「会うもの全てを笑わせる!Everytime芸人」MC川島明&ケンドーコバヤシに聞く「心と体が重要で“技は二の次”なサバイバル番組」
ルールはひとつ“会うもの全てを笑わせる”だけ。、今をときめく人気芸人たちが賞金総額1,000万円を目指し、24時間笑いをとり続けるという過酷なお笑いサバイバルバラエティ「会うもの全てを笑わせる!Everytime芸人」がDMM TVにて独占配信中です。
挑戦者はとにかく明るい安村、尾形貴弘(パンサー)、斎藤司(トレンディエンジェル)、稲⽥直樹(アインシュタイン)、アタック⻄本(ジェラードン)、国崎和也(ランジャタイ)、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、植⽥紫帆(オダウエダ)の8人。ルールは、「日常生活に紛れこむ8人のターゲットを笑わせなければ即失格!」のみ! 芸人たちの極限状態を見届けよ!
本番組でMCを務めた川島明(麒麟)さんとケンドーコバヤシさんに見どころなどお話を伺いました!
――「「日常生活に紛れこむ8人のターゲットを笑わせる」というシンプルかつ非常に過酷な番組が誕生しました。
ケンドーコバヤシ:僕らがよく出させてもらっている大喜利って、めちゃくちゃ脳みそが疲れるんです。ただ、今回の番組は、脳みというよりもフィジカルに全振り。そういう意味では、サバイバー感がすごいなと思いました。甘いもん食べたくなるっていうよりは「肉、食わせろ」みたいになるんちゃうかなって。
川島明:ブドウ糖だけでは無理ですよね。前半は、小道具とか、ネタを仕込んでいくんですけど、中盤あたりから、もう丸裸で人を笑かそうとするようになるんです。1話から見ていくとストーリーがあって、めちゃくちゃ笑いました。
ケンドーコバヤシ:みんな疲れ切っちゃってテレビに出ていいコンディションじゃない状態でしたね。(オダウエダの)植田、髪の毛ザンバラになっていましたから。
――8人の挑戦者たちのお名前を見るだけで、“強い”ですよね。
ケンドーコバヤシ:昔は俺も川島と大喜利などで戦いましたけど、そういうところには出てこなかったメンツというか。
川島明:そういう意味では、決して本流ではないタイプというか…。なんというか『キン肉マン』でいうところの悪魔超人みたいなメンバーでしたよね。トーク番組に、今回の8人が現れたら「これ誰か一人でいいやん」って言っちゃうようなメンツ。終わってみれば全員、流派が違って良かったですけど。
ケンドーコバヤシ:そうそう!芸風って言うよりも、流派が全員違ったって感じ。よく、この8人をキャスティングしてくれましたね。
――極限状態に追い込まれると、今までに出なかったパワーが出てきたりするものですが、「新たな一面を見たな」と感じた方はいますか?
ケンドーコバヤシ:植田が「この番組を恋愛小説にします…」って言ってたのは、なんやったんやろう?
川島明:あれだけ、1つも頭に入って来なかった(笑)。どういう角度のつもりやったんやろう。まあ、そこまで追い込まれたんだろうな…。あと、個人的にはアタック西本くんが今、流行の笑いをやってくれているんですけど、彼は追い詰められたら衣類に潜り込むんです。それにビックリしました。
ケンドーコバヤシ:あれは大技やったね。あと、ターゲットではなくて、普通に街行く人々と絡むシーンもあるんですけど、意外とナダルが良かったな。思ったより偉そうでもないというか。この企画でナダルに出会った人は、好感度が上がってるんちゃうかなと思います。
川島明:「さすが芸人さんや!」って、帰ってから言ってそうですよね。国ちゃん(ランジャタイ)以外は事務所が一緒なので、結構楽屋が一緒になることもあるんですが、斎藤さん(トレンディエンジェル)なんかは、楽屋のままでしたね。彼はM-1チャンピオンではあるものの、すでにネタは辞めてて、気力だけでステージに立っている状態なんですよ(笑)。平場に才能を溶かした男なので。だからこの番組で頑張っている姿を見られて良かった。 逆に尾形なんかは楽屋で一言もしゃべらないですから。むしろ行方不明になる。
ケンドーコバヤシ:コンプレックスなんでしょうね。「自分なんかがしゃべっても、プロの芸人さんが笑うわけない」みたいな。真面目なんですよ、尾形って。
川島明:スイッチを入れると止まらないですけどね。そういう意味では、街行く人にも自分から行くし、追い抜かすだけで笑い取ろうとしたりしていて、見応えありました。初速がすごくて、出会った方やこの番組を見た方はみんな尾形のファンになるんじゃないかって思いましたね。 そういう意味では、まさに“Everytime芸人”。尾形の単独みたいなところもありました。国ちゃんはほんまに国ちゃんワールドで。
ケンドーコバヤシ:ルールを決めてしまえば、もう国崎のもんですからね。そのルールをぶち壊していくという意味で。あとは、稲(アインシュタイン)の後半が良かった。
川島明:最初、元気なかったですよね。たぶん用意して笑いを取るタイプの芸人でもあるので、番組なんかで強く言っちゃうと「すいませんでした」って楽屋に来ちゃうぐらい、優しい子やし、ピュアな男なんです。そんな稲ちゃんが戦いの中で成長していくのは頼もしいです。
ケンドーコバヤシ:「振って落とす」みたいな人なのに、その手法じゃ、この競技では戦えないと気付いて、戦い方を変えてくるところがめっちゃ良かったですね。
川島明:野生の稲ちゃんに戻って、手がつけられない状態になるところは、この番組ならではの良いところじゃないでしょうか。芸風、荒れちゃうんじゃないか心配ですが(笑)。
――シーズン2があったとして「この芸人合いそう」だなという方はいますか?
ケンドーコバヤシ:いっぱいおるんすけど、24時間起きれる人が少ないですからね。
川島明:そうそう(笑)。
ケンドーコバヤシ:村上ショージさんとかすごいと思うけど、絶対、24時間は無理やし(笑)。
川島明:吉村くん(平成ノブシコブシ)はいけるんちゃうかなと思います。あと不祥事を起こした人の相方とかいいかもしれませんね。「やるしかない!」って挑んでくれそうやし。
ケンドーコバヤシ:もう1回、国崎に来てもらおうか(笑)。あとは、ジャングルポケットのおたけとかもええかな、全然心が折れへん可能性がある。
川島明:それこそ、トレンディエンジェルのたかしとかも「何がつらいんですか?」みたいにケロッと言いそう。 ザコシさん(ハリウッドザコシショウ)とかはどうですか?全身武器でしょ。
ケンドーコバヤシ:確かに向いているかもしれんな。ただ、芸人と飲みに行くみたいなシーンあるじゃないですか。あそこで、お笑い語っちゃうかもしれへん(笑)。熱くなるタイプやから。それこそ田村(麒麟)は?
川島明:あいつは、多分、1人目で脱落すると思います。小道具言うても、バスケットボール4個ぐらい持ってくるだけやと思いますし。人が良いし、探偵業をやっているので(「探偵ナイトスクープ」)、話をゆっくり聞いちゃいそうですもん。
ケンドーコバヤシ:なるほどな〜。あとはケツ(ニッポンの社長の)とか?
川島明:めっちゃいいですね!「金なんかどうでもいいです。芸人やったら当たり前のことやったらいいだけでしょ」って言うて、早めに敗退しそうやな。
ケンドーコバヤシ:見たい!ぜひ今回をシーズン1としていただきたい。それから、国崎が来てくれたわけやから門戸を広げたいね。
川島明:吉本4人、吉本以外の芸人4人くらいの割合でね。本人たちも、多かれ少なかれライバル意識あるやろうから。事務所対抗とかもおもろそうですね。
――お2人が挑戦者になる可能性は…?!
ケンドーコバヤシ:今の年齢だったら、無理かもしれないですね…。それこそ24時間起きていられへんかも。
川島明:ロケだけやったらまだ戦えるかもしれないけどね。ただ尾形、僕より年上でした。
ケンドーコバヤシ:(笑)。心と体があるもんね、尾形は。向いてるんやと思うわ。
川島明:心と体…技なし?
ケンドーコバヤシ:いや、この番組自体が技は二の次なんですよね。3秒で笑いを取ることが大切。秒殺をとにかく続けるっていう。
川島明:たしかに。どんどんコメディアンズハイになっていくのは、この番組だけな気がする。でも僕、コバさんはEverytime芸人だと思いますよ。
ケンドーコバヤシ:30代後半ぐらいまでやったら、めちゃくちゃ出たかったでしょうね。今は移動中のタクシーに乗った瞬間とか寝ちゃうやろうし、お酒を飲みに行ったら、店長の人生について聞きたくなっちゃうし。川島は、今でこそ全て克服しましたけど、かつては友だち作れないし、一般の方にしゃべりかけに行くなんて、絶対無理なタイプやったから。逆に若い頃の方が難しかったかもしれへんね。
川島明:いや、ほんまに。以前、バッファロー吾郎さんのライブに初めて呼ばれて、初めて打ち上げに行った時に、コバさんから「お前めっちゃ打ち上げ楽しんでるな」「仲間とお酒飲むのってこんなに楽しいんやって顔してんな」ってめっちゃ笑われて。恥ずかしすぎて耳が真っ赤になりましたもん(笑)。
ケンドーコバヤシ:あったあった(笑)。そう考えると、川島は本来こういう競技に出なくていい人なんちゃうかなと思っちゃいます。逆に今ならいけそうやけどね。
◆会うもの全てを笑わせる!Everytime芸人
・配信日時:2024年10月30日(水)PM12:00よりDMM TVで独占配信!
※視聴にはDMMプレミアム会員(月額550円/税込)への登録が必要となります
※DMMプレミアム会員への新規登録で初回30日間無料トライアル実施中
視聴URL: https://tv.dmm.com/vod/detail/?season=mba71cb6jjfkxd50jiuxx6j89
・出演者:川島明(麒麟) ケンドーコバヤシ とにかく明るい安村 尾形貴弘(パンサー) 斎藤司(トレンディエンジェル) 稲田直樹(アインシュタイン) アタック西本(ジェラードン) 国崎和也(ランジャタイ) ナダル(コロコロチキチキペッパーズ) 植田紫帆(オダウエダ)
・企画:小松純也
・演出:和田英智
・製作著作:FANY Studio
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