【オフィシャルレポ】17歳のシンガーASNA、初ライヴで聴かせた圧倒的な歌声とパフォーマンス
17歳のシンガー
ASNAは、大阪府出身の17歳・高校2年生のシンガー。シーブリーズアンバサダー3期生、つんく中2映画 笠原監督「シンデレラLOVE」主題歌『Thank my lucky stars!』を担当、2023年10月にはテレビ東京「カラオケバトルU-18」に出演。圧倒的な歌唱力でお茶の間を沸かし、SNSのフォロワー数が急増している。
日本橋 Music Liver とは、日本橋室町三丁目地下歩道(COREDO室町テラス地下1階)で開催されている、ストリートライヴイベント。人気YouTubeチャンネル「Tokyo Street Live 4k」とコラボしたイベントで、無料での観覧ができ、YouTubeでもその模様を配信している。2024年10月から開催されているこのイベントには過去、海蔵亮太や古川愛理などが出演している。
1曲目はBENIの「好きだから」を披露。まず、開始早々感じとったのは、圧倒的なテクニック。細かな装飾音やビブラートを巧みに操り、楽曲を彩っていく。2曲目からは、オリジナル楽曲の「The Starry Night」と緑黄色社会の「キャラクター」を続けて披露。「The Starry Night」はストリングスが効いた壮大で力強いバラードナンバーなっているのだが、ここで彼女のダイナミクスのコントロールの上手さが光る。Aメロ、Bメロでは優しく歌い上げ、サビ部分では体全体で、音をしっかり鳴らした密度のある歌声で、聴いている人を魅了していた。実際、観客の空気感もここで大きく変わった。この空気感を変える力というのは、大きなアーティストになる以上は、必要不可欠なのだが、彼女の迫力のある歌声や体全体を使った堂々としたステージングから、本物のアーティストになる素質を感じた。
徐々に、会社帰りのサラリーマンや、外国からきた観光客など立ち止まる人も増えてきて、1曲目の始まる時点では、アウェイ感があったものの、3曲目が終了し、既にホーム感すら漂うように場を乗りこなしていた。MCでは、大阪府を大阪県と言い間違えるなどお茶目な人柄を覗かせたり、和やかなムードを作り出していて、歌っていないときは普通の高校生らしい元気な一面を見せていた。
ライヴは折り返し地点となり、オリジナル楽曲「ことばの花束」、Omoinotakeの「幾億光年
」を披露。ここでは伸びやかな裏声で繊細な演出を施し、楽曲をさらに上のレベルに引き上げていた。手を伸ばし、聴いている一人一人にことばを投げかけ、丁寧に包み込んでいるように歌を歌いあげ、しんみりと温かみのある雰囲気に。
ここで、観客席を見回すと、彼女の歌の迫力に魅せられてか、いつの間にか、立ち止まって聴いている人も含め50人ほどになっており、彼女の歌が多くの人の心に届いていることがうかがえる。
会場が盛り上がってきたところでキャッチーな歌とストリングスで始まる11/27リリースのオリジナル楽曲「ミライノヒカリ」を披露。他のオリジナル楽曲とは違いノリノリな4つ打ちの爆発的なナンバーでキャッチーなメロディとは対照的にハードなベースで攻めていく楽曲はとても印象的だった。力強いトラックだったが、それに負けないようパワフルな歌声で、聴いている人の心を歌詞と歌声で未来の光を照らしていた。
もう少し聴いていたい気持ちにさせるが、これにて、ASNAの初ライヴは終了。見ていた方からは、とても良かった、迫力がすごかったなど声を掛けられていて、満足度も高いようだった。彼女の歌唱の良さは、クラシックのコンサートと似ていて、音源では感じ取れない倍音や繊細な表現、迫力などにあり、是非機会があれば一度ライヴに足を運んでいただきたい。また、今回のライヴでも披露していた「ミライノヒカリ」と「ことばの花束」も11月27日にリリースされている。
ライヴ情報
ASNAライヴ
2024年11月21日(木) 〈日本橋Music Liver〉
〈セットリスト〉
1 好きだから(Cover)
2 The Starry Night
3 キャラクター(Cover)
4 ことばの花束
5 幾億光年(Cover)
6 ミライノヒカリ
リリース情報
ASNA
2nd Digital Single『ミライノヒカリ / ことばの花束』
配信日:2024年11月27日(水)各音楽配信サービスにて順次配信開始
収録曲:01.ミライノヒカリ
02.ことばの花束
https://asna.lnk.to/MiraiKotoba
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