【ゼロ円生活】カナダで通信費も英語教室も無料になった話
豊かな自然と多国籍文化で知られ、語学留学やワーキングホリデーなどの渡航先として人気のカナダ。
今回は「カナダで8か月間、生活費ゼロ円生活」を実践した、“自称・無料オタク”である私が、いろいろとゼロ円で乗り切った方法をご紹介します。
※「全世界で使える家賃・食費のゼロ円化」についてはこちらをご覧ください。
スマホの通信費、ゼロにしませんか?
長期滞在の通信費をゼロにするための実践的な方法を3点にまとめました。
①インターネットはWi-Fiをフル活用
私の場合はホストファミリーの家のWi-Fiと、外では図書館やカフェ、公共施設などのフリーWi-Fiを使用。
道に迷った時は困りましたが、「Googleマップ」はオフラインでも現在地を確認できたので乗り切ることができました!
どうしても外出時にネットが必要な場合は、1日限定のeSIMをスポットで購入するとコストを抑えられます。(「Trip.com」というサイトから200円程度で購入可能です)
②無料でかけ放題! 神スマホアプリ
ワーホリなどの長期滞在で、銀行口座の開設や仕事探しなど、カナダの電話番号が必要な人におすすめしたいのが、iPhone・Android対応の無料スマホアプリ「TextFree」。北米でつかえる電話番号の取得、そしてなんと通話やSMSまで無制限で使用可能!
TextFreeは、主にプライベートとビジネスなど用途ごとに電話番号を分けたい人向けのアプリで、英語で「Second Phone Number Application」と検索すると「Hushed」や「2nd line」など類似のサービスがたくさん見つかります。
③日本の番号は「povo」でキープ
日本で使っていた電話番号の維持には、基本料金0円のKDDIのスマホサービス「povo」を活用。ネット通信を利用しない限り無料で使えるため、帰国後も安心です。
英語教室も無料? ありがたすぎるサービス
移民が多いカナダでは、英語を学びたい人のために、非営利団体や地域コミュニティが運営する「ESL(English as a Second Language)」と呼ばれる英語教室が数多く提供されています。
これらのクラスは無料または低料金で受けられることが多く、私も図書館でマンツーマン指導を受けたり、さまざまな国から来たクラスメイトたちと一緒に授業を受けたりと、多くの学びの場を体験しました。
こうした英語教室の情報は、ネット検索や地域の掲示板で見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。
謎の看板につられ、ランチをごちそうに
ある日、町を散歩していると、「FREE LUNCH →」という看板を見つけました。気になってその方向に歩いていくと、非営利団体がランチを無料で提供していました。
「どうして食事を配っているんですか?」とおじいさんに尋ねると、「みんなにおいしいものを食べてほしいからさ」と微笑みながら答え、温かいスープ、パン、サラダが入った紙袋を手渡してくれました。
もちろん、こうした取り組みがすべての地域で行われているわけではありませんが、日本の「炊き出し」に近い活動が、カナダではよりカジュアルで身近に行われているように感じました。その場には生活困窮者だけでなく、誰でも参加できるオープンな雰囲気があり、地域の人々が交流する場としても機能している様子でした。
さらに、私が滞在した小さな町では、カナダの厳しい冬に備えた「冬物防寒着フェア」が開催され、寄付によって集められた暖かいダウンコートやスノーブーツ、手袋などが無料で提供。そのデザインや品質の高さ、さらには品揃えの豊富さに驚かされました!
無料サービスとカナダのローカルライフを楽しむ
節約術は単なるお得な手段にとどまらず、現地の人々の暮らしや文化をより深く知る素晴らしいきっかけにもなります。
カナダで出会った無料サービスを活用することで、地域に根ざした生活や人々の温かさを実感できました。
「節約」を超えた新しい発見やつながりをぜひ体験してみてください♪
北海道生まれ。節約好きで、無料にするための執念がすごいアラサーです。カナダで地下に穴掘ったり、祖母に食べものをよこせとたかったり、推し活のためにうっかり10万課金したりと恥の多い人生です。
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