<イベントレポート>BE:FIRSTの“運命”、ドーム公演に迫る『BE:the ONE -MEANT TO BE-』舞台挨拶
「MEANT TO BE」――運命づけられている。しかし偶然ではない。BE:FIRSTの軌跡は“Masterplan”であり、その道の先にはいま、世界の景色が広がり始めている。
2024年3月、デビューからちょうど850日目を迎えた日に、BE:FIRSTは【BE:FIRST LIVE in DOME 2024 ”Mainstream-Masterplan”】初日となる東京ドーム公演を開催。「近い未来にドームでのライブが出来るアーティストになります」という、ツアー【BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023】でのSOTAによる宣言が、現実のものとなった瞬間だった。同公演のパフォーマンスを軸にしたライブドキュメンタリー作品が、2023年に公開された『BE:the ONE』に続く「BE:FIRST THE MOVIE」第2弾、その名も『BE:the ONE -MEANT TO BE-』である。
11月16日、東京・新宿バルト9で映画公開記念舞台挨拶が行われ、SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO、オ・ユンドン監督が登壇。全国156か所でライブビューイング中継も実施される中、RYOKIは力強い眼差しでこう語った。「努力の逆算や言霊っていうのを僕はすごく大事だと思っているんですけど、そこまでの道のりを明確に提示して証拠として残せたこと、1つの大きい通過点を映画という形で残せたことは、すごく素敵だなと改めて思います」。
そんなBE:FIRSTのアティチュードを象徴する楽曲が、東京ドーム公演にて初披露された際、圧倒的な迫力と音圧で会場を呆然とさせた「Masterplan」だ。映画の注目ポイントについて問われたSHUNTOは「初披露の「Masterplan」は、ぜひ何回も観てほしい。ドーム公演のために作られた楽曲でもあるので、それだけ一人ひとりの気合が強く込められていると思う」と説明。また、音にこだわり抜くBE:FIRSTだけに、RYUHEIは「映画ならではの音響も体感してもらいたい。ライブでは聞き取りづらい歌詞のニュアンスも、映画館ではクリアに聞こえるので」と、ライブ会場とはまた違った音楽の楽しみ方を提案した。
ライブドキュメンタリー作品である本作には、パフォーマンスだけではなく、公演当日までの表情、裏側、インタビューも通して、“音楽ファースト”を掲げるBE:FIRSTの姿が収められている。舞台挨拶冒頭で「自分たちにとってもすごく良いアルバムみたいな映画」と話していたLEOは、自身が愛用しているジャイアンツのユニフォームが映り込んでいることについても愛嬌たっぷりに触れつつ「裏で真剣に考える部分がたくさんあったステージなので、そこを感じていただけたら」とアピール。JUNONは「BE:FIRSTにしては舞台裏でそわそわしてたり、ちょっと緊張してたりするシーンがあるんじゃないかな……緊張してたっていうよりは、その場に緊張感があった気がする」と、いつもの“わちゃわちゃ”ではないBE:FIRSTの一面が切り取られていることを明かしてはにかんだ。
前作『BE:the ONE』に続き、本作を手がけたオ・ユンドン監督は、近くで見てきたBE:FIRSTの進化について「会場の規模が大きくなったので、その分、BE:FIRSTの影響力とBESTY(※BE:FIRSTファンの総称)の皆さんの愛が大きくなった」とコメント。続けて「それらを収めるには、東京ドームまだ小さすぎると思うので、全世界に広まっていくことを願っています」と語った。
その言葉も、遠い夢ではない。BE:FIRST初となるワールドツアー開催に続き、本作の海外上映も決定したのだ。MANATOは「グローバル化を考えなきゃいけない中で、“何がBE:FIRSTか”を全世界の人に観てもらえるきっかけがあり、ワールドツアーの機会を得られたのはとても大きいこと。僕たちのことを知らない人にも『新しい世界を知ったな』と思ってもらえるような存在であるべきだと思うので、世界の色々な人に届けていきたい」と前を見据えている。
ゴールではなく、通過点。SOTAも「『夢の時間だったなあ』で終わるところを、こうやって素晴らしい形、いつでも振り返れるような形で残してもらえたことを、何より嬉しく思っています」と感謝を述べつつ、「この『MEANT TO BE』をより価値のある作品に出来るように、これからも7人で頑張っていきたいと思うので、ついてきてくれたらすごく嬉しいです。よろしくお願いします」と、澄んだ瞳で“過去と未来 重ね導く”ことを明言した。
映画『BE:the ONE -MEANT TO BE-』は、2D版の上映に加え、ScreenX、4DX、ULTRA 4DX(旧4DXScreen)でも公開中。ムビチケ販売数は、前作比で112%超えをたたき出し、公開初日から金・土・日の3日間で観客動員数5万人、興行収入は既に1.2億を突破。「BE:FIRST THE MOVIE」シリーズ累計観客動員数30万人超えも目前となっている。
Text by 佐藤悠香
Photo(C)田中聖太郎写真事務所
◎映画情報
『BE:the ONE -MEANT TO BE-』
2024年11月15日(金)より全国公開
監督:オ・ユンドン、キム・ハミン
エグゼクティブプロデューサー:SKY-HI
出演:SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO
(C)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
Xアカウント:@BEFIRSTthemovie
https://befirst-themovie.jp
関連記事リンク(外部サイト)
<イベントレポート>BE:FIRSTの“伝説の始まり”、映画『BE:the ONE』舞台挨拶で語られた過去と未来
<イベントレポート>BE:FIRSTの映画『BE:the ONE』大ヒット御礼イベント、SKY-HIが語った“時代の変化”
BE:FIRST、東京ドーム公演より「Masterplan」ライブ映像を公開
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。