ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally X」でモンスターハンターワイルズをプレイした結果

ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally X」(アールオージー エイライ エックス)ので『モンスターハンターワイルズ』(Monster Hunter Wilds)のベータテスト版をプレイしてチェック。どれほどのポテンシャルを秘めたゲーミングPCとゲームなのか、双方を調査していきたいと思います。

【システムと環境】
OS: Microsoft Windows 11 Home (ver.10.0.22631 Build 22631)
CPU: AMD Ryzen Z1 Extreme
RAM: 16081.863MB
GPU: AMD Radeon Graphics
画面サイズ: 1920×1080
電源: 充電しながら
モード: ROG Ally Xターボモード

インストールからの「ファイルの最適化」

今回はSteamのモンハンワイルズのベータテスト版を「ROG Ally X」にインストール。ダウンロードは光ファイバー接続であれば数分で終わりますが、インストール時に発生する「ファイルの最適化」に30分ほど時間を要しました。よって、インストールしてすぐに遊びたい人は、時間があるときに進めたほうが良いでしょう。

画質は「ウルトラ」「高」「中」「低」「最低」

ゲーム開始時にオプションで画質のクオリティを調整できます。画質は「ウルトラ」「高」「中」「低」「最低」から選ぶことができ、自分で細かく調整する「カスタム」も選べます。

スクリーンタイプは「ボーダレスウインドウ」と「ウインドウ」から選べますが、結論からいうと、ボーダレスウインドウがオススメ。画質を高めに設定して動作が鈍くなったとしても、ボーダレスウインドウから得られる没入感は素晴らしいものです。

<画質プリセット>
ウルトラ



最低
カスタム

画質「ウルトラ」でプレイしてみた結果

とりあえずウルトラでプレイをしてみたのですが、レンダリングムービーのとき、かなりカクカクしていました。コマが飛びます。

しかし「許せないほどカクカク」というわけでもなく、ギリギリ我慢できるレベル。そのあたりの感覚はプレイヤーにより違うと思いますが、動きより画質を求める筆者としては、まだ許せるレベルでした。

ウルトラでキャラ操作してプレイしてみると

ウルトラのままプレイしてみたところ、けっこうカクカク。FPSは20~25くらいです。キャラクターに残像が発生し、動きにシビアなプレイヤーにとって我慢できないものでしょう。画質を重視する筆者でも、カクカクっぷりにストレスを感じます。

なにより問題なのは、カクカクっぷりと遅延と映像の乱れで、よくわからない状態になることがあった点。個人的には「ROG Ally X」はウルトラでプレイすべきではないと思います。しかし、ウルトラでもよく頑張って描写している感があるのも事実で、「ROG Ally X」の底力を感じさせます。

オススメの画質レベルは「中」「低」

ウルトラで快適にプレイするのは難しそうです。難なくプレイしてい人は「中」「低」がオススメ。実は「高」でもFPSが28~38ほど出ますし、ウルトラと比べてかなりスムーズに動くのですが、ガチ勢にとって「動きが鈍い」と感じるはず。

「中」「低」でもじゅうぶん画質は保たれますし、美麗ともいえる映像でモンハンワイルズの世界を楽しめると感じました。しかし「最低」にすると、過去のゲーム機で遊んでいる感が出てしまい、ややもったいない気がします。筆者が「ROG Ally X」でモンハンワイルズを遊ぶ場合は「高」、オススメは「中」「低」です。

キャラクター表示は問題ナシ

ちなみに、いまネットで話題になっている、パソコンのスペックが低すぎてキャラのポリゴンが変になる現象は「ROG Ally X」で発生を確認できませんでした。問題なくキャラクター表示できました。


※記事画像は『モンスターハンターワイルズ』(Monster Hunter Wilds)ベータテスト版を引用として撮影

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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