【東京都杉並区】ペットの殺処分や飼育放棄に切り込んだ話題の舞台『どりーむぼっくす』、劇場で再上演


劇団 SUPER TAICHIMONは、ペットの殺処分や飼育放棄に切り込んだ舞台『どりーむぼっくす』を、12月14日(土)・15日(日)の2日間、「アトリエファンファーレ高円寺」にて再上演する。

上演スケジュールは、2日間で4公演。チケットは、J-Stage Navi、CoRichiチケット!、劇団 SUPER TAICHIMONへのメールにて入手できる。

社会派群青劇『どりーむぼっくす』

2023年再演時

『どりーむぼっくす』は、「動物愛護センター」をモチーフに、“人”と“人として扱われなかったモノ”の葛藤を描いた7人と1人の5日間の物語。その舞台は、「ドリームボックス」と呼ばれる、保護された動物たちが最期を迎える場所だ。

とある島国のとある町。父、母と3人で生活していたソラはある日突然とある施設へ収監されてしまう。不安で状況も理解できない中、同じように施設で収監されていた奇妙な6人に出会う。そして収監された部屋の中で彼らは自分達には生きる時間が限られているという事実を知る。本当に大切なものは何か、限られた時間の中で今何ができるのか。

「信じるってなに?」「愛ってなに?」

この作品に「犬」は登場しない。動物愛護センターに収容された犬をモデルに、ペットの殺処分、信じる気持ち、飼育放棄問題、命の大切さ、そして悲しい現実をリアルでも虚構でもない世界観で描いた社会派群青劇となっている。

劇団 SUPER TAICHIMONの想い


劇団 SUPER TAICHIMONは、「現代の一社会問題的側面を象徴した作品を通して、1人でも多くのお客様に、興味、関心、疑問を抱いていただきたい」という強い想いで、コロナ禍の2021年に発足した。主宰者は、舞台を中心に映像やCMで活動する中尾太一さん。同劇団では、脚本・演出・俳優を務めている。

コロナ渦が長引く中で生活に癒しを求めてペットを飼う人が増加した結果、ペットの飼育放棄がコロナ前と比較し増加した。動物愛護法の改正や行政の取り組みにより、殺処分数は大きく減っているものの、未だに悲しい現実があることは事実だ。

同劇団は「少しでも多くの方にこのような現実があるということを舞台を通じて知っていただき、考えていただければ…。殺処分を0にする事は不可能かもしれません、ただ命を飼うということの責任、意識を高めるということはペットの幸せ、そして人の幸せに繋がるのではないのでしょうか」とメッセージを発している。

再上演への経緯

2021年初演時

『どりーむぼっくす』は、劇団 SUPER TAICHIMONの旗揚げ公演として2021年12月に初上演された。

2023年再演時

ペットを取り巻く悲しい現実と葛藤を突きつけながらも、どこか心温まるものが残る作品として口コミで話題となり感動を呼び、2023年には規模を拡大し、「赤坂RED/THEATER」にて再演された。

そしてこの度、都内小学校より同作を子どもたちに向けて公演してほしいとの依頼があり、全校児童600名に向けて12月に公演することが決定。それに伴い、学校公演出演者による2日間4公演のみの劇場凱旋公演も決定した。

ペットの殺処分や飼育放棄に切り込んだ話題作『どりーむぼっくす』を鑑賞してみては。

■劇団 SUPER TAICHIMON 劇場凱旋公演『どりーむぼっくす』
日時:12月14日(土)14:00/18:00、12月15日(日)13:00/17:00
場所:アトリエファンファーレ高円寺
住所:東京都杉並区高円寺南4-44-6 ユンズビルB1F

劇団公式サイト:https://taichimon.base.shop
劇団公式X:https://x.com/super_taichimon

(Higuchi)

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