRoute IO」を搭載したモデルは30,000台を超え、さらに高品質なデータが持続的に入ってきているとのこと。
獲得したデータを駆使して、次世代のVLAモデル(Vision、Language、Action)の開発に確実な土台を作られています。
E2Eモデルでは解釈不能というデメリットもあり、珍しい道路標識や普段あまり見られないシーンに対して、今のモデルでは上手く対応できなかったこともあるとのこと。
しかし言語の追加によって正確な動作をすることができ、より複雑なシーンにも対応可能に。
レバーシブル車線でも道路標識を識別し、使ってよい車線を分析したりする能力や周辺の車両やスクーターなどの周りの状況を理解し、走行を調整する意思決定能力も持っているのことです。
2025年の半ばには量産が予定されているVLAモデルですが、自動運転の意思決定に対してより分かりやすくなり、当面性と信頼性において飛躍的な発展ができると見込まれています。
NOA市場10%のシェアを獲得 – Saiga NAK「DeepRoute.ai」の自動運転技術でありE2Eモデルが搭載された機種は2024年8月に初機種がリリースされ、今ではすでに30,000台のクルマが販売されています。
スマートドライビング非搭載モデルと比べると3倍の販売を達成し、そのクラスでベストセラーに。
2024年9月から12月の四ヶ月で中国国内の都市部におけるNOA市場の10%のシェアを獲得しました。
2025年内には「DeepRoute.ai」の自動運転の技術を搭載した機種の販売台数が200,000台を超える見込みであるとのことで、今後SUV、MPV、オフロード車など10車種以上のプロジェクトを開始する予定であるとのことです。
先日ドイツの自動車メーカー「smart」と戦略的パートナーシップの締結を発表した「DeepRoute.ai」ですが、積極的に海外進出をしていくとして2025年にはドイツにオフィスを設立し、路上テストを開始予定であることが明らかに。
中国本土のみならず、グローバルに自動車メーカーと協力して世界中へスマートドライビング車両を提供することを目標に掲げられています。
また現在は自動車に集約されている自動運転ソリューションですが、これからは他のロボットへの搭載も目指すとのことです。
自動車での移動時間も有効活用できる未来に期待!
「DeepRoute IO」を搭載したモデルの実験映像 – Saiga NAK「DeepRoute.ai」のブースでは、「DeepRoute IO」を搭載したモデルの実験映像が放映されていました。
公開された自動運転の映像から伝わるように、障害物の認知や複雑な交差点でのスムーズな移動など自動運転技術のクオリティーの高さが伺えます。
これまで電車やバスなどでは移動時間を有効活用することが出来ましたがこれからの時代、車で移動する際も運転は自動運転に任せ、運転手はゲームや読書、睡眠など移動時間を有効活用できる時代もすぐそこまで来ているのかもしれませんね。
今回日本市場で初めて技術を披露されましたが、近い将来「DeepRoute.ai」のスマートドライビング技術が備わった自動車が日本でも登場するか注目です!
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