イタリア人のフランチェスコ氏が、伊勢の空き家を再生するプロジェクトに挑戦!
イタリア出身で日本に10年以上在住しているフランチェスコ氏が、空き家の再生に挑む!
1月10日(金)~3月9日(日)の期間、20年間も空き家だった物件を宿泊施設へ生まれ変わらせる「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生するプロジェクト」を、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにて実施中だ。
フランチェスコ氏の人生を大きく動かした民泊事業
イタリア出身で、日本に10年以上滞在しているフランチェスコ氏は、東京で約7年間、マーケティング職として活躍。しかし、「自分の本当にやりたいことは何か?」と自問する日々が続いたという。
そんな中、偶然知人から誘いを受け民泊事業に携わることになったというフランチェスコ氏。その事業は、空き家をリフォームし民泊施設として貸し出すものだったが、空き家が生まれ変わってゆくその過程にとても魅力を感じたとのこと。この気づきが、フランチェスコ氏の人生を大きく動かす転機となった。
2020年、フランチェスコ氏は、千葉県鴨川市で友人とともに中古物件を購入・再生し、「鴨川オーシャンフロントヴィラ」として民泊運営を開始。この試みは大成功を収め、2023年には2軒目となる「鴨川ビーチサイドヴィラ」の再生と運営にも携わった。
「空き家再生」が確固たる人生の目標に
これらの経験を通じてフランチェスコ氏は、「空き家再生」という確固たる人生の目標を見つけたとのこと。同時に、自分が夢中になれる「空き家再生」は、日本で深刻化してきている空き家問題を解消することに貢献できるという点で、より魅力を感じているという。
日本人からしたら、何の変哲もない物件でも、フランチェスコ氏からみると光輝く宝物に感じ、日本中に溢れるそんな物件を一軒でも多く再生させたいという情熱で溢れているそうだ。
フランチェスコ氏は、2024年9月に東京から三重県伊勢市に移住。今回、最高の住宅宿泊施設を用意することで、伊勢市で新たな形での「民泊」を実現すること目指し、長年放置されていた昭和42年築の空き家を生まれ変わらせる「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生するプロジェクト」を立ち上げた。
木造平屋の母屋と鉄筋コンクリート造りの離れを改装
「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生するプロジェクト」で再生する物件は、木造平屋の母屋と鉄筋コンクリート造りの離れの2つで構成。母屋は一段高い場所に配置され、眺めがよく、離れは裏に豊かな自然が広がり、両方の敷地に広々とした庭がある。
これらの特徴を活かして、大人数でゆったりとくつろげる場所を提供。
母屋には、伊勢の自然を感じながら皆で食事を楽しめるBBQスペースを設置する。
離れには、裏に広がる木々に癒されながらゆっくりと時間を過ごせる場所を提供。さらに、母屋と離れ両方に、広々としたリビングや快適なベッドルームが設置される予定だ。
また、地元に根付いた老舗家具店「イセヤ家具」との協力で、厳選された家具や寝具を揃え、訪れる人々に「伊勢らしさ」と快適さを提供。この施設は、伊勢市の歴史や文化を体感しながら、心からリラックスできる特別な空間を目指している。
「イセヤ家具」による厳選アイテムの購入費用を募る
全体のリノベーションには約1,400万円が必要と見積もられているが、クラウドファンディングでは、家具・寝具・カーテンを調達するための1,780,000円を目標に資金を募る。これらの資金は、「イセヤ家具」による厳選アイテムの購入費用に充てられ、宿泊施設としての快適性と魅力を大幅に向上させる計画だ。
今回のプロジェクトは、単なる宿泊施設の再生ではなく、日本の美しい地方を未来に継承し、多くの人にその魅力を体感してもらう挑戦となっている。
返礼品をチェック
クラウドファンディングの返礼品には、手作り和スイーツが人気の「古仁屋(こびとや)」の「わらびもっちーず」や「わらび餅バー」を詰め合わせたセットや、イセヤ家具で利用可能な「割引クーポン」や、宿泊施設でBBQを楽しめる「BBQ利用券プラン」、フランチェスコ氏による「イタリア語、英会話、日本語レッスン(オン・オフライン選択可)」などを用意。
フランチェスコ氏は、今回の「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生するプロジェクト」を新たな挑戦の第一歩とし、この取り組みで得た経験を基に、今後は伊勢市を拠点に、空き家を活用した「デザイン民泊」に挑戦したいと考えているという。
伊勢市をはじめとし、地域活性化につながるフランチェスコ氏の挑戦を応援してみては。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:20年間空き家だった、伊勢にある友人の空き家再生と民泊運営に本格的に挑戦します!
(佐藤ゆり)
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