新潟の冬の高級果実ル レクチエ解禁を祝うイベント 「プレミアムよんでるないと」が東京で初開催されました!!

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2024年11月25日(月)、渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREET(東京都渋谷区神宮前5丁目31)で、新潟県推進ブランド品目のひとつである「ル レクチエ」の今年度の解禁イベント「プレミアムよんでるないと」が開催されました。「ル レクチエ」は西洋なしの一種ですが、全国の西洋なし生産面積のうち、ル レクチエの生産割合はわずか約11.1%。そのうち新潟県での生産が約8割を占めています。(令和3年産特産果樹生産動態等調査より)

今回は、そんな新潟県が誇る果実の解禁イベントについてレポートいたします。

そもそもル レクチエとは?

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新潟県は日本酒やお米のイメージが強い一方で、西洋なしの出荷量が全国第3位を誇る「西洋なし県」でもあります。中でも「ル レクチエ」は全国生産量の約8割を占め、甘くとろけるような食感と芳醇な香りから最上位品種とされています。その美しいフォルムと上品な香りは多くの人々を魅了し、短い収穫期から「幻の西洋なし」と称され、新潟県ではお歳暮やクリスマスの贈り物としても高い評価を得ています。
ル レクチエの栽培は、今から約120年前の明治時代、新潟県旧白根市(現・新潟市南区)の梨農家・小池左右吉氏によって始まりました。フランスから取り寄せた苗木を基に栽培を試みた左右吉氏は、1902年にロシアでその味に感銘を受け、栽培に注力。しかし、日本では病気や栽培条件の難しさから苦労が重なり、試行錯誤の末に安定生産の方法が確立されました。
ル レクチエの甘さと香りを引き出す鍵は、「追熟」という特別な工程です。西洋なしは樹上では完熟しないため、収穫後に冷蔵保管し、約40日間かけて熟成させます。その間、デンプン質が糖に変わり、実は鮮やかな黄色に変化。出荷前の温度差を利用することで、甘みと香りがさらに際立つのです。この手間暇が、ル レクチエならではの濃厚な味わいを生み出しています。

香りと甘みに強い特徴を持つル レクチエですが、全国的な認知度ではラ・フランスには遠く及びません。今回のイベントはル レクチエの魅力をより多くの方に知ってもらいたいという想いで開催にいたりました。

知事・生産者らがル レクチェの魅力について熱く語る

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イベントには花角英世新潟県知事が登壇し、来場者にル レクチエの魅力についてPRしました。
花住知事は「ル レクチエは最高級な果物だと思っています。香水のように香りが強く、甘みが強く、そして舌ざわりがよいのがル レクチエの魅力です。全国の生産量の8割ほどが新潟県で栽培されているものなのですが、残念ながら全国的にはご存じない方がまだまだ多い。ということで、是非多くの人にル レクチエという素晴らしい果物の魅力を知ってもらいたい、多くの人に味わってもらいたいということで今回のイベントを開催いたしました」と熱く話しました。

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若手の生産者「AGNET新潟」の方々も登壇、「よんでるないと」の歴史について教えてくれました。『よんでる』とは新潟県の方言で、『熟れている、熟している』という意味を指すそうです。解禁日が決められている「ル レクチエ」の解禁に合わせて、生産農家たちが開催していた解禁イベントが「よんでるないと」の始まり。ジャズを聴きながら、ル レクチエを使った料理やお酒を楽しむイベントは回を増すごとに大きくなり、ついに今回初めて東京で開催されることとなったとのことでした。

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この日はブラジルにいた新潟県推進ブランド品目アンバサダー・中村孝則さんとオンライン中継を繋いで知事、「AGNET新潟」の方とル レクチエに関するトークセッションも開催。中村さんは、ル レクチエの魅力の一つにエキゾチックなフレーバーとそのフレーバーが様々な食材とマッチする点を挙げていました。バニラのような甘い素材だけではなく、山椒や白トリュフといった素材との相性もよく、お酒では新潟の特産でもある日本酒にも合うとのこと。ル レクチエは様々な可能性が秘められた食材であるとお話されていました。

ル レクチエの魅力を活かしたコース形式の試食会

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国産牛フィレ肉のポワレ ル レクチエの赤ワインコンポート
イベントではル レクチエを使ったオリジナルコース料理の試食会も開催されましたこの日提供されたル レクチエを使用したメニューは「生ハムムースのタルト ル レクチエのエスプーマ」「ポワロー葱とジャガイモのヴィシソワーズ ル レクチエのグラッセ」「国産牛フィレ肉のポワレ ル レクチエの赤ワインコンポート」「フロマージュブラン、レモンミント、キャラメル、ル レクチエ」の4品。すべてTRUNK HOTELのシェフがこの日のために考案したもので、ラ・フランスなど他の洋梨に比べて、酸味がほとんどなく甘みが非常に強いというル レクチエの特徴を活かしたメニューになっていました。また、芳醇で上品な香水のような香りを放つル レクチエは他の食材の旨味をさらに引き出してくれているように感じました。

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生ハムムースのタルト ル レクチエのエスプーマ
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 ポワロー葱とジャガイモのヴィシソワーズ ル レクチエのグラッセ

 

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フロマージュブラン、レモンミント、キャラメル、ル レクチエ

ル レクチエ2024特別企画~ル レクチエが彩る美食の饗宴~

新潟県推進品目ブランドアンバサダー・中村孝則氏コーディネートによる、都内トップレストラン、バーでのル レクチエを使用した期間限定メニューが楽しめる「ル レクチエ2024特別企画~ル レクチエが彩る美食の饗宴~」の開催も発表されました。

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銀座のイノベーティブイタリアンレストラン「FARO」ではコースメニューの中で、「洋梨と花の香」というル レクチエを使用したメニューを提供します。「FARO」のコースは、日本各地の生産者から届くこだわりの食材を使って組み立てられています。「FARO」のル レクチエメニューを考案したのはシェフパティシエを務める加藤峰子シェフ。加藤シェフは2024年度の「Asia’s 50 Best Restaurants」で「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞(Asia’s Best Pastry Chef)」を受賞。シェフの作るデザートは、創造性や美しさを兼ね備えた唯一無二の存在と評されています。

「FARO(ファロ)」
提供メニュー 洋梨と花の香(コースメニューの中でご提供)
提供期間  2024年11月27日(水)~12月10日(火)
店舗住所  東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル10階

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銀座を代表するバーテンダーのもとで研鑚を積んだ堀川賀正さんが2017年にオープンした「BAR堀川」では「ル レクチエと山椒のギムレット」「ル レクチエのシャンパンロワイヤル」という2種のオリジナルカクテルを提供。どちらもフルーツを使ったカクテルに定評がある堀川氏が考案したル レクチエの魅力を引き立てるここでしか出会えない一杯となっています。

「BAR堀川」
提供メニュー 「ル レクチエと山椒のギムレット」「ル レクチエのシャンパンロワイヤル」
提供期間  2024年11月25日(月)~12月10日(火)
店舗住所  東京都中央区銀座6-4-7 G・O・West9階

 

10年以上連続でミシュラン2つ星を獲得する六本木の名店「Restaurant Ryuzu」では「ル レクチエと軽く仕上げたムース バニラ風味のジュレで覆って蜂蜜とスパイスのグラス(アイスクリーム)を添えて」が提供されます。シェフに飯塚隆太氏は新潟県出身。新潟の食材を知り尽くした飯塚シェフによって、ル レクチエの新たな魅力が引き出されています。

提供メニュー 「ル レクチエと軽く仕上げたムース バニラ風味のジュレで覆って蜂蜜とスパイスのグラス(アイスクリーム)を添えて」
提供期間  2024年11月26日(火)~12月15日(日)
店舗住所  東京都港区六本木4-2-35 VORT六本木Dual’s B1F

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