今年もさらに売り上げを伸ばしそうなピーコック魔法瓶の携帯型冷却アイテム「アイスパックシリーズ」

最高気温40℃以上の日は「酷暑日」として定義されるなど、年々暑さを増していく日本の夏。

同時にネッククーラー、冷却スプレー、ハンディファンといった暑さ対策グッズが売り上げを伸ばしています。

ピーコック魔法瓶工業株式会社が販売する氷のう機能を進化させた携帯型冷却アイテム「アイスパックシリーズ」も例外ではなく、「2021年4月〜2026年3月までのシリーズ累計出荷数量が100万本を突破」したということです。

同社商品戦略部 部長の木村剛治さんにヒット商品となった理由や今後の展開予定などを聞いてみました。

ーーなぜ魔法瓶メーカーがアイスパックシリーズの展開に乗り出したのでしょうか?

木村:弊社は時代の変化やコロナ禍を通じて、2020年にそれまでの商品開発方針を改め、消費者ニーズをインサイトでくみ取り、新たに起きているライフスタイルの変化に対応するマーケティング志向の商品開発を行っています。

アイスパックシリーズに関しては「熱中症」という過去にはない変化に自社の技術を応用できないものかと模索していたところ、ゴルフ好きの弊社社長が「ゴルフ場で氷のうを大き目の魔法瓶水筒に入れて冷たさを保っている」という話を聞きつけて開発に至りました。

当初は売れず廃番危機もありましたが、商品としては間違いないとあきらめずに販売を続けていたことでヒットに恵まれ、シリーズ展開まで行えています。

ーーアイスパックシリーズのヒット要因は?

木村:2つの要因が考えられます。

1つ目はクーリングアイテムとしても活躍している「氷のう」の優秀さに着目したこと。そして氷のうを弊社固有の魔法瓶技術と組み合わせることで課題を解決し、プチイノベーションを起こせたことにあると考えています。

すなわち、もともと氷のうが素晴らしいのであって、弊社はそれに既存の価値を加えただけですが、結果的には今までにない画期的なカテゴリであるとご評価いただけたのではないでしょうか。

2つ目はこの商品が一見水筒に見えることで、氷のうだということが伝わりにくかったことが逆に効果的だったのではないかと思います。

2021年に布氷のう+真空断熱ホルダーで開発し、2022年にはシリコーン氷のうタイプも発売しており、すでに今の形は出来上がっていましたが、体感的には全く売れませんでした。

2023年の夏に北海道の主婦の方がSNSに投稿され、紹介されたことで火がつき、在庫切れなどを起こして話題となり、2024年に約10万本、25年は約80万本の売れ行きとなりました。

弊社の広告宣伝費は限られており、この拡散はユーザー同士のクチコミによるところが大きいと考えていますが、「これなんやと思う?」から始まり、相手の「へえー」を引き出せる商品として、どんどん紹介の輪が拡がったことが、ヒットへの一因ではないかと考えます。

テレビをはじめとしたメディアでのご紹介も、「実は・・」といったものが多かったです。

ーー最新のアイスパックシリーズではどういった改善・改良が施されているのでしょうか?

木村:2026年度(今年度)のアイスパックシリーズのポイントは、「携帯性」と「サイズ展開」です。

これまでの「ミニアイスパック」に取り外し可能なストラップを付けたことで、鞄などを持たない身軽なお出かけ時にもさらに手軽に携帯いただけるようになりました。

また、2025年度から取り組んでいましたが、ポケットサイズや保冷時間が伸びるラージサイズなど、シーンに合わせて必要な性能を選んでいただけるラインアップを拡大しています。

今年度はさらに、暑さの中で行われる本格的なスポーツに着目し、特大サイズの布氷のうタイプも追加し、より幅広いニーズに対応できるよう取り組んでいます。

また、7月には、グラデーションカラーの商品を投入予定で、機能だけでなく、「デザイン」でも選んでいただきたいと考えています。

ーーアイスパックシリーズと組み合わせると猛暑や酷暑がしのぎやすくなる暑さ対策グッズはありますか?

木村:ハンディ扇風機は「35℃を超えると熱中症を助長する」などと言われていますが、アイスパックと一緒に使っていただくことでそれを緩和し、より冷たさを感じていただけるのではないかと思います。

また、弊社の祖業である魔法瓶水筒は冷水を持ち運べるので、アイスパックもそうですが、深部体温を下げるのに効果的であると考えます。

ーーアイスパックシリーズで一番の売れ筋商品はどれになりますか?

木村:2025年度までの実績では「ミニアイスパック シリコーン氷のうタイプ(ABB-M15)」が一番売れています。保冷力と携帯性のバランスが評価されていると思われます。

ーー口コミを拝見するとかなりの高評価となっていますが、ユーザーからはどういった声が寄せられていますか?

木村:「よく思いついて開発してくれた」「さすが魔法瓶メーカーの保冷力、次の朝まで冷たさが持続していた」「シリコーン氷のうが凍らせてもちょうど良い冷たさでずっと肌に当てていられる」「ほかの冷却グッズに比べて、冷たさが長持ち」「さりげなく手軽にサッと冷やせる」といった声が届いています。

ーーアイスパックシリーズの新商品が発売される予定は?

木村:7月にグラデーションカラー商品は発売されますが、2027年度にはさらに進化したアイスパックを発売する予定です。

ーーありがとうございました。

【ピーコックのアイスパックシリーズ】30秒Ver.(YouTube)
https://youtu.be/cGeV_iPp3ZQ

アイスパックシリーズ
https://www.the-peacock.co.jp/blogs/feature/pickup21[リンク]

※画像提供:ピーコック魔法瓶工業株式会社

(執筆者: 6PAC)

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